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エロから始めるNewGame! ~純情な女子高生にエロゲのシナリオを書かせてみた~  作者: 夕綺柳


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15/100

15 面接2


「もう、この娘を連れてきた時点で、合格は決まってたんでしょ」


「そんなことはない。きちんと面接して」


 下着姿の理恵が、文句を言いたそうにしている。


 妹の魂胆が見え見えなのだ。


 自分一人が採用を決めたのでは、後で異論が出るかもしれない。


 だから、理恵も里穂を採用した一人に祭り上げたいのだ。


「じゃあ、この会社を志望した動機は何ですか?」


「あの、先輩にやってみないかって誘われて……」


 履歴書の志望動機には、貴社の社風が自分に最適だからと書いてある。


 ここで、我が社の社風とは何ですかと聞いたら、里穂は答えられないだろう。


 実際に働いている理恵にもわからないのだから。


「学生時代に力を入れたことは何ですか?」


 さっきから妹の桃子はなにもしゃべらない。


 全部理恵にやらせる気なのだ。


「いえ、学生時代はこれからなので……あっ、中学のときには飼育係でがんばりました」


 その経験は我が社にどう役立つのですか? と問うのがセオリーだろうか。


 しかし、この質問にも里穂は答えられないだろう。


「……自己PRをしてください」


「え、あの……お母さんには引っ込み思案で駄目だって言われてて……仕事を頑張れればいいなって思います」


「…………」


 理恵が無言で桃子を見る。


「そんな顔で見ないでくれよ……アルバイトなんだし」


 駄目の固まりのような面接に、理恵は桃子を恨んだ。


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