模擬戦開始
僕の事を驚異として見ていないのか、それとも師匠の教えで何でも使えという主義を守っているのか、
彼は、先程まで話をしていた格好で既に待っていた。
「・・・そんな装備で私と戦えると思っているのか」
「貴方が何を思ってそう言ってくるのか分からないでもないですが、僕は本気でいきますので油断だけはしないで下さいね」
確かに、必要最低限の防具と木の棒二本だけ持って試合をしましょうと言われたら馬鹿にされていると思うかもしれない。
「先に教えておきます。この木の棒は師匠から貰った物です。普通の木の棒だと思っていたら痛い目に合いますよ?」
「・・・・忠告感謝する」
だから、決して彼の事を馬鹿にしている訳じゃないと言う事をそう伝えた。
彼はその言葉の中に何かを感じたのか不機嫌な表情を作っていた。
「貴方もその剣を抜いても良いんですよ?」
「格下と分かる相手が木の棒で戦いますというのに、こっちが武器など抜けるものか。拳で十分だ。」
多分ノゾムおじさんが作ったであろう剣が彼の腰に下がっていたが、彼は不愉快とばかりに拳を突きつけて来た。
「私は、お師匠様の修行の中で他の英雄様達の教えを請いでいる。君に勝ち目は初めからないぞ」
「それはやってみないと分かりませんよ。あまり油断しすぎると僕が勝っちゃいますよ?」
「・・・貴様」
「あ~はいはい、止めろ、止めろ。まだ合図出してないぞ」
僕の言葉を侮辱と感じたのか彼の声が低くなった時に師匠が現れた。
・・・・鼻血の跡を残したまま
「師匠・・・何してんですか・・・鼻血出てますよ」
「いや、ただ・・・萌えって最強だなぁ~と」
「また、訳の分からない事を・・・」
「お前が頼んだらしてくれるだろうよ。そん時は耐えろよ?マジで意識が飛んでいくからな!?」
「と、取り敢えず分かりました。だから、そんなに興奮しないで下さい!」
此処に来るまでに何があったのか分からないけど、師匠の気持ちがかなり舞い上がっている。
こういう時の師匠は、放っておくのが一番の対処法だ。
「それで、勝敗の条件はなんですか?」
「お~そうだったな。つい此の間、ここでリース達も戦ったしルールも同じで良いだろ。試合形式は一対一の個人戦。どちらかが戦闘不能になったり、俺が無理だと思ったらその時点で終わりだ。勿論、殺すような事をしたらその時点で失格だ。良いな?」
「お師匠様お言葉ですが・・」
「分かってる。お前が言いたのはそれだとこいつの方が不利だと言いたいんだろ?」
「・・・大まかに言えばそうです」
「・・アルトお前はどう思う」
「僕はどんな条件でも受けますよ?勿論、不利な条件だから負けを認めないとは言わないので安心して下さい」
色々な事があったけど、この試合は僕の方から提案したものだ。
だから、試合の条件が不利だからと言って、変える必要も、ましては止める必要もないのだ。
「それに、いつも戦いが有利の時だけとは限りませんからね。」
今回は試合だから良いが、本当の戦闘だったら不利だから戦いません、と言う事はできない。
「どんな状況でも生き残る事ができる。それが師匠が僕に教えてくれた事です。貴方は違うのですか?」
敵に囲まれても、武器がなくても、それでも生き延びる事が出来るようにと師匠は僕を鍛えてくれた。
敵を大量に倒すのではなく、大量の敵から逃げる術を
強敵を一人で倒す術ではなく、足りない実力でどうすれば敵を倒せるのかを考えさせられる。
僕に才能がなかっただけかも知れないけど、師匠が教えてくれた事はしっかりと身についている。
じゃないと、此処までいくらナナシさん達が居るとしても辿り着くことは出来なかった。
「っていうことで、条件は同じにしたいんだが、それだと俺が後で正座させられる事になるから却下だ。だから・・・お前たちミサンガを付けている手を出せ」
師匠がナナシさん達がいる方向を向いて汗を流している。
というか、なんでナナシさん達は檻の中に入っているのだろうか?
「・・・・みんなも・・」
ナナシさん達と一緒にリース達も檻の中にいるのを確認できた。
リース達も僕が見ていることに気付いたのか、こちらに手を振っている。
「懐かしいのも分かるが、早く手を出せ」
「あ、はい。これで良いですか?」
師匠から軽く頭を叩かれて、慌てて師匠から貰ったミサンガが付いた左手を上げた。
「・・・よし、これで良い。二人共手を下げていいぞ」
「師匠?」
「今ので、二人が受けるダメージは全てこのミサンガに集まるようにした。そしてルールは、このミサンガが壊れた方が負けだ。ミサンガの耐久性を100に設定してそれを超えたら壊れる仕組みだ。これだと、ダメージは全てミサンガに集まるし、お互い怪我をしないから良いだろ?・・・良いよな?」
「僕はそれで良いですが・・・一体誰に聞いているのですか・・・」
「色々あるんだよ・・・色々な・・」
チラチラとみんながいる檻を見ているけど、何かあるのかな?
「よしっ!じゃぁそのルールでやるぞ!二人共位置につけ」
「分かりました」
僕と彼は大体三メートルの間を取って向かい合わせになった。
「本気で行きます」
「やれるものならやってみろ。まぁ、無理だと思うがな」
構えもしない彼を見ながら、腰に下げていた二本の木の棒を構える。
「では・・・・・始め!」
僕は全力で彼の元へ飛び込んで行った。
僕の戦い方は所謂二刀流というものらしい。
僕はあまり器用ではないから、初めの頃は自分の持っている武器で自分の手や身体を傷つけてしまうことが多かった。
それでも、師匠は僕に二刀流を勧めた。
理由は
「格好良いから!・・・じゃなくて、単純に器用さを上げたいんだよ。この二刀流もしかり、魔術のコントロールも然り、器用じゃないと上手く使えない。だから、敢えて難しい事を子供の頃からさせてみる。子供はすぐに慣れるからな」
と言っていた。
二つの剣を振り回すのは結構難しく、しっかりと振れるようになったのは旅に出される少し前だった。
旅をしながら、魔物を倒し、人を倒すこともあって、ある程度は戦闘でも使えるようになってきた
・・・と思っていた。
「・・そんなものか」
「・・・くっ!」
木の棒を振り下ろす、振り上げる、横に薙ぐ、タイミングやスピードを変えて襲いかかるが、彼は身体の動きだけで全てを躱してしまう。
「まだまだ!」
「む・・・無詠唱か・・・だが、魔力の流れがバレバレだ」
武器以外にも足元を魔法で崩したりとするが全て余裕を持って躱されてしまう。
「まだまだと言った筈です!」
彼が避けるだあろう場所に向かって蹴りを放つ。
剣の腕も、魔法の操作も彼に敵わないのは初めから分かっていた。
だから、全て躱されるだろうと予測して攻撃を繰り返す。
「なるほど・・・隠せない魔力を誘導に使うか・・・」
それでも、僕の蹴りが当たる完璧なタイミングにも関わらず、僕の足に手を軽く乗せて身体を浮かせて避けてしまう。
「貴方は、猫かなにかですか!」
「これぐらいは、できて当たり前だろ」
「何度練習しても出来ないんですよ!」
と言うよりも、木の枝を跳んで移動したり、空中で身体の向きを変えたり、一つの攻撃に対して時間が止まったかのように思考できたりする人が何人も居てたまるもんですか!
「ハァ・・ハァハァ」
「どうした?もう終わりか?」
僕は全力で攻撃をして疲れているけど、彼は最低限の動きで躱していたから全然疲れている様子はない。
「剣の太刀筋は隙が多い、体術はそこそこだが、魔法に関しては全然ダメ。君はお師匠様の所で一体何を学んでいたんだ?」
「・・ハァハァハァ・・・生き残る事ですかね・・」
「なら、君はそれすらも守れない。何故なら今から一方的に殺られてしまうのだから」
「ッ!」
彼が急に消えたと思ったら、お腹に物凄い衝撃が走った。
あまりの勢いに身体が吹き飛び、ゴロゴロと地面を転がってしまう。
「・・・なる程、ミサンガがダメージを肩代わりするとしても少し時間がズレるのか」
余裕の現れなのかゆっくりと歩きながら、彼は師匠が変えたミサンガの仕組みについて考えていた。
でも、確かに彼の言うとおりで、多分殴られた?瞬間の痛みはミサンガが肩代わりできていなかった。それに、衝撃までは干渉しないのか身体が吹き飛んでしまった。
「ま、まだ試合は終わっていませんよ」
「いや、もう終わりだ」
ミサンガが肩代わり出来なかった痛みで、足がガクガクするが何とか立つことができた。
でも、その時には彼はもう僕の目の前にいて拳を振り下ろしていた。
「・・・っ!」
「ん?確かに、唯の木の棒ではなさそうだな」
「解析する余裕があるのですか!」
振り下ろされた拳を何とか木の棒で防ぐ事ができ、そのまま横に薙ぎ払う。
「確かに・・・後でお師匠様に聞いておこう」
その攻撃も、彼は半歩下がるだけで躱してしまい、そのまままっすぐ拳を放ってきた。
最後の一撃。
タイミングも速度も完璧で僕は避ける事が出来ない。
「・・・っと」
「・・・・・」
そんな完璧の攻撃を彼はピタリと止めた。
止まる筈のない攻撃を
攻撃の最中に
何かを察して
止めて見せた。
「そんな顔をしていると、何かありますと言っているようなものだぞ」
彼はやはり師匠達と同じ特別な人であった。
師匠達みたいな特別な人達は戦闘に関して、思考能力が飛躍的にあがる。
僕であれば、隙がある→打ち込む→攻撃成功か失敗。これが基本となる。そして、隙を作る事とその隙を逃さず打ち込む事がとても重要となるのだが
彼らであれば、隙がある→打ち込む→行動中に思考若しくは情報収集→攻撃が成功しそうならそのまま、失敗しそうなら別の攻撃をという行動が可能となるのだ
さっきの彼の言葉を借りるのであれば、
僕が体勢も崩して、隙だらけで、避ける事も出来ないと分かって最後の一撃を打ってる最中に、僕の顔の表情まで読んで攻撃を止めるなんて普通の人にはできないのだ。
「ははは!・・分かっていました・・・・分かっていましたよ。貴方が特別な人なんだという事は・・・」
「・・・なんだ?」
急に笑いだした僕を警戒してか彼は後ろに下がった。
「僕には才能がない。それは分かっていました。だから・・・・・だから、僕は師匠に捨てられたと思いました」
僕の周りには才能がある人が多くいた。
師匠やリース、彼は勿論
ナナシさんやミンク、ヴォルですら才能がある。
「貴方はずっと僕の事を認めないと言っていますが理由は何ですか?才能がない?そんな事は昔から知っているんですよ!あなたは師匠達と同じで特別な人だ。そのあなたが僕の実力を測れない筈がないでしょ!あなたはただ嫉妬していただけだ!自分が知らない内に、唯一だと思っていた周りの人が別の所に意識を向けている。それが気に入らないだけだ!・・・・僕と同じようにね」
「それは・・・貴様に何が分かる!」
「あんたこそ何が分かると言うんだ!二年前、師匠に「お前は俺の弟子だと言っているが、俺も俺の家族も皆誰もそう思っていないんだぞ?」と言われた時の気持ちが分かるというのか!そして、その翌日にはみんないなくなった時の気持ちを・・・・分かるというのか・・・」
あの時は、絶望する事を抑える事で精一杯だった。
無理やり身体を動かし、厄介事にも自分から突っ込んで行き、考える暇を与えないようにしてきた。
考えてしまったら・・・・
師匠の言葉を思い出してしまったら・・・・
才能のない自分を師匠達が捨てたと思ってしまわないように・・・
試練中という事はその僅かな糸がまだ切れていない証拠だからと言い聞かせてきたのだ。
「そんな中、やっと辿り着いたら居場所がない事が分かった時の気持ちを貴方は分かるというのですか・・・」
「・・・・・」
「ジルやノア、師匠と会って捨てられた訳じゃないことは理解できましたけどまだ不安があります。いつ、才能のない自分が捨てられてしまうのか。才能がある貴方が傍にいるなら、僕は必要とされないんじゃないかと・・・そう思ってしまいます」
師匠の弟子という立場にぶら下がっていた自分。
師匠達や周りの人達の認識がなければ、その立場からいなくなってしまう自分。
だから
「だから、僕は貴方と戦う事にしたのです。貴方に認めて貰う為ではありません。師匠達に認めて貰う為でもありません。僕が、僕自身が胸を張って師匠の弟子であるという事を名乗れるように、師匠がそれでも弟子の立場を名乗るのを許さなくても、僕が自分の意思で此処にいたいと示す為に・・・だから僕は戦う事にしたのですよ。師匠が周りが認めた、弟子を名乗る事ができる貴方とです。」
僕は一瞬で倒されてしまっても良いと思っていた。
勿論、勝つつもりで挑んだが、それだけの実力差があったのだ。
それでも、負けてしまってもそれを受け入れる気持ちでいたのだ。
今の彼と僕の実力差。
この差を、今後どう縮めて行けば良いのか?
そうい事の指標にしようとも思っていた。
だけど
「だけど、貴方は真剣に剣を交えてくれませんでした。そんなもんか?貴方は僕に言いましたけど、僕も貴方に聞きたい。そんなものですか?貴方が戦う理由はそのようなものだけなのですか?・・・・だとしたら、貴方こそ覚悟が足りません。師匠の弟子としての覚悟以前に、相手と試合(死合)する戦人としての覚悟が足りません。・・・・それで良い訳ないだろ!貴方は自分で師匠の弟子を名乗っているんだ!看板を背負っているんだぞ!」
彼が試合中に僕の事を見下していく一方で、僕も彼の事が今まで以上に嫌いになってしまった。
こんな試合なら、負けても勝っても得るものなんて一つもない。
「・・・・貴様に何が分かる」
「・・・何も分かる訳がないじゃないですか。貴方と僕は違う方向を向いているのに」
「貴様に何が分かると聞いているんだ!貴族として産まれ、環境に恵まれ、貴様の言う才能にまで恵まれた。そんな俺を待っていたのは、人の中の孤独だった。貴様が言う特別な人であった為に、人な中にいてすら孤独だったのだ!お師匠様達と俺は同じだ。いや、俺より高みにいる。だから、俺がそこにいても大丈夫なんだ。お師匠様達と俺は特別な人。それで良かったんだよ。だけど、貴様がこの中に入ってくれば特別じゃなくなる。特別じゃない奴が入ってくるな!」
それが、彼の理由。
ジルやノアを取られたなど、下賎な気持ちでなかった事に少しほっとした。
「なら、示せば良い。相手の粗を探すより、自分の方が相応しいと示せば良かったんだ。相手を貶すんじゃなく、自分を高めろ。師匠がいつか言っていた言葉です」
「その言葉は聞いたことがなかった」
「多分、師匠自身も忘れていると思いますよ。師匠の言葉は刹那的ですから」
「それは理解している」
彼は一息深呼吸をして、腰に下げている剣を抜いた。
「・・・ここからは、本気でいく」
「望む所です。僕に見せて下さい。師匠が認めた弟子の力を」
人並みとはいえ、少しだけど僕も魔力の流れを感じる事ができる。
だけど、彼の魔力が高まったという事は分かるが、どう魔力を操作しているのかが感じられない。
相手に気付かれずに、魔法を使う技術。これも高等技術だ。
「でも、僕だってただ負ける訳にはいかないのですよ!」
両手に握っていた木の棒に魔力を流し込む。
それと同時に
「・・・・・魔力圧縮式”補弾”・・・開始」
ありったけの魔力を体外で圧縮し始める。
僕の魔力の圧縮結晶は、赤色で一つ。
彼も補弾を作り、青色で四つ。
補弾の数は、師匠が六つが限界だと言っていた。
彼はそれに匹敵する程の力があるということだ。
「・・・・・シッ!」
今度も、自分から先に向かっていく。
「うぉぉぉぉ!」
右の武器を振り下ろす。
彼は今度は躱す事はせずに、剣を振り上げた
ギャッン!
木の棒と鉄の剣がぶつかった音じゃない音が鳴った。
師匠から貰った木の棒は、魔力を非常に通しやすく魔力操作が苦手な僕でも使えることができた。しかも、魔力を通せば通すほど強度が徐々に上がり、二年間使い続けていたら魔物の突進を耐えられるようになった。
しかし、いくら物が特別でも使っている者が平凡であれば
「しまっ!」
右手に持っていた木の棒が手から離れてしまった。
左手の方を切り上げの状態で振っていたが、それも彼の返す剣で飛ばされてしまった。
でも、此処までは僕も考えていた。
「まだだ!」
「終わりだ。最後に俺の最高の攻撃をしてやる。よく見ておけ!これが俺の全力だ!」
彼の周りにあった補弾が全て彼の魔力に溶け込んだ。
魔力感知ができなから何がどうなっているのかが分からないけど、物凄い魔力を感じる事ができる
「いや、僕の方が速かった」
「なに!」
僕は彼に飛び込む時に、補弾の魔力制御を放棄していた。
正確には、制御を放棄して敢えて暴走させたのだ。
彼が剣を抜いた事で接近戦であること
彼に接近戦で勝てないことを踏まえて準備したのだ。
補弾は魔力を一箇所に集めて圧縮させる魔法だ。
集めるだけなら、失敗しても魔力が霧散されるだけなのだが、
圧縮までさせた後に制御を怠ると、圧縮した分だけ爆発するのだ
ドォォン!
体勢を崩している僕と剣を振り下ろそうとしている彼との間で、魔力の塊が爆発した。
おまけ
「あれ?補弾ってあんなだっけ?」
「・・・俺が教えた奴じゃないな」
「補弾って確か精霊魔法を応用した物で、外部の魔力を補助魔力として使う奴だったよな?」
「そうだ。だが、アルトの場合自分の体内の魔力を使っていやがる」
「そうなると、どうなるんだ?」
「外部の魔力を感じる必要がないから操作は楽だな。でも、それをしてしまったら魔力が底をついてしまう。そうなると・・・」
「なると?」
「反動を抑えきれない。具体的に言うと、地面にしっかりと踏ん張れていない状態でロケットランチャーをぶっ飛ばすようなものかな」
「反動で吹き飛ぶじゃねぇか!」
「しかも」
「しかも?」
「それを暴走させやがった!」
「おいコラ!早く止めろ!」
「無理だ!既に暴走状態の魔法を制御しなおすって俺じゃ無理だ!」
「あのままじゃ、アルトどころかケントのやつまで危ないぞ!」
「分かってるよ、コンチクショウ!望は観客席のあいつらを暴風から守れ!」
「誠はどうする!」
「俺は・・・・・逃げる!」
「いや、どうにかしろよっ!」
「あ~もう!勝負は引き分け!ほら解除!自分たちのご主人様ぐらい守れよ!そして俺は逃げる!」
「だから何処に行くんだよ!」
「どこか遠くない所へ」
「遠くないんかい!」
「嫁さん達と離れるのはちょっと・・・」
「良いから、お前もこっちに来い!封縛の鎖!」
「あ、てめぇ!神封じの鎖を!」
「俺に全部押し付けるな!」
「さては、言い逃れするつもりだな!」
「それはお前だろうが!」
「・・・・てh」
「言わせねぇからな!お前がしても気持ち悪だけだからな!」
「と言いながらも、時間は過ぎているもので・・・」
ドォォォン!
「冷静にカウントしてるんじゃない~~~~」
「まさかの爆発オチとは・・・・ワロタww」
ストックが切れましたので、更新が不定期になります。
出来るだけ、毎日更新出来るように頑張ります。




