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特級ちんこ  作者: あいち
        ー特級戦争編ー
35/37

第35話 寛容のパラドックス

前回のあらすじ

身体の限界を迎えたれん

そこでじいさんは牧人に応戦するがー!?

遂に判明した牧人の過去

じいさんは今何を思うのかー


特級ちんこ語録


性癖・・・生まれながらに誰もが持っているもので完全にランダムになっている

基本的に一つである

だが稀に何個も性癖を持って生まれてくるものもいる

「にん……しん……?」


「オレっちの技っすよ。あの誰かさんの過去を見たっすよね?その男の子が中だしして子供が出来ちゃったんすよ」


「この年で妊娠するとはのぉ。思ってもみなかったわい」



じいさんの腹はどんどん膨れ上がっていき、次第に妊娠10週目のお腹にまで膨れ上がっていた

その時間はなんと1分で10週目にまでなっていた


「赤ちゃんが産まれるのって…何週目からかご存知っすか?」


「知らないのぉ。ワシは男じゃからの」


「・・・正解は約39周目っす。つまりじいさんの腹は残り3分で完全に駄目になります」


「・・・なにを言いたいんじゃ」


「男に…赤ちゃんが産めると思いますか?」


「そうか………」


「気づいたみたい…すね」


「まさか……あんた」


「あ。バレたっすかぁ?オレっちもいちょう1級なんでぇ」


すると痛々しい牧人の身体は何故か再生されていきボロボロだった牧人は既に元通りになっていた


「じいちゃーん。余裕こいちゃダメっすよ。こっちは龍太郎を取りに本気で来たんですから」


「やりおるのぉ。じゃがワシがそれほど甘く見られてるとはのぉ」


「もしかして…その状態で戦うんすか?オレっちは大歓迎ですけど、お腹の子もじいさんも。死にますよ」


「あんたは赤子を殺せるほど腐っておるのか?」


「いいえ?オレっちには殺せないっすね〜」


「でも。もし自分の生死に関係するなら殺しますけどね」


「そうかい。あんたも"同じ"でよかった」


「・・・まじすかぁ?」


するとじいさんは自分の腹をナイフで刺し腹の中を抉りはじめた


グチュグチュグチュ!!!!!


「ぐっ………!!!!!」


腹の中からは血が海のように外に流れ出ており見るに堪えない光景だった


「ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙………!!!!!」


するとじいさんは赤子の頭をつかみ腹の中から引き抜いた


ブチブチブチブチブチブチブチブチブチ!!!!!!!!!!


「・・・そうか」


「ワシ……にはぁ………治癒能力があるものでな」


そういうとじいさんは臓器が見えている腹を手で覆った


「させないっすよ!!!!!」


牧人は精一杯足に力を入れ地面を蹴ると猛スピードでじいさんの腹をめがけて走った


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


眩しい緑の光と共に白色の光も見えた


砂埃が舞いお互いが何をしているのか見えなかった


「なんとかセーフ…でいいんじゃろうな」


砂埃が消えるとじいさんの腹は縫ったような跡があった


牧人は絶頂したのかぜぇぜぇ言いながらじいさんの左手に拳を当てていた


きっとギリギリのところで防がれたのだろう


「じいさんみたいな…老人。大嫌いっす!」


「奇遇じゃのぉ。ワシもあんたみたいな顔がいいだけの若者は」


「大嫌いじゃ」













最近沢山夢を見る


特に多いのは


誰かが悪いことを企んでいる夢だ


でもその人はなぜか自分でしようとしないんだ


誰かの名前を呼んでいて


お前が必要だ


と叫んでいる


一体何をしようとしているんだろう


分からない。分からないけど


俺がしないといけないとわかる気がする










「あ……ぁぁ…?」


れんは目を覚ますとそこには戦っているじいさんと牧人がいた


「じいさ…」


れんが立とうとすると腰が抜けてしまい尻もちをついてしまった


「だめだ…俺が行かなきゃ…俺の」


「"戦争"なんだから」










「じいさぁぁぁん!!!!!なんでそんなに動けるんすかぁ!?」


牧人は無数に振りかかる打撃や足技を避けながら言った


「ワシの攻撃を避け続けるとは…お主もやるのぉ」


「じゃが…避けるだけじゃ何もできないぞい?」


するとじいさんの攻撃はピタッと止んだ


牧人は少し後退りした


「・・・なぜ攻撃やめたんすか?」


「ワシも人生の先輩じゃからなぁ。一つだけ教えてやろう」


「・・・時には後ろをみることも大事じゃぞい?」


「まさ………か」


牧人が後ろを向いた時にはもう遅かった


そこには性欲を高めていた男が立っていた


「先に逝ってろ。龍太郎のストーカーが」


「や、やめーー」


「"性癖展開"」


「"NTR"」


すると黒いドームが現れた


「・・・あんたは結局何だったんだ?」


「なんで龍太郎の名を知っていた」


「なんで龍太郎を探していたんだ」


少しの沈黙が流れたあと牧人は言った


「"家族だから"っす」


「・・・・・は?」


「オレっちの大事な。家族だからっす」


俺は混乱した


龍太郎は俺の弟なはずだった


実際記憶にもある


コイツは一体何を…?


「何言ってんだよ…俺は…俺が本当のー」


「分かってますよ!!!!!!!!!!」


れんの話を遮るように牧人は声を荒げて言った


「オレっちだって……わかってます」


「本当は"偽物の家族"なんだって!」


「血がつながっていない。ただの……"他人"なんだって……」


「でも………でもたしかに龍太郎は!!!!!」


「オレっちを助けてくれました……」











「牧人。頑張れよ」


「・・・ありがとう…ございました」


あのレイプ殺人事件から6年が立った


俺はあれから児童自立支援施設に入れられた


児童自立支援施設はクソほど面白くなかった


大人の真面目な話を受けたり罪の深さを知れなどといい加減なことばかりを言っていた


そして俺は18歳になったから出ることができた


6年ぶりに自由になった俺は鼻から息を吸い酸素を全身に送りつけた


とても美味しくこれからの未来が明るく見えた


「取り敢えず職に就かないとな」






俺は職に就くことができた


だが長持ちすることはなかった


地元で働いているということもあり、俺の過去が明るみになるのはそう遅くなかった


「きみぃ。過去に事件起こしたんでしょ…?ごめんだけど…怖いからやめてもらってもいいかな…」


「あぁ。そうですか。すみません」








「君。牧人君でしょ。ダメダメ。うちの従業員に何かされたらたまったもんじゃないよ!あっちいって!汚らわしい」


「採用なんかするわけないっぺや!あんたみたいな頭がおかしか人ば採用したらどがんなるかわからんわ!」


「ごめんね。うちも人は少ないんだけど犯罪者を雇うのはちょっと…ねぇ」


毎日のように会社に履歴書を送ったり面接をしたりした


だが全部過去の犯罪のせいで断られ、ついに受けるところがなくなってしまった


「クソっ!!!!!!なんでだよぉ……なんで………なんで"今"を見てくれないんだよ……くそ………クソクソクソクソクソ!!!!!!!!!!」


片手に盗んだビールを飲みながら暗い路地で座りながら発狂していた


「これじゃまた同じじゃねぇか……もう…刑務所で食っていったほうがマシなのかな……」


「そうかもしれませんね」


「うわっっっ!!!!!」


急に座っている俺の横に男が現れた


「だ、だれだよ…!!!」


「龍太郎って言います。僕あなたを助けに来たんです」


「助けに…?」


「はい。僕も昔は大変でしたから」


「・・・どうせ無理だよ。俺は救えない人間なんだ。ありがたいけど気持ちだけ受け取っておくよ」


「じゃあどうするんですか?」


「んー。どっかの寛容で優しい社長さんに助けを求めるかな」


「・・・寛容な人なんて居ないですよ」


「え?」


「寛容な人なんてこの世に一人も居ないんです」


「いや…なんで言い切れるんだよ」


「"寛容のパラドックス"です」


「かんようのぱらどっくす……?」


俺が繰り返し言うと待ってましたと言わんばかりの顔で説明し始めた


「ある国に寛容な人ばかりが住んでいる国がありました。そこは寛容な人だらけなので皆さんいい人たちでした。ですが、寛容な人たちは優しいので"不寛容"な人も入れてしまいました。ですが不寛容の人が来ると住民を追い出し不寛容の人の街になりました。じゃあこれを防ぐにはどうすればよいと思いますか?」


「そりゃ…不寛容の人を排除する。だろ」


「でもそうしたら矛盾が生じるのです」


「もし寛容な人たちが不寛容の人を排除したら、それは"寛容な人"と呼べるのでしょうか」


「たし………かに」


「では逆にそのまま受け入れると不寛容の人たちに乗っ取られてしまう訳です」


「つまり。寛容な人なんてこの世に居ないのです。どんな人でも邪魔者は排除する。そうしないと秩序が保てないから」


「だからあなたの待っている社長さんはきっと現れませんよ」


「じゃあ…俺はどうすればいいんだよ」


「俺に付いてきてください」


「は…?」


「私は"唯一寛容な人間''です」


「私の国が不寛容の人たちに乗っ取られてもしょうがないです。許します。自分だけが不幸になるなら」



「だから付いてきてほしいんです。俺と"家族"になるだけでいいですから」












「そこでオレっちは龍太郎と家族になりました」


「そこには、お母さんやお父さん。お姉ちゃんまで。まるで」


「"本当の家族"のようでした」


俺は何も言うことができなかった


もし龍太郎に家族コンプレックスがありそれを解消するために"偽家族"なんてものを作ったのなら。


俺はそれを否定することは出来なかった


だって…だって俺は


"壊したんだから"


「でも……その時あなたに"壊されたんです"」


「え…?」


「龍太郎は急に"れんを助けてくる"。と。そう言い家を急に出ていったんすよ」


「そして跡をつけるとここにいることが判明したわけっす」


「だから……だからあんたは龍太郎を…」


「オレっちは。もう人とは争いたくなかったっす。あの時あなたを見た時も、話し合いで解決するならそのほうが断然良かったっす。でも…」


「それも無理みたいっすね」


「だって…この世界は…」


「"戦わないと死ぬんだから"」


牧人がそう言うと同時にれんの性癖展開が破壊された


パリンンッッッッッ!!!!!


「なっ…!」


「なんでっ…すかぁ?」


「なんで不幸せにしたほうが」


「"本当の家族"と呼ばれるんすか…?」


そして牧人は性欲を込めて言ったー


「"性癖展開"」


「"妊娠セックス"」


するとれんの性癖展開だったはすがいつの間にか牧人の性癖展開になっていた


「くっ…!!!」


「・・・あぁ。いいぜ牧人!!!!!」


れんは強風を受けながら言った


「決めようぜ。どっちが龍太郎に会うのか!!!」












「お父様。一体これからどうするのですか」


外はすっかり梅雨になっていた


あの春特有の暑くもなく寒くもない季節はどこかへと過ぎ去っていってしまったようだった


「決まっているだろ。日本……いや。」


「"世界と手を組む"」


「・・・冗談ではありませんよね」


「俺がそんな面白くないことを言う奴に見えるか?」


「ようやくだ。ようやく……」


「"夢が叶う"」











現在 1級

皆様遅くなってしまいすみません

お詫びに明日36話を投稿させていただきます!


そして始まった偽家族編ですが皆様どうでしょうか!

謎が多いので混乱してしまう方はもう一度特級戦争編だけでも見直してから来ると入りやすいと思います!

もう少しで終わると思いますが特級戦争編をよろしくお願いします



特級ちんこ語録


性癖展開・・・これは性癖とは違い後天的に自ら性癖を選ぶことが出来るもの

つまり生まれながらの"性癖"は普通の技で使われる

(蘭なら性病感染。など)

性癖展開は後天的に自ら選ぶことができその性癖によって展開は異なる






次回予告

性癖展開をした牧人にれんは応戦する

だが体力も消耗してしまっているれんは押されてしまいー!?

一方蘭達は"ある対策"を練っておりー!?

一体特級戦争の裏では何が行われているのか

龍太郎と会うのは一体どちらなのかー!?

「久しぶりだね。兄さん」





次回予定更新日 2月20日

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