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特級ちんこ  作者: あいち
        ー特級戦争編ー
28/33

第28話 情

前回のあらすじ

普通の女と思い戦いを挑んだれん

だが足元をすくわれ不利になりー!?

だがなんとか危機を脱し性癖展開をする

だが自分の自分に当たってしまった

相手の少しの隙を見て妄想を食らわせなんとか勝つことができた

「2級になりましたね。おめでとう御座います」


俺は2級になった嬉しさとあいつの過去の悲しみで心がぐしゃぐしゃになっていた


「誰かにとって悪役でもその他の誰かにとっては英雄なのか」


「・・・今更になって気づいても遅いですよ。もうあなたは幾度となく何人もの人を地獄に落とし人生を絶望させてきたじゃないですか」


受付の男の目にはざまぁみろ。と言う様なゴミを見る様な目でこちらを見ていた


「みんなそうだったのか?義和も。蘭も。みんな特級になるくらいにこうやって自分の罪と向き合ってこんなに苦しい思いをしてたのか?」


「えぇ。義和さんも蘭さんもです。当たり前じゃないですか。あなた達は5級から人を殺してきた。罪もない人達を自分の名誉のために殺してきたと思えば心がおかしくなるのも無理ありません」


「変わったなあんた。前までそんな事言う人じゃなかったろ」


「あなたが変わってないんですよ。私たちは貴方の味方でもなくあの方の味方でもない。中立な立場です。その視点で言わせて頂きますと貴方は変わらないと行けません。この業界には悲しい過去を持っている人が何万といます。そんな何万人の過去を見て悲しくなっている自分に酔っている場合じゃありません」

「あなたなら殺せます。でもあなたは変わらないと殺せないでしょう。もしあの方の過去まで見てしまったら。もしあの方が隠していることをあなたが知ってしまったらあなたは殺せないでしょう」


「・・・あいつは俺に隠してることがあるんだな」


「おっと口が滑ってしまいました。この業界に居るせいであの方の情報はある程度知っていますからなんにでも聞いてください。答えるかは別ですけど」


「まぁでもあんたの言う通りだ。心を鬼にしないとこの先進めない。変わるよ。おれ」





「貴方なんですね。私の娘を殺したのは」


「・・・まじかよ」


1級へと挑戦するとそこには2級の時に戦った女と同じような顔つきをしている50歳くらいの女がいた


「案外優しそうな人なんですね。私の娘を殺したくせに」


俺はすぐさま頭を地面につけた


「ごめんなさい。正直俺には謝ることしか出来ない。俺は自分のことしか考えられていなかった。あの方を殺すことしか頭になかった。被害者の事を考えずに自分だけが良ければって。だからせめてもの救いだ。どうかここから逃げてくれ。俺はもう人を殺したくないんだ」


「・・・聞いてたわよ。受付の男と話してるの。あいつはあんたに変われと言っていたのに土下座なんかして逃げろ?なに。あんたは私たちのあの方様を殺すのが目的なんじゃないの?」


「それでも。それでももう罪がない人を殺したくない。俺はあの方以外を殺したくないんだ」


「それが罪滅ぼしになるとでも思ってるの?私の…私の娘は帰ってこないのよ!!!」


母親の優しかった口調はどこかへ行きれんに怒鳴っていた


「わかってる。だからこそ俺はあんたを殺したくないんだ。これ以上人を殺したら…俺は…"桐生と同じような人間になっちまう"気がするんだ」


「どういう事?ふざけてるの!?」


「ふざけてない…桐生が俺の身体に住み着いていたからか桐生の性格が俺の性格と統合しちまうような気がしてるんだ…もしかしたら俺は桐生に乗っ取られるかも知れねぇ」


「だから…だから何って言ってんのよ!!!」


ズブッッッ


母親が投げてきたのは2級の時と同じ鋭いディルドだった


「なぁ。もう、辞めようや」


ズブッッッズブッッッズブッッッズブッッッズブッッッ!!!!!


黙って棒立ちしているれんの身体には鋭いディルドが刺さりまくっていた


「死ね!死ね!死ね!死ね!!!!!!!!」


「これ以上殺したら…もう…もう………!!!」


ドンッッッッッッッ!!!!!!!!!!


「壊れちまう」


気づいたられんは泣きながら母親の腹を蹴っていた

そして遠くへ吹っ飛んだ母親は不気味に笑いながら言った


「やったな?」


ズルルルルルルルルルルルルッッッッッ!!!!!


「触手!!!」


すると母親の周りには地面から出てきたミミズのようにウネウネと動いている気色の悪い触手がいた


「あぁ。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「精子!発射!!!!!」


ドピュッッッ!!!!!


バァンッッッッッ!!!!!


れんが放った精子を触手は即座に受け自殺し地面から次の触手を生み出していた


「こいつを殺せばいい。こいつだけ。殺すのはこいつで最後。大丈夫。俺は大丈ー」


ドンッッッッッッッ!!!!!


「なに独り言言ってるの?戦いに集中しなさいよ!!!」


独り言をブツブツ呟いているれんに触手は腹めがけて突進した

その衝撃でれんはふっとばされビルの壁に当たり吐血していた


ドンッッッッッッッドンッッッッッッッドンッッッッッッッ!!!!!


壁にもたれかかっているれんに母親はどんどん触手を腹めがけて飛ばしていた


「どうしたの!?さぁ!娘を殺したように私にも攻撃してみなさいよ!」


「もう…人間を…」


ドクンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!


「その姿……!!!」


「精力絶倫!?」


精力絶倫。桐生 聡が考案した技であり一次的に人間の性欲の域を越えどんな技も使える"決死の技"

その代償として使った後の生命維持が難しいこと

精力絶倫は"自分のタイミング"でなることができる

だがこれは"表"の精力絶倫


"裏"の精力絶倫は自分の"真の姿"になれる。

そして最悪なのが一度桐生の乗っ取りを耐えられた人間は死に際になると"勝手に発動してしまう"

自我は保つことができなくなり会話も困難になりただただ無様な姿で人間を殺す

"自分の本当の姿"が精力絶倫を解除することを許可すれば元の自分に戻れる

だが精力絶倫の時の記憶は何も残らない

一度でも桐生に入られても制御出来てしまえばこの技を使った体の人格者は"本当の自分になる"


「ああい、あいされ……………」


「それが…あんたの本当の姿なのね」


そこには死んだような表情のない人間が立っていた

焦点もあってなくこの世界に"居てはいけない生物"のようだった


「ぎぃ…あぁ……………」


ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンッッッッッッッ!!!!


「ガハッッッッッッッ!!!!!」


ベチャッッッッッ!!!


れんの身体を乗っ取った怪物は女に向かいなにか衝撃波のようなものをうち女はふっ飛ばされ家の壁に後から当たり吐血した


「今の…なによ…衝撃波…?」


「あぃざ…ぁ……れだ……」


「死ね!!!!!」


女は触手を怪物に当てるために触手を何百本も生み出し怪物の首を絞めようと触手は首にまとわりついたが怪物にそんなのが効くわけもなく触手は近づいただけでブチブチブチと溶けていった


「触手を溶かした…?なによ…なによこれ!!!」


「あいじで……あいじで……愛して」


ドクンッッッッッッッッッ!!!!!


すると怪物は性癖展開を開いた


「なによ。これ」


その中身は暗く何も見えなかった

だけどどこか暖かく性癖展開の真ん中には何かストーブのような温かくて赤くて綺麗なオーブが浮いていた


「綺麗ね」


女はそのオーブに惹きつけられそのオーブに触った




「私たちが本当の家族よ」

「俺は…いや。まだ名前はいいか!よろしく!」

「記憶障害です…」

「俺の言うことを聞け。さもなければこいつを」

「れん…俺はお前にまた!"会いに来る"」

「お前には本当の兄がいる。俺は兄じゃない」

「思い出せ。思い出せ。思い出せ!!!!!!!!」





ドンッッッッッッッ


「はぁはぁはぁはぁはぁ……」


女は尻もちをついてしまった

そのオーブに触れた瞬間この男の過去

この男の未来が見えた


「こいつ、この人は……」 


「"史上最悪な未来を迎える"」


「ひどい…娘と比にならない…」


「じゃあ…じゃあ彼は自分のー」


「おい。」


「あ、あなた…」


「それ以上俺の記憶を見ないでくれ。このまま俺は何も知らないほうが幸せだ。この未来を見たらきっと。きっとれんはあの方とも戦わなくなる。自殺もしてしまうだろう。だからこれ以上探らないでくれ。忘れてくれ。れんに何も言わないでくれ」


「あんたが本当の彼の心…?彼の心を擬人化したのがあなたなの…?」


「あぁ。そしてれんはお前を殺したくないと思ってる。だけどあの方を殺したいとも思ってる。あの方を殺すためには階級が上がらないといけない。」

「だからお願いだ。自殺をしてくれ」


「れんの階級をあげさせてくれ」


「・・・それでも私はあなたを許せない」


「娘を殺すなんて最低」


「じゃあ無理やり殺せばいいのか?」


「娘とおんなじやり方で」


「あんた…!!!」


スルッ


「殴ろうとしても無駄さ。ここは俺の性癖展開の中。俺の"本当の性癖展開"は俺に触れられない。ただ静かな。静かなところ。一生抜け出すことができない。一生暖かくなることができない。そんな誰にも愛されていない男の集大成の性癖展開がこれなんだ」


「だからあなた。いや"偽物のあなた"はこんなにも人を殺すのを拒んでるのね。自分のことを愛してくれる人が居ないから。自分の手で知らない人の愛を壊すことが出来ないのね。」


「自分の悪役は誰かのヒーロー。"父親"が言ってたっけな」


「それは"どっち"の?」


「わかってるくせに」


「そうね。じゃあ私を娘と同じ殺し方で殺してよ」


「え?いいの?」


「私も娘と同じ死に方を味わいたい。娘が苦しんだように私も苦しみたい」


「わかった。それが"母性"と言うやつなのかい?」


「いいや。"情"でしょうね」






「曇り一つない空。綺麗ね世の中は」


「さぁ。私を娘と同じ殺し方で殺して。もういいの」


「・・・俺はもう殺したくない。誰も…誰も…」


「じゃあ自殺するわよ。そうするとあんたの階級は上がらず次は自分で殺さないといけない。でもまた殺せなかったらまた1級。また1級と永遠に続くだけ。私が望んでるんだからこれは殺人じゃない。これは"救済"なのよ」


「救済…」


「本当にいいんだな」


「えぇ。ようやく娘に会える」


「パチンッッッッッッッッッッ」


れんが指パッチンをすると性癖展開が開いた


(まずは指パッチンで性癖展開を開けるようにするために縛りとして性癖展開の強度を弱める)


そしてれんの頭からはまた頭から血が流れてきた


(あの時予想外だったがここで鋭いディルドの意味に気づく。このディルドは相手が性癖展開を開くと自分に跳ね返ってくる道具だと気づいた。だが運よく縛りとして性癖展開の強度を弱めていたことでなんとか生存することが出来た。相手も無理な行動をし苦しんでいるところで俺は)


「性癖展開」


「妄想」



グサッッッッッ



(持っていたナイフで静かに殺した)


れんが殺したその母親は苦しむような顔でも無く笑顔でもなく涙を浮かべながら死んでいた

娘と同じところに行ける喜びか

自分が死んでしまった悲しみか

本心は分からなかったが

女は幸せそうに死んでいった







パチパチパチ!!!!!


「おめでとうございます。おめでとうございます!!!!!」


「遂に遂に1級!!!」


「ここで貴方には"特級戦争"への参加権が贈られます」


「これは明日に開催されますのでゆっくり休んでください!」


俺は2日って言われなかったっけか。と思いながら時計を見ると時刻は深夜の1時になっていた


「やはり今のままでは心配ですか?特級戦争」


「・・・正直わからないんだ。人を殺してでもあの方を殺す意味があるのか。これ以上不幸な人を生むよりあの方を生きさせたほうが良いんじゃないかって」


「私ならあの方を殺しにいきます。自分の仲間を殺されてるのに黙ってられるほど人ができていなので」


「なんで仲間が死んでるって…」


「それゃあの方と戦うとなると死亡者は出るでしょう。あの方は日本を牛耳る裏の人間なのですから」


「裏の人間…」


「だからあの方のせいで苦しんでいる人を無視するかあなたに殺されて苦しむ人を無視するか。このどっちかしかないのです。もし前者を選ぶのならば仲間の命も消えるでしょう」


「・・・」


「どっちにするかはご自分で決めていいと思いますよ。もしあの方を殺すのならば明日またこちらへいらして下さい。特級戦争の会場まで私が送りますので」


「分かった。そのときは頼むよ」


れんはどうすればいいかを考えながら夜道を歩いた

どうすればみんなが幸せになるのか

どうすれば自分は人を殺さずに済むのか

なにより自分の変化にびっくりしていた

最初は自分が特級になるためには人がどんな不幸に陥ろうと知ったこっちゃない

そこら辺にいる女を犯して犯して犯して犯しまくった

だが今は違う

仲間が出来て死んで苦しんだ

人の命がどれほど重いのかを知った


「あぁ。だめだな。皆と話さないと」


そう言い俺は早歩きで家へと向かった





現在 1級

皆様お久しぶりです

最近間に合わなくてすみません

でもだんだん見てくれる人が増えたりお気に入りも増えたりと嬉しい限りです!

なのでこの嬉しさを忘れないで頑張ります!!!

次の話から本格的に特級戦争編スタートです!



ブックマーク、感想が励みになりますのでよろしくお願いいたします!





次回予告

遂に始まる特級戦争編ー!

自分はどうするべきかみんなに話をし決断するがー!?

初手から化け物が送り込まれー!?

見ず知らずの他人と殺し合う特級戦争!

次回から開幕!!!

「さて。いきましょうか。セレビィ」



次回予定更新日 12月31日(今年最後の日なのでもしかしたら来年の1月4日ぐらいになるかもです)

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