第37話 ロッド・ホルダーの正体
前回のあらすじ
世界と戦うことになるかもしれないと言う知らせを聞いたれん軍団達。仲間は減ったが無事協力することができたれん軍団達はー!?
激戦を繰り広げていたれんVS牧人
じいさんの頑張りもありなんとか牧人を窮地に追い込んだれん
だがれんはお互いの目標をもう一度確認し仲間になることを決めた
一方、じいさんは戦死しておりー!?
特級戦争開幕1日前
「俺等が今危険視すべきなのは、移民問題でもなく米騒動でもなく、未知なウイルスを警戒することでもない」
「俺たちが危険視すべきなのは"これからの未来"だ」
飯島、桐生が棺桶から解放されたことにより、全世界の大統領が緊急で集まり会議を開いていた
だが日本は何故か"あの方"が出席していた
いや。"総理大臣に化けたあの方が"
「何を偉く語っているんだ!だいたい、君のとこの人間が起こしたことだろう!!!」
イギリスの大統領が席を立ち怒りをあらわにしながら言った
「それは話したはずだろ?老害。たしかにその騒ぎを起こしたのは俺等のもとで生まれた馬鹿共だ。だが、それは終わってからでも良かろう。差別なり迫害でも好きにすればいい。とにかく今は時間がないんだ」
「怒る理由も分かりますがここは日本の言うとおりです。核よりも強いとされている特級2人が一般人の男の手に渡ったのです。いつ戦争を起こすか…」
イギリスの大統領は悔しそうに歯ぎしりをしながら座った
「お前らがどうでたっていい。尻尾巻いて逃げるもよし。違う惑星に移住する準備を始めるのも良し。戦争に参加しない国は帰ってもらっても構わない」
「"世界は滅ぶ"がな」
あの方がそう言うとザワついていた空気は消えてしまい、殺伐とした空気が流れていた
「どうせ日本とアメリカに賛同しないと、後ろにいる"傑物ちんこ"…?と言う奴に殺されるんだろう?」
インドの大統領が言うと後ろに立っていた傑物たちが性器を露出した
「きさま…何が協力だ……」
「"殺すきじゃないか"」
「おいおい。勘違いをするなよお前ら。俺は殺したりなんかしない。"協力してくれれば"な」
「それに、悪い提案じゃないはずだ。どうせこのまま飯島達を放置してると遅かれ早かれ世界は崩壊する。それならば、俺等でその元凶を殺すしかない」
「世界が生き残る唯一の策なんだよ」
ロシアの大統領はアメリカを見た
(トップのアメリカも今では日本の傘下…これは"詰み"じゃな)
「ワシは、日本に賛成する!」
静まり返っていた空気をひっくり返すようにロシアの大統領が言った
「ちょっと待ってください…!本当に良いんですか!?今の日本は危険です…いつか裏切られるかもしれないんですよ!そんなところに世界の運命を委ねるなんて、あまりにも危険すぎますよ」
「・・・そうするしかないんじゃ。このまま、死ぬ声を聞きながらあの世に行くよりはまだマシじゃ。もしかしたら世界を救ってくれる日本に賭ける他ありまい」
そういうとフランスの大統領も立って言った
「ロシアの言うとおりです。もう我々は日本に物資を提供し出来る限りサポートするしかないのです。これ以上被害を拡大しないために」
するとほかの国々も立ち上がった
話し合いに参加していた国は全て、"日本に賭ける"と言った
「よろしく頼むぜ。"英雄たち"」
「久しぶりだな。龍太郎」
「ん?あぁ。れんさんに言ったんじゃないっすよ」
「"お兄ちゃん"に言ったんですよ」
そう言いながら、龍太郎は俺の前にいた牧人を指さした
「龍太郎……龍太郎!!!!!」
すると牧人は我慢できずに龍太郎のもとへと走っていき、抱きついた
龍太郎も「会いたかった」と言いながら少し涙を流していた
(分かっていた………龍太郎が俺のことを許してくれるわけがない。きっと龍太郎にとって今必要なのは"偽家族"だと。分かっていた。分かっていたのに俺は…)
「"なんで許されたと思ってたんだ"」
そして龍太郎は言った
「兄さん。なんでれんと一緒に居るの?」
「あぁ…"ロッドホルダー''を見つけるまで手を組むって決めてたんだ。だから……その…ころさなー」
「じゃあ殺していいですね」
「・・・え?」
「兄さんがこんな危険を冒してまで俺を助けに来てくれたのは嬉しいよ。でも、もう"分かったんだ"」
「"ロッド・ホルダー"の正体が」
「なっ……」
「だから。もうれんさんは殺していいよね」
そう言いながら戦意喪失していたれんに近づき、持っていたナイフをれんの首に当てた
「ごめんなさい。れんさん。俺は…れんさんを許せなかった。」
「れんさんだけが悪くないのも知っています。元凶は"父さん"だって。でも、父さんを殺すのは俺です。あなたは、休んでいてください」
すると黙っていたれんが消えそうな声で言った
「・・・死んだよ………父さんは。」
「俺が……"殺したよ"」
「・・・そう…ですか。」
少しの沈黙が流れて龍太郎は悲しそうに言った
「・・・れんさん…あなたは…"何にも辿り着けなかったんですね"」
「可哀想ですが殺すしかないんです」
すると龍太郎は泣きながら言った
「今までありがとう。れんさん」
龍太郎はれんの首をめがけナイフを振りかざそうとした瞬間、龍太郎の後ろで誰かが言った
「殺すな!!!!!!!!!!!!」
「・・・来ましたか」
「"ロッド・ホルダー"」
れんはロッド・ホルダーの正体を見た時驚きのあまり腰を抜かした
「なんで……………なん………で」
「いいや。ロッド・ホルダーじゃないか。」
「・・・あなたは」
あの日は異常に暑かった
どの県も最高気温を余裕で更新し、温暖化のスピードは凄まじいものだった
「ねーおじいちゃーん。遊ぼうよー」
「あぁ。少し待っててくれないか。おじいちゃん今から車の修理をしなくちゃいけないんだ」
「えー…じゃあ僕も手伝うよ!」
「おじいちゃん。これはなんて言う車なの?」
「これかい?これは"レクシス社"の大昔に作られた車なんだ。ワシぐらいしかもう直せる者は居ないじゃろうなぁ」
ワシは自信満々に話すと"孫"は興味津々で聞いていた
「へぇー。おじいちゃん凄いんだね!」
「まぁな。お前も将来はワシの弟子になって働いてくれよ」
「もちろん!!!」
本当に可愛い孫じゃった
"ここに来る前"の話も聞いていたからか余計に愛情が湧き、この子は幸せにしてあげなければ。と感じた
「お前"ロッド・ホルダー"か」
いつも通り仕事をしていると、そこには黒いズボンに黒いパーカーを着た筋肉質で高身長な男が立っていた
「"ロッド・ホルダー"…その名も懐かしいのぉ」
「お前が芸能活動をしていた時の名前だろう」
「あぁ。そうじゃ。それで?なんのよおじゃ」
そして男は言った
「"俺に協力しろ"」
「・・・仕事内容によるのぉ」
「お前の孫だ。そいつをよこせ。それだけだ」
男は素人でもわかる殺気を放っており、ただものではないとすぐに感じることができた
「断る。と言ったら?」
「殺す」
「じゃあ。」
「"断る"」
すると男はスマホを取り出し、ワシに向けた
「お前が持っている性癖も。今の時代の特級の技も俺は」
「"全て持っている"」
「ほーーう……あんたもしかして」
「あんたみたいなジジイでも知ってんのか。光栄なこった」
「催眠術式。スマホ」
すると男が片手で持っていたスマホから大きな光が出てきた
「くっー」
じいさんは腕で目を守った
「惜しいな。精子発射」
男の出した精子はじいさんの袖にかかった
ベチャッ
「腕をどけろ」
「ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙………!!!」
じいさんは力を思いっきり入れ、腕で目を隠すようにしていたがその腕は後ろで手を組んだ
「目を開けろ」
「やめ゙ろ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙………!!!」
目を思いっきり閉じてみても、やはり男の命令に背くことは出来ずに"開けてしまった"
「ワシは奴隷…ワシは………」
(やめろ…………やめてくれ…………)
「ワシは………」
(やめろ゙ぉ゙………!!!)
「"奴隷じゃ"」
「"じいさん"」
龍太郎がじいさんの方向を向きながら言った
「今の……記憶は……………」
「見えたか。れん。あれは"ワシの記憶"じゃ」
「え…」
「ワシの過去を性癖展開の妄想で見せたんじゃ」
「じゃあ………じゃあ俺は………」
「あぁ。」
「"ワシの孫"じゃ」
れんはこの瞬間血の気が引いた
今まで話していたのは自分のおじいちゃんだった
「だから……だから」
(じいさんと呼んでくれ)
「俺にじいさんと……呼ばせた………のか」
「・・・孫に…孫にもう一度呼んで欲しかったんじゃ。似たような言葉で良かったから。"じいちゃん"と」
「……じゃあ…じゃああれも"死んだふり"だったのか…?」
「そうじゃ。ワシが"ロッド・ホルダー"とれんに悟られぬようにな」
「でも……でもじいちゃんは、操られてるんだろ…?」
「れんさん。"敵"に感情移入しないでください」
「・・・え?」
「だいたい。性癖展開の妄想は、本当の出来事を見せて、大量の情報を送り脳がショートしている。つまり棒立ちしているところを不意打ちするための技です。ですが。1級近くになると本当にあった出来事ではなく、"嘘の出来事"も流すこともできます。これを使い相手の情を誘うのです」
「でも……操られてたら"誰か"が操りに来た映像なんて見せるか…?」
「そう思わせるのが罠なんです。セレビィもそう言っていますよ」
するとセレビィは嬉しそうな笑顔を画面の中央に映し出していた
「好きに思ってもらって構わん。ワシはお主を殺すだけじゃ。龍太郎」
すると龍太郎は睨見つけるようにその男を見た
「お主、"あの方を裏切った"じゃろ」
「・・・それがなんですか」
「理由は知らんが、抜けたお主をほっとくわけにもいかなくてのぉ。"次期あの方"だった逸材を殺すのはもったいない気もするが…しょうがないのお」
そう言うとじいさんは性器を露出した
「れんさん。ロッド・ホルダーを探すまでと言いましたが、仲間になってください。ただし。ロッド・ホルダーを"殺すまで"です」
「それか、今"殺される"か」
「俺は………俺は………」
いつかワシの弟子になって働くんじゃぞ
龍太郎……龍太郎……!!!!!
「・・・どっちにも…つけねぇよ………」
れんは泣きながら言った
「そうですか。なら、"今死んでください"」
そう言い片手で持っていたナイフをもう一度思いっきり握り、後ろを向いた
「兄さん!俺はれんさんを殺します。だから、ロッド・ホルダーを頼みました」
「そういうことだから、決着をつけるっすか」
「ロッド・ホルダー!!!!!!!!」
現在 1級
本当に遅れてすみませんでした。
今現実の方で結構忙しくて更新が遅れてしまいました
ですが一段落ついたのでこれからばんばん更新していきます!
それと、自分で言うのも恥ずかしいのですが実はここ伏線があったのです!やっと伏線回収出来ました
ヒントは傑物戦争にあるので探してみてください!
次回予告
牧人はロッド・ホルダーを殺すために前線で攻撃をしかけるがー!?
ロッド・ホルダーは"ある力"を隠しておりー!?
一体誰が特級になるのか
その先にある答えとは
「君に会えてよかった」
次回予定更新日
3月11日




