番外編 トリック・オア・トリート! 2024Ver
「今年は僕達の仮装をお披露目するんですね!」
「ヒビキのは……怪人なのか。ってか、その手のは……」
「あはは、血糊です……イカヅチさんのも?」
「あー、ジェイソンだからな。雰囲気出す為に、こっちも血糊だ」
「ハヤテは海賊なんだね。銃を持つからなのかな」
「そッスよ~! ほら、カリビアンな感じのアレをイメージして……タクのは、怪盗ッスかね?」
「ハロウィンにこれは正解なのか、よく解らないんだよね……オバケじゃないし」
「良いんじゃないッスか? こういうお祭り系は、ノリと勢いっスから」
「で、ヒイロは……魔王?」
「そうらしい。角以外はそんな感じしないけど。ジンは……ヴァンパイアだね?」
「うん、そう……でもこれだと、僕と姫だけモチーフ被るんだよね」
「ハハッ、ヴァンパイア夫婦でも良いんじゃない? 並んだら、しっくり来そうだし」
「さて……それじゃあ皆、準備は良いかな? 女性陣も俺達が来るのを待っているし、そろそろ行こうか」
「は、はい! 改めて、お披露目ってなるとドキドキしますね……」
「おう……俺ァAWO始めてそんな経ってねぇからな……ちょっとばかし緊張するかもしれねぇ」
「あはは、解ります。僕もギルド入りするまでは、こういうの苦手でしたし……今も得意って訳では無いですが」
「その辺り考えると、ジン兄って度胸あるッスよね。ゲームで初めて和装を披露したり、その他諸々」
「人前に出るのは、まぁ慣れているからかな? さて、せーので行こうか!」
「わぁ……!! ジンくん、お揃いですねっ♪」
「ヒイロさんは、魔王様ですか……ふふ、良くお似合いですよ」
「そうでございますね。我々の王ですし、相応しい装いかと」
「ハヤテ君、そういうワイルドな感じも似合うね!」
「ヒビキ、そのマスク被ってみて~! 良いね良いね、目線こっちにちょーだい!」
「たっくんは怪盗でしょうか? 普段と違う感じですが、格好良いですね」
「ふふっ、イカヅチ君も良い感じ良い感じ!」
「み、皆、よく……似合っていて、格好……良い、ね?」
「さて、それじゃあハロウィンパーティーを始めましょうか」
「そうだね、それじゃあせーのっ!!」
『Happy Halloween!!』




