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相変わらずな私たち~またですか?!~  作者: 猫茶屋
シカルート
10/60

煙臭い

話を聞いて見れば 元々下水処理の為に配備されたスライムだそうで

流れて来た黒くてブヨブヨした物を処理しようと飲み込んだトコロ体に異変が起きたらしい。

自分ではどうする事も出来なくて、下水処理も追いつかなくなるし

ここに住み着いてるMOBも変異しはじめるし、数も増えすぎてえさ不足にもなって町中を暴走するハメになったみたい・・・。

うーん・・・。環境汚染による生態系の変化?

難しい事はよく解らないけど、環境問題に取り組みましょうって事だよね!

海や川にゴミをすてちゃいけません!て事だよね。勿論下水にも!

定期的に下水トンネルの掃除もしたほうがいいよね!

よし、そこは町長さんに頑張ってもらおう。


私達は念の為もう1回下水担当スライムにコンコラしてから帰える事にした。

魔力も大丈夫そうだったので道中もコンコラ掃除しながら帰った。

意外と使えるなコンコラ。熟練度上げておくといいかもしれない( *´艸`)


帰ってから町長さんには説明をして

下水トンネルの定期的な掃除やごみのポイ捨て禁止などをお願いしておいた。

ボブが蔦で下水用ゴミ取りネットを見本に作って見せて

これで入り口を覆っておけば掃除も楽になるけど、蔦ネットの点検も忘れないようにねとも言っておいた。

蔦ネットが朽ちたり破けたりしてたら意味がないからねー。

町長さんは町の皆と相談して下水トンネルの環境改善に頑張ると言ってくれた。

これで安心かな。

明日はちゃんと食料買えるといいなぁ。


次の日

私とボブは再び町に買い出しに来ていた。

うん、いつもの活気が戻っていてちゃんと食料も売ってある、よかったぁ。

パンと野菜と魚の燻製と・・・。こんなもんでいいかな。

お肉はイザとカズラが草原で獲って来るって言ってたし。

帰ろうと思ってたら町長さんに呼び止められた。

昨日の依頼の報酬を渡し忘れたって。

いや依頼は受けてない様な?

皆からの気持ちだからそうゆう事にして受け取ってくれって言われた。

うん、そうゆう事ならありがたく貰っておこうかな。

20k(20000)も?! わぁい、ラッキー!


家に戻ったらイザとカズラが魔物の解体をしていた。

私魚は捌けるけど魔物は無理!

なのでイザとカズラに任せてるんだけどさ。

2人共 うえぇぇぇ とか言いながらやってる。

きっとこうゆうのは姐さんが得意なんだろうな。

ワイルドベアは爪や牙、皮に骨なんかは素材として使っても売ってもいいし

お肉は牛肉みたいでおいしいんだよね!

燻製肉も少し作っておこうかな。塩漬け肉も保存が利くしいいよね♪

そう言えば姐さん、美味しい燻製肉の作り方を前に言ってたよね?

よし聞いてみよう。


シカ 「姐さん姐さーん」

グレン 『どしたぁ?』

シカ 「美味しい燻製肉の作り方教えてー!」

グレン 『あ"ぁ?! 今かよ!』

シカ 「忙しかった?・・・(;'∀')」

グレン 『んぁ"、ちと・・・ガツン、ドカッ  待って。 ゴンッドカッ』


なんだろう、不吉な音が聞こえる・・・。


グレン 『ほい、お待たせ。

     まずブロックに切り分ける。

     真水か薄めの塩水に30分から1時間漬けて血抜きする。』

シカ 「解体する時血抜きしてるよ?」

グレン 『してても残るんだよね。

     だから保存食にするときはもっかい血抜きするべし。』

シカ 「なるほど。」

グレン 『その後に塩でもタレでも漬け込んでから燻製!!』

シカ 「了解!ありがとう。

    ところでさっきの凄い音は何だったの?ゴンとかガンとか。」

グレン 『ちょっと夕食用のワイバーン殴ってただけ。』

シカ 「ワイバーンが夕食なの?・・・」

グレン 『こっち大食漢が多いんだよ!』

シカ 「な・・・なるほど。」

グレン 『捌くからまたね!』


そっかー、大食漢多いんだー。魔族だろうしねぇ・・・。

ワイバーンが夕飯なんだぁ・・・。

ワイバーンが居る場所なんだ姐さんが居る場所・・・。

ってか、もぉワイバーン狩れるの?!

まあ姐さんだし? 魔王だし? 異世界だし?

気にしたらだめだよね・・・。うん、気にしないでおこう。


そして私は姐さんに教えて貰った通りに血抜きをし燻製肉を作りつつ夕飯を作った。


カズラ 『シカーーー! 家ん中で燻製してんじゃねぇよ!』

イザ 『なんで外でやんねぇんだよ!』

ボブ 『ゲホッゲホッ ちょっと煙が凄すぎじゃないかな!』

シカ 「煙の事忘れてた!」

カズラ 『忘れんじゃねぇよ!』

挿絵(By みてみん)

窓を開けてみたものの、結局煙臭さは取れなくて・・・

お風呂に入っても皆煙臭いまま眠る事になった・・・すんまそん。


  ☆彡 ☆彡 ☆彡


さて・・・今日から2泊3日でキラービー狩りですよ!


カズラ 『まだ煙臭い・・・』

シカ 「いぶされて虫よけになったんじゃないかな?・・・(;´・ω・) 」

イザ 『虫は来なくても獣が来るかもなぁ。』

シカ 「マジで?」

ボブ 『大丈夫だよ!そのうち臭いも取れるんじゃないかな!』


テクテクと森林まで来てふと気が付いた。


シカ 「今日私達が狩るのって何だっけ?」

ボブ 『キラービーだよ!』

シカ 「それって一応虫だよね? 

    いぶされて虫よけ効果があったら駄目なんじゃないのかな?(;'∀') 」

イザ 『虫よけの草いぶした訳じゃないから大丈夫じゃね?』

カズラ 『まあやってみたらいいんじゃ?』

シカ 「そうだよね。駄目だったらその時考えようか。」


まずは森林の入り口で野営地になる場所を探してテントを設置した。

このテントと魔物避けの杭は町で購入した物だ。

素材は在っても誰も作れる技術がなかったのよね。

簡単な服なら縫えるけどさ、さすがにテントは無理だった!

食料は獣とかに奪われないようにアイテムボックスへ。

このアイテムボックスはテントの付属品なのですごく助かる♪

よし設営も終わったし、お昼ご飯を食べたら狩りの開始だね!


読んで下さりありがとうございます。

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