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第16話 開店準備

 二階をどんなに風にするか決めると直ぐに内装の工事に掛かった。

 工事代金は僕じゃなくてユエの商会が持ってくれるそうだ。

 それを聞いた時はラッキーと思うよりも儲けを出さないと大変だなと思った。

 昔から、タダより高い物はないと言われているからな。

 まぁ、儲ければ良いだけだからこれは良いとしよう。

 問題は従業員のシフトだが、ここら辺は各自に休みたい日を事前に行ってもらって、それにプラスして過労にならない程度に休みを追加して行けばいい。

 前の店もそんな感じ運営していたから大丈夫だろう。

 店名も何度も会議をした事で決まった。

 流石に大変だったな。しみじみ思う。

「でも、流石に『リウイ君の店』や『リウイとわたしとその他の者達がする店』とか『シリウス』は駄目だろうな」

 椎名さんとカーミラとフリとゲリの意見は満場一致で却下された。

 シリウスも悪くはないけど、これじゃあ僕の店というよりも彼女たちの部族の店というイメージが着くので却下された。

 先の二人の意見は論外。

 これからこの二人にはこういう意見を聞かない様にしようと思った。

「内装もあと数日で完了するという話しだから、後は宣伝か」

 宣伝は『鳳凰商会』もしてくれるそうだが、それだけでは今一つ足りない。

 此処はもう一つインパクトがある事をして注目を浴びた方が良いな。

「う~ん。何かないかな」

 店の工事状況を外から見ながら考えていた。

「リウイ殿。どうかしましたか?」

 考え事している僕に声を掛けられた。

 声がした方の顔を向けると、其処にはクリストフとジェシーが居た。

「やぁ、クリストフ達こそ。どうして此処に?」

「店の工事が順調に進んでいるかどうかを見に来ました。娘も付き添いで」

「こんにちは」

 ジェシーは僕を見るなり挨拶してきた。

「こんにちは。そっちの開発状況は?」

「はい。既にゴーミマをリウイ殿がいうタイヤ?という物に加工を終えて、直ぐにでも二百台の車の車輪を変える事が出来ます。他の物はまだ改良中ですが、開店までにはロールアウトしますのでご心配なく」

「そう。なら良いんだ。……ああ、そうだ」

 ゴーミマとジェシーを見ていい方法を思いついた。

「クリストフ。直ぐに馬車にタイヤをつける事が出来る?」

「はい。出来ますが」

「よしっ。じゃあ、後はジェシーで良いかな?」

「は、はい。同い年という事でそれで構いません」

「ちょっと手伝ってくれるかな」

 僕は笑顔を浮かべつつ言う。

 この方法なら、宣伝になるからな。後は綺麗どころを用意して。

 服も用意した方が良いか。直ぐに準備しないとな。

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