表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
644/756

第44話 出迎えしてくれるのは嬉しいな

 そうしてコンクートで舗装されている道を進んでいると分かれ道が出来ていた。

 更に立て看板と地図もあった。

 立て看板にはご丁寧に『巨人族の住処に行きたい人はこちらの道へ』とか『舗装された道以外を歩きますと、命の保証は致しません』とか色々な事が書かれていた。

「地図まで書かれているとか凄いな」

 どうやって書いたんだ?

「アーエルフ」

「ヤー。マインヘル」

「どうやって、樹海の地図を描いたの?」

「ソレハ、我ラノ種族ノ者でフリューゲルゼーリエヲ飛バシテ、樹海ヲ撮影シテ測量シ最短ルートヲ割リダシ地図ニ書キマシタ」

「ああ、成程ね」

 だったら、これぐらいは出来るな。

 撮影か恐らくカメラも作る事が出来るのだろう。行ったら見せてと頼んでみるか。

 そう思いながら、僕達は地図に書かれている通りの道を進みアイゼンブルート族の住処である『ティーガー(虎・)()シャンツエ()』へと向かった。



 コンクリートで舗装されているので、本当にまっ平らな道を進んでいる。

 こんな道を進むのは前世以来じゃないか?

 そう思っていると、アーエルフが止まりだした。

 ハッチを開けて顔を出すと、アイゼンブルート族の住処である『ティーガー(虎・)()シャンツエ()』が目の前にあった。

 『ティーガー(虎・)()シャンツエ()』の前にはジェネラルゼーリエが勢ぞろいしていた。他にもゼーリエも整然と並んでいた。

「ようこそ。起コしクださいました。リウイ様」

 ええっと、ジェネラルゼーリエのユプスィロンドライだったかな? 

 青い色のジェネラルゼーリエはユプスィロンドライと記憶している。

「やぁ、久しぶり」

 名前を間違えたら嫌なので、とりあえず無難な挨拶をした。

 ハッチを出て改めて『ティーガー(虎・)()シャンツエ()』お見る。

 この世界、剣と魔法の世界だと思っていたら、此処だけSFだよな。

 まぁ『廃都』の近くに動物の形をしたアイゼンブルート族が居ると聞いているので、もしかして『廃墟』の近くにアイゼンブルート族を作った国があったのではと思う。多分。

「どうカしましたカ?」

「何でもないよ。じゃあ、ケニギンの下に行こうか」

「では、ゴ案内致します」

 ユプスィロンドライが手で付いて来る様に合図してくれたので、僕はその後に付いていく。

 

 で、久しぶりにケニギン・アーヌルの下に来て挨拶を交わしていた。

「お元気そうでなによりです。リウイ様」

「そちらも元気そうで何よりです。ケニギンさん」

 久しぶりに会うけど、何処も変わりないな。

 ついでだから、あの道に立っている電波塔みたいな物は何なのか聞いてみようとしたら。

 ・・・・・・何か視線を感じる。

 首を動かして周りを見ると、部屋の隅に何かが居るのが見えた。

 何だ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ