表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エロから始めるNewGame! ~純情な女子高生にエロゲのシナリオを書かせてみた~  作者: 夕綺柳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/100

41 始動


「では、これからみんなには本格的な作業に入ってもらいます」


「知っての通り、そんなに長い制作期間は切ってないから、肝に銘じておいてくれ」


 里穂と松原が黙ってうなずく。


 なにをするにも初体験のふたりには、ハードな日々が待っている。


「松原君はスクリプター兼ディレクター修行として、掃除、買い物なんかの雑用から、鈴木さんの補佐までいろいろやってもらいます」


「わかってるだ」


「里穂はこれから次回作の企画説明をはじめるから聞いてちょうだい。その後すぐに、箱書きを書いてもらうからね」


「はい」


 会社が動き始めた。


 新しく里穂と松原を迎え、新企画をスタートさせる。


 今が一番活気づく時期、希望と期待に満ちた時期だった。


 これからは……作業が終わるまで、汗と泥にまみれた日々しかない。


「桃子ちゃん……」


「…………」


「桃子ちゃん……」


「なに?」


「私は?」


「お姉ちゃんはとっとと塗ってくれればいいの! イラストの背景もまだでしょ!」


 そこで部屋に響き渡るほど盛大に、理恵のお腹の虫が鳴った。


「…………」


 理恵が悲しそうに桃子を見つめている。


「わかったよ、これでなにか食べるもの買ってきなよ」


「わーい、桃子ちゃんやさしー」


 桃子に千円を手渡される理恵を見て、里穂と松原のふたりは人生のなんたるかを学んでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ