表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Oh! My Honey!  作者: 高里奏
1/5

待ち伏せHoney

 愛しのハニーを今日も待伏せ。

 今日は遅いな。ま、まさか! ハニーに何か! そりゃ一大事だぜ!

 と思ったら、来た来た、今日はfriendと一緒だぜ! 今日もcuteだぜ、ハニー!

 ハニーに向かって大きく手を振る。って無視? そりゃないぜ、ハニー!


「Wait! そりゃないぜハニー! せめて一言くらい口を利いてくれよ!」

 そう叫ぶとようやく一言返してくれた。

「リカルド、毎日しつこい! よく飽きないわね。呆れを通り越してここまで来たら感動を覚えるわ」

 Oh! ハニーが俺の名を呼んでくれたぜ!

「Oh,マイハニー! I lave you!」

 俺のハートはいつでもハニーのものだぜ!

「……朋ちゃん、この妙な外国人は無視して早く映画行こう! 警察呼ぼうか、警察!」

「え? いいの? あんな一生懸命なのに…」

「いいの!」

「そりゃないぜ、ハニー!」

 今日も俺は振られたのか?

 明日も頑張るぜ!

 キミが振り向くその日まで!



 マイハニー! COOLなところも愛してるぜ!


 だけど……。


 もう少しくらい構ってくれよ!

 愛しのハニーの側に居たくてわざわざ日本に残ってるんだぜ?

 外国語講師も楽じゃないぜ! それでもキミに会う為に頑張ってるのに……。


「もうっ! あの不審者どうにかならないかしら? 大体なんでイタリア人が英語混ざりの変な日本語使うのよ!」

「あれ? アメリカ人じゃなかったんだ?」

「え? だってリカルドってイタリアの名前だよ? お祖父ちゃんと一緒だし…」

「へぇ、優梨のお祖父ちゃん、イタリア人なんだ。あっ! だからその髪か…」


 ハニー達の会話がきこえる距離にいるけど、ひたすら俺を無視するハニー……。


 そんなところまで愛してるぜ!マイハニー!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ