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物事はいつも彼女から  作者: ペんぎn
第一章 二人は二人
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第1話 寝室にて

 僕はいつも通りに寝室に向かう。いつも通りではなくなってしまった寝室に。


「………君は誰?」


 僕、春川歩は、寝室を変えてしまった元凶に話しかけてしまった。


 その元凶、"彼女"は言った。


「…あれ?なんで春川君が?私の___」



 高校1年になって約2ヶ月がたったある日の夜、部活を終えてコンビニで売れ残ったおにぎりを買って家に帰ると、泥棒にでも入られたかのように変わってしまった僕の部屋。最初は見間違えたと思ったが、何度目をこすっても、僕の目に入る情報は一切変わらなかった。


 まるで自分の部屋ではなくなってしまったような部屋。どけられた椅子や机が道をあけるようにできた道を進み、寝室の扉を開けた。


 そこには、黒髪ショートヘアの女子が一人、僕のベットの上で寝ていた。


 彼女は僕の気配を感じたのか、上体を起こして目をこすり、そして目が合った。


「………君は誰?」


 警戒した声色で話しかけたら、今日も学校にて聞いたであろう声が聞こえてきた。


「…あれ?なんで春川君が?私の部屋に?」


 彼女は困惑したような表情でこちらを見つめ、僕の質問はなかったことにして逆に質問してきた。


「ここ、僕の部屋なんだけど…」


 そういうと彼女は周りを見渡し、彼女の部屋とは違うだろう勉強机や本棚の配置を確認して彼女自身の部屋でないことを理解したのか、顔を赤らめてこう言った。


「春川君ってそういう人だったんだ……」


 なんでそういう展開になるんだと心の中で思いつつ、


「そんな訳ないだろ。というか、なんで秋山さんが僕の部屋に…?」


と彼女、秋山奏に聞いた。

彼女は少し目をそらして、


「部屋を、間違えてしまった、といいますか…」


と言う彼女に適当な相槌を打ち、ふと時計を見れば、時刻は21時を指す手前だ。寝起きすぐの彼女には悪いが、早く彼女の部屋に戻っていただきたい。


 だが、疑問があった。彼女はどうやって僕の部屋に入ったのだろうか。その疑問を無くそうと彼女のいた方に目をやれば、既に彼女はそこにはおらず、困惑していると、玄関を開けた音がした。いつの間にそこまで行ったのか不思議に思ったが、今日の部活はいつもよりハードスケジュールだったため、眠気が近づいてきたので、先に風呂に入った。


 今日起きたことを回りにくくなった頭で整理して、今日は金曜日だから片付けは明日にしようと決めて意識を手放した。

初作品なので、表現とかまだまだだと思うので、指摘とかあればいつでもどうぞ。というかお願いします。今のところ最終終着点は決めてません。気が向いたら書くと思うので頼りにしないでください。

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