またやらかした
イザ 『こっちにマシュルン居た。』
そう呼ばれたのでイザやカズラの居る方へ向かった。
そこで見たマシュルンはなんか想像とは違った。
可愛いよ?可愛いけど元の世界でこれ見つけたとしたら絶対毒茸だと判断すると思うw
まぁいいや。ドライイーストが手に入るなら今後もパンを作る機械は増えていくだろう。姐さんからのリクエストも来るだろうし。
よし!乱獲だぁー!! 全滅しない程度に!と張り切っていたらこけた・・・。
いたたたた。もぉなんで何もない所でこけるかな。
カズラ 『お前は子供かっ!w』
イザ 『なんで何も無い所でコケるんだよw』
それは私が知りたいよぉ・・・。
1時間も狩りを続ければたっぷりのドライイーストが手に入った。
ホクホクしながら収納鞄にいれていると、1つだけ違う物が目に入った。
マシュルンの元
なにこれ?
こうゆう時にこそ鑑定を使ってみればいいのよね!
鑑定!えーっと・・・。
原木シイタケと同じ方法でマシュルン栽培が出来る種菌
・・・・
原木シイタケの栽培方法なんて知らないわよ!
イザ達は知ってるかな?・・・
シカ 「原木シイタケの栽培方法とか知ってる?」
イザ 『わかんねーw』
カズラ 『あんなの適当な気に菌植えりゃいいんじゃねぇの?』
ボブ 『こうゆう時こそ姐さんに聞けばいいんじゃない?』
イザ 『それが確実じゃないか?』
やっぱりここは姐さんか。そうだよねぇ。
夜聞いてみよう。
シカ 「姐さーん姐さーん。」
グレン 『はいよ。どした?パン出来た?』
シカ 「( ´ω`)・;'.、ブッまだ!w
あのさ原木シイタケの栽培方法って知ってる?」
グレン 『知ってるつーか、やってる。』
シカ 「ふぇぇ?今?やってるの?どうやるの?!」
グレン 『本格的なのは難しいから簡単に言うね?
マタンゴとかポイスポアなんかは簡単な方法でも栽培できたから。
まず原木となるナラやクヌギの木を1mに切って乾燥させて
木に穴開けて種菌を入れる。
んで直射日光が当たらない水はけのいい場所に置いて寝かせる。
2ヵ月くらい放置したらどっぷり水につけてまた日陰の水はけのいい場所へ。
後は適度に水あげればOK!』
シカ 「覚えきれない・・・。
カズラーーー!」
カズラ 『なんだよぉ・・・。』
シカ 「覚えて!」
カズラ 『お前なぁー・・・。』
って事でカズラに丸投げする事にした テヘ(ノ≧ڡ≦)
でもこのマシュルンの元って何回分くらいあるんだろう。あれだけ狩って1個しか出てないからそうとうなレアよね?もう少し欲しいなぁとは思うけどコスパは悪そうだし。まぁいいか、無くなってから考えよう。
☆彡 ☆彡 ☆彡
あー・・・やっちゃった。
食パンを作ろうと思って卵を溶いてたのよ、今日はコッコさんが3つ産んでたから。
なのにさ・・・無意識で(たぶん)オムレツ焼いちゃったよ・・・。
おかしいなぁ・・・。
どうしよう、小麦粉とドライイーストはもう混ぜちゃったし・・・。
そうだ!ベーグルにしよう。ベーグルなら卵いらないしね!
と張り切って作ったのにさ・・・。
グレン 『ベーグルあんま好きじゃない・・・。』
イザ 『俺もなんか好きじゃないかも。』
カズラ 『ベーグルって何?』
ボブ 『僕はなんでも食べるよ!』
シカ 「ボブーーーー♡」
うん、好き嫌いは別れるとは思ってたけどさぁ。まさかの姐さんが好きじゃなかったとか・・・。
これならバケットにすればよかったぁ。
あ、そうだよ!バケットなら姐さん好きなのになんで思いつかなかったんだろう。
まぁベーグルは収納BOXに保存しておいてボブとチマチマ食べようかな・・・。
パン作りは一旦諦めて(卵も無いしね)私はボブと2人で町に買い物に来ていた。
ドライイーストが手に入ったのでケーキが作れるなと思ったのよね。
だから生クリームと泡だて器を買いに来たんだけど、泡だて器が無い!!
うーん、どうしよう。
悩んでいたらいつのまにか知らない人に抱っこされていた。
あれ? ボブじゃない!なんで?いつのまに?!うそぉーんっ!
シカ 「ぼ・・・ぼー」モゴモゴモガッ
ボブを呼ぼうとしたら口を押えられた。
このやろー。同じ口をふさぐにしてもちゃんと見なさいよ!
鼻!鼻!!鼻までふさぐんじゃないわよぉー!!ちょっと鼻水まで垂れてる気がする。
ぐるっじぃー・・・そのまま意識が遠のいた。このまま鼻水垂らして窒息死とかやだなぁなんて思いながら・・・。
目を覚ませば小さな部屋に居た。
はっ、鼻水!鼻水ふかなきゃ!とまず思った事がそれってどうなの私。
そうじゃないでしょと自分でツッコミを入れた。鼻水は誰かが拭いてくれたらしい。
ところでどこだろうここ。窓から風景を見て確認しようと思ったけど窓がない。
もっとも風景を見た所できっと私には判らないよねとも思った(;'∀')
仕方が無い、扉から出てみようと思ったけど当然開くわけも無く・・・。
バングルで誰かにSOSをと思ったけどどういう訳か繋がらない。
ありゃぁ・・・困ったねこれ。
きっと私攫われたって事でいいんだよね?
たぶんボブはすぐに気が付いて探してくれると思う。
皆にも連絡がいくハズ。うんきっと大丈夫。
ってか前回も攫われたよね?攫われ過ぎじゃない?(;'∀')
私悪くないよね?私のミスじゃないよね?
ずっとボブに抱っこされてたはずだよね?
あ・・・れ・・・?
ずっと抱っこじゃなかったかも・・・。
金物屋で泡だて器を探してて・・・ボブから・・・降りた?アハハハ・・・ハァ。
いやでもすぐにこう、ボブが抱き上げて・・・あれ?
ボブの手じゃなかった・・・かも?・・・ぅわぁぁぁぁぁ。確認してなかった!
やーらーかーしーたーぁー。
マズイ、これ絶対怒られるやつ!どうしようー
アタフタ((o(=ω=`; )( ;´=ω=)o))アタフタ
えーっと落ち着いて私。取り合えず・・・・どうしよう・・・orz
ボブ 『どどどど、どうしよぉぉぉ!』
イザ 『落ち着けボブ。』
ボブ 『だってシカが、シカがー!』
カズラ 『騒いだってどうにもなんねぇだろ。まずは落ち着けよ!』
イザ 『アンにシカの匂いを追ってもらうか?』
カズラ 『アンは敷地からは出れない・・・。』
イザ 『おぉぅ・・・。』
ボブ 『カズラは匂い追えないの?!』
カズラ 『無理!!』
ボブ 『イザは?!』
イザ 『俺も無理!』
ボブ 『ぅわーん、どうすればいいんだー!バングルも使えないし!』
イザ 『何か手掛かりはないのか?』
ボブ 『ないっ!』
カズラ 『怪しい人物とか見かけなかったのか?』
ボブ 『うーん、港町だし色々な人の往来があるからなぁ解んないや!』
カズラ 『取り合えず町で聞き込みしよう!』
イザ 『似顔絵とかあった方がいいかもな。』
ボブ 『誰が描くの?・・・』
一同 『『『 俺(僕)自慢じゃないけど画伯だぞ!!』』』
読んで下さりありがとうございます