大丈夫かな?
シカ 「よぉし、現状確認をしよう!」
とまずは地図を広げてみた。
えーと・・・ヴァル・ガルド・ポス・ムスペル・・・
(。´・ω・)ん?なんか聞き覚えない?
イザ 『これってさ・・・前の大陸名が国名になってる?』
カズラ 『だよなぁ。ニブルだけ大陸のままだから
ここが姐さんの居る場所かな?』
ボブ 『まさか前の世界の何百年後とかだったり?』
『『『 ・・・・ 』』』
シカ 「まさかぁ~・・偶然よ偶然!」
カズラ 『んむ、変なフラグ建てるのやめておこう・・・。』
シカ 「現在地どこなんだろうねぇ。」
ボブ 『もう夜だし明日確認してみようよ!』
イザ 『そうだな、今日はステータスとか確認しておこうか。』
シカ 「うん、そうだね。
ってかなんで私聖女なんだろう。
自分で言うのもあれだけど不安しかないよ?」
カズラ・イザ 『『 自分で言うなし! 』』
ボブ 『シカなら大丈夫だよっ!』
シカ 「ボブ♡」
カズラ『そうか、ボブは知らないんだっけか。』
ボブ 『え?なになに?!』
シカ 「カズラ!( ´・з・)bシーッ!!」
そう、あれはまだボブと出会う前だったけ?
姐さんが弓でカズラが盾で私が回復だったのよねぇ・・・。
イザが残業の日々でINが遅くてさ・・・。
3人で狩りに出かける事も多くてさ・・・。
よく姐さんが 『ひぃーるをくれぇーーーいっ!』て叫んでたのよね・・・。
だってスキルのアイコンが覚えられなかったんだもん・・・。
老眼で見えなかったんだもん・・・。
それにあれはカズラも悪いんだよ?
『大丈夫大丈夫、まぁーだ大丈夫』とか言って装備強化してないんだもん。
いくらヘイトスキル使っても火力が出なきゃ・・・ね?(イザの受け売り)
そんなもんだからいっつも姐さん瀕死でさ、回復薬もガブ飲みだったなぁ(꒪꒫꒪)
ボブ 『(;゜Д゜)えぇぇ・・・。そうなの?!
僕は大丈夫だからっ! 死なないから!ね?シカ!』
シカ 「ハッ・・・。だ、だだ、だだだだいじょぉ~びゅだよ・・・」
カズラ 『イザ・・・回復薬って売ってるかな?』
イザ 『明日探して売ってなかったら作れるか考えよう。』
シカ 「だ・・・大丈夫だよ!アイコンじゃないし!」
カズラ・イザ ヾ(*¬_¬*)ノ あやしい
大丈夫だって。スキル詠唱するだけでしょ?
あ、スキル確認しておこう。
ステータスオープン! スキル一覧は・・・っと。
キンキラLV1/10:外傷と体力の回復
コンコラLV1/10:状態異常の解除
キンコラLV1/5:光属性の攻撃魔法。小さな光の玉でダメージ(小)を与える
コンキラLV1/5:光属性の攻撃魔法 前方扇型範囲攻撃でダメージ(中)を与える
キンキラコンコラLV1/6:ランダムで補助魔法を付与する。
ってなんやねーん!ヾ(・ε・。)ォィォィ
これってあれなの?
VCで混乱とか麻痺の時に咄嗟の言葉がでなくて
「キンキラコンコラしてる!」って言ったあれなの?!
もっと普通で良くない?ねぇ、なんかおかしくない?
普通にヒールとかキュアとかクリアとかでよくない?
むしろこれだと覚えにくくない?ねぇねぇねぇ?・・・
大丈夫かな・・・最悪キンキラだけでもいいよね?・・・
アハハ・・・(ˉ ˘ ˉ; )
とスキルを眺めて溜息ついてたら誰かのお腹が鳴った。
ぐぎゅぅぅぅぅぅっ
そう言えば・・・お腹空いたよね。何か食べ物あるのかな。
っていうか、この家の間取りってどうなってるんだろう?
お風呂とかトイレとかちゃんとあるのかな。
前の時はスラ洗だったよね。
シカ 「キッチンてあるのかな?」
ボブ 『あったよ! ちゃんとお風呂もトイレもあったよ!
トイレはやっぱりスラ洗だったけど進化してたよ!』
シカ 「進化?」
ボブ 『うん! ウォシュレットになってた! 』
シカ 『ウォシュレット!! 良いね!』
カズラ 『良かねーよ!
さっき使ってみたら水じゃなくてスライムが!』
シカ 「え?」
カズラ 『スライムが・・・さわぁ~って尻撫でていった・・・orz』
シカ 『( ,,>з<)ブッ`;:゛;`;:、』
イザ 『マジかー・・・』
シカ 『うん・・・ウォシュレットは使わないでおくね・・・』
なんて恐ろしい。スライムにお尻サワサワされたら変な声出そうじゃない!
って、そうじゃなくて・・・。
ボブがキッチンあったて言ってたよね?
シカ 「お腹空いたからキッチン見てくるねー。」
カズラ 『宜しく!』
シカ 「あ、カズラはパンダだから笹ONLY?」
カズラ 『いや普通に食えるぞ、たぶん!』
シカ 「ほいほーい。」
とキッチンに来てみたら・・・。
一応パントリーと冷蔵庫みたいな物があった。(冷凍庫はなかったけども)
有難いことに数日分の食糧が完備されていたので簡単な物を作る事にした。
根菜類もあるし燻製肉もある。ごろっとスープでいいかぁ♪
後はパンを炙ればいいね!
シカ 「出来たよー!食べよう!」
『『『 やったー。腹減った! 』』』
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
イザ 『旨いな。』
ボブ 『さすがシカ♡ 美味しいよ!』
カズラ 『料理は旨いのになぁ・・・なんでゲームになったらへっぽk・・・』
シカ 「(´・ω・)(・ω・`)ネー なんでだろうねぇ~・・・。」
イザ・カズラ 『『(´・ω・)(・ω・`)ネーじゃねぇんだわっw』』
ボブ 『今はシカのお陰で美味しいご飯食べれるからいいんだよ!』
シカ 「ボブ♡」
ボブ 『シカ♡』
カズラ 『はいはいはいはい。そうゆうのは2人きりの時にやってくれー。」
シカ 「あ、はい。」
わいわいと会話を楽しみながらお腹もいっぱいになったし寝る事にしたんだけど
(。´・ω・)ん?あれ?個室が3つしかない・・・。
これは・・・
イザ 『んじゃシカとボブは一緒でいいよな?』
カズラ 『だな。俺ここにするわ。おやすみー。』
イザ 『ほい、じゃあ俺こっちにする。おやすみ。』
ボブ 『じゃあシカ。僕達も寝ようか!』
シカ 「え? あ。うん、そうだね?」
ボブ 『前は夫婦だったんだし、今更でしょ?』
そうなんだけど・・・確かにそうなんだけどもっ。
ねぇシカ。脇の匂いってさ、森林の匂いがしない?
え?僕だけなのかなぁ。
シカにも嗅がせてあげたいなぁ。本当に森林の匂いがするんだよ?
ボブがゲームの中でそう言った事があったけ?
だから今緑の精霊になってるのかなぁ?
あとでコッソリ嗅いでみようかなぁ?
って私は何を思い出して何を考えてるのよ・・・。
気が付けば私はいつのまにかボブに抱えられてベットに入っていた。
・・・
森林の匂い?・・・
ブンブン(>_< )( >_<)ブンブン
気にしたらだめ! 忘れるのよ! 考えないのよ!
・・・
・・・・
眠れるかな・・・。
読んで下さりありがとうございます。