マンドラゴラ
イザ 『マジか・・・』
カズラ 『嘘だろ・・・』
ボブ 『凄いね!』
シカ 「さすが異世界チート?!」
姐さんに気になる物はまず鑑定しろ!と怒られた。
家もランクによって機能が違うんだから確認したのかと言われ、してないと答えたら怒られた(;゜ω゜)
いやだって言えは家じゃん?て思ったんだけど、そう言えばんゲームでも家具とかはランクによって機能が違ったよねーって思い出したのよね。
で、やってみて今驚いてるのよ。
Bランクの家だったみたいで、なんとぉ! 持ち運び可能なの!w
持ち運び可能ってなによ!て思うじゃない?
玄関の呼び鈴みたいなボタンおせばシュルンッて手の平サイズに縮小するのよw
それを収納鞄にいれれば持ち運びOK! 便利よねー。
しかも庭も畑もセットになってるみたい。
更に驚いたのは畑LVがあるって事!畑仕事をやる事でLVが上がって、作れるものの種類も増えれば品質も収穫量もあがるみたい。
LVMAXの10になれば管理人が設定できるみたい!ちょっと楽しみ!
ちなみに姐さんはすでに畑V10になって管理人も居るみたいで、畑の管理が楽になったと言っていた。
私達もがんばらないとだねぇ(主にイザがだけどw)
イザ 『家の持ち運びが可能ならさ、俺達のLVに合わせて引っ越しとかでもいいよな。』
カズラ 『確かに!そろそろここら辺だとLVもあがりにくくなったし。』
シカ 「じゃあさ、少しでも姐さんの近く目指してなんかしながらレベリングしない?」
ボブ 『それもいいね。』
イザ 『取り合えず町長にお勧めの狩場を聞いてみよう。
後はほかの町の様子もだな。』
シカ 「じゃあ私行ってくる!」
一同 『『『 シカは行かなくていい!! 』』』
シカ 「えー(*´з`)」
イザとカズラが町長さんの所へ聞きに行く事になったので私は畑で草引きをする事にした。
ボブはゴリゴリと初級回復薬を作っている。
さすがに畑ならやらかさないだろうと思ったのよ。
だって畑よ?畑!!
なのにさぁ・・・。
ちょっと抜けにくい根性ある雑草とね 格闘したのよ。
しぶといから前身の力込めて抜いたのよ!
そしたらね? スポンッと抜けたのはいいんだけど勢い余って尻餅ついてね?
おかしいなぁ。穴とかないハズなのにお尻がハマって動けなくなっちゃったのよ。
【みてみんメンテナンス中のため画像は表示されません】
とは言えどうしよう。ボブを呼んでるんだけど聞こえてないみたいだし。
困ったなぁ。と思ってたら頭を何かに叩かれた。 ペチッ!
なんだろうと確認しようと思っても動けない(;'∀')
ジタバタしてると小さなかわいらしい笑い声が聞こえた。
きっとペチッてやったのもこの声の主だろうなぁ。
モソモソッ なんか頭によじ登ってる気がするんだけど?
ズリズリッ 顔面から滑り降りてるよねこれ。
・・・。 私の頭を山越えする必要あるのかな。
私の視界に移ったソレは・・・やってやったぜ!感満載のドヤ顔をしたマンドラゴラだった。
ちっさ! いや私も小さいけど。15cmくらい?
シカ 「えーっと。 なんで君は私の頭を登山したのかな?」
なんともマヌケな恰好でマヌケな質問をしたと自分でも思う。
でも他に言葉が浮かばなかったんだよぉ・・・。
マンドラゴラはクワッと目を見開いて固まった。
恐る恐る視線を下げ私と目が合うと Σ(・ω・ノ)ノ! みたいなポーズで固まった。
まさかとは思うけど・・・
人だと思われてなかったんだろうか。確かに人ではないけども。ノームだけども!
ゆーっくりと私から降りると右往左往でアタフタし始めた。
その姿が可愛くて私は自分が穴にお尻がハマってマヌケな恰好なのを忘れてホッコリしてしまっていた。
カズラ 『なにしてんだ?』
イザ 『随分と楽しそうな恰好だな。』ニヤニヤ
シカ 「・・・・。テヘ(ノ≧ڡ≦) 」
笑ってごまかしてみた。 だめ? だめかな? ですよねぇ。
イザに助け出してもらう間 カズラはなにやらマンドラゴラと会話していた。
カズラ 『ふむふむ ほうほう なるほど 』
どうやら新居?を探している時に変わった植物(私)を見つけたらしい。
突いても叩いても動かないから(そうでしょうね、ハマって動けなかったもの)登ってみたらしい。
なんで登ろうと思ったのかは謎。
で、私の開けた?穴がちょうど良さそうだし土壌も良さそうなのでこの穴に住んでもいいかとの事。
家賃はマンドラゴラの葉3枚/月でどうだと言われたらしいw
マンドラゴラの葉は上級回復薬の素材になるしいいんじゃないかって事になった。
マンドラゴラはスポッと穴にはいると器用に手足(根っこ?)を使って土を被せていった。
不思議な下宿人?第一号が出来たw
マンドラゴラが住み着いたお陰なのか畑のLVも上がって防犯システムが使えるようになった。
防犯システムにもLVがあって、今使えるのは・・・クーシー?
シカ 「防犯システムLV1:クーシー召喚だってー。」
カズラ 『クーシー・・・。』
そう言えばカズラは前回ペットにクーシーが居たっけ。
まあ取り合えず召喚してみたらいいんじゃないかな。ぽちっ
bowwow!
大型犬?・・・なんだろうこれ。えーっとボルゾイだっけ?
なんかそんな感じの白黒のバイカラーの子だった。
呼び出されたクーシーは一目散にカズラに飛びついた。
ベロベロベロベロッ
カズラ 『わぁーた!わぁーたから!落ち着け!
もしかして 見た目は違うけど アン か?』
bowwow bowwow!
カズラ 『そ・・・そうか。また会えて嬉しいよアン。』
へぇー。今度の神様はイキな事をしてくれたみたい!よかったねカズラ!
その夜 アンの事を姐さんに報告した。
雑草を引っこ抜いてお尻がハマッた事はイザが報告しちゃった・・・。
姐さんは大爆笑してた。
グレン 『こっちの防犯システムも驚くぞ?w
なんとLV1がゲイザーくんだった!!』
一同 『『『「 マジかー!! 」』』』
もしかしたら、本当にもしかしたらだけど。
前に縁があった人達とまた会える可能性があるかもしれない。
もし会えたら、凄く嬉しいんだけどな。
読んで下さりありがとうございます。