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物事はいつも彼女から  作者: 七灯
第一章 二人は二人
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第11話 自宅学習にて

 僕の通う学校は水曜日意外は7限分の授業が組まれており、水曜日だけは6限分の授業が組まれている。幸い、今日からテスト一週間前で部活は原則無いことになっているので、勉強に集中出来るようになっている。他にも、テスト一週間前になると、個人の学習を進めるために、課題提出が全てテスト後になるので、僕としては楽だった。しかし、夏樹は違うようで、


「春川~テスト課題写させてぇ~」


と情けない声が聞こえてくるので、ちょうどいいと思い、夏樹に白瀬と一緒に放課後に僕の家に来てほしいと言っておいた。


 その提案はすんなりと承諾されたのだが、なぜか僕の家には今、僕を含め合計で4人いる。追加の一人を呼んだ元凶である白瀬さんはずっとにこやかにしていて、呼ばれた人、つまり秋山さんは僕に苦笑いをしつつ、


「白瀬さんに勉強しないかと誘われたので…場所も聞かず承諾してしまったので、ついてきたらこちらに…」


と、説明をしてくれた。本来連れてきた人が説明するべきでは。と思いつつも、来てくれた秋山さんに礼をした。


「わざわざごめんね。春川、秋山さん。ふゆが勝手に呼んじゃったみたいで。」

「なんで私が怒られないといけないの。この4人の中では一番頭良い人を連れてきてあげたのにさぁ。」


 夏樹が白瀬さんを叱るように言っていると、白瀬さんは、自分は悪いことをしてないと言いたげに腕をぶんぶん上下させていた。


 実際、秋山さんは入学試験の点数が全校一位だったため、確実にこの4人の中では一番頭が良いだろう。ちなみに僕は148人中7位、夏樹は20位、白瀬さんは21位というまあまあ高いと思われる順位に皆ついていた。


 僕は夏樹に勉強を教え、秋山さんは白瀬さんに勉強を教えるというツーペアができ、開始から15分経ったころ、僕は秋山さんに持っていた疑問を投げかけてみる。


「そういえば、秋山さん忙しくなかったのか?秋山さんって級長もやってるし、文化祭の出し物とか考えてるんじゃなかったっけ?」

「確かにそう言われると忙しいように感じますが、実際そこまで忙しい訳ではありませんよ。文化祭もあと1ヶ月ありますし、すぐのことではありませんからね。」


かといって、テストが終われば、文化祭まで残り三週間である。テスト期間は誰も文化祭のことなど考えないだろうし、実質三週間だろうなと思った。


 文化祭というワードを頭に思い浮かべたことで、僕は三人に対する本題を思い出し、鞄から三枚の手紙を取り出し、三人に見せた。三人は思い思いの感情を顔に出していた。そんな三人に僕はこう切り出した。


「あの、僕の相談に乗ってくれないか。」

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