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アンドロメダ望遠鏡

目覚まし時計をかけなくなったのは

いつの間にか無くなってたからだ

空のウィスキーグラス

水滴よりも埃が目立って

何年も着てないコート

腹が立ってひっ摑んだ


外を仰げば遠い光

あああのアンドロメダまで

何年かかるかな


大きいものから見た僕たちは

いないのと同じだろうけど

僕らから見た大きいものは

いつか手を伸ばす場所

大きいものへ目がけて走って行く

よれよれのコート羽織って

僕らから見た大きいものは

いつかそうなる未来の世界


画面の中しか覗かなくなったのは

他の事が見つからないからだ

空白の日記帳

文字より殴り書きばっかで

しまい込んでいた望遠鏡

三脚も無しに駆け出した


遠い旅に出かけるために

ああピントを合わせたら

どこまで見えるかな


遠い場所から見た僕たちは

ありふれたものなんだろうけど

僕らから見た遠い場所は

いつか知りたい憧れ

遠い場所まで進んで行く

フラフラの望遠鏡で

僕らから見た遠い場所は

いつか辿り着く未来の世界


午後8時の夜空

満面の星

西側の低い場所

アンドロメダ銀河

望遠鏡を伸ばして


大きいものから見た僕たちは

手のひらに収まるほどだろうけど

僕らから見た遠い旅は

いつか届く夢への途中

大きいものを目指す僕たちは

一番速い星の光

遠い場所にいる僕たちは

必ず叶う未来の世界


黄道に希望をなぞったら

いつか目指す未来の銀河

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