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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
90/139

No.90「生産パート1」

生産パートです

フィラム「帰ったぞー」


ハロル「おかえりなさい師匠」


ナオ「おはようハロル」


マリン「ハロルおはようですわ」


ハロル「ナオさんマリンさんおはようです」


フィラム「ハロル、今日は1日一緒に制作活動だぞ」


ハロル「ホントですか!?」


キラキラと目を輝かせるハロル、この子も相当好きなのだなもわかる1面を見た


ナオ「あ、ハロル朝飯食べたかい?」


ハロル「いえー師匠が帰って来てからと思いましてまだなんですよ」


ナオ「お、それなら朝ごはんを持ってきたからハロルは食べなよ」


ハロル「ナオさんの朝ごはんですか!ありがとうございます」


ナオ「いつもフィラム借りてゴメンな?」


ハロル「それは仕方ないですよ、ね?師匠」


フィラム「ちょ、なんだそれ」


と言うとフィラムは顔を赤くした・・・

ここで何か言うと墓穴を掘りそうだな


マリン「はいはい、それではやっていきましょう?」


ナオ「ああ、まずはハロルこれな?」


と朝食を出していく


ハロル「おー!食べやすそうでいいですね」


とトーストとスープにミルクを付けてっと


頂きますと言ってもっきゅもっきゅと食べだしたハロルは可愛かった






フィラム「それじゃまずコタツからか、ローテーブルに毛布と布団を付けて魔石に暖房の付与をしてコードを出して電源作りだな」


ナオ「今あるやつは魔石1個で作ってるけどもう少し平面にしたいんだよねぇ、ああマリンに聞きたいんだけどコタツは商標登録した方がいいかい?」


マリン「んんー、冬の寒さ対策ですと従来の空調の魔道具がありますわ。値段も魔石の組み合わせですしテーブルとセットにしても値段的にもメリットがありません・・・」


ナオ「なるほど、じゃあ見送り案件かな?」


マリン「いえ、私としては登録した方が良いのでやっておきましょう


コタツを暖房器具として扱う利点もあります。まず人が集まりやすい事、お布団に集まるとでも言う感じですか


大きな椅子かけテーブルにしてしまうと座るしか出来ませんがこちらでは寝転ぶ事が出来ます

ので体勢を変えやすい事がリラックスしやすい所ですね」


ナオ「ふむ、わかった。マリンに任せるよ」


マリン「はい、お任せ下さい」


フィラム「それじゃササッとローテーブルとか製作に必要な材料買ってくる。マリンは悪いけど書類作成お願い、フィラムとハロルは魔石を使って自動車作りが出来ないか考えてみてくれ。一応案はあるんだけど色々な考えがあった方が良い物が出来るだろうからね」


マリン「お任せ下さい」


フィラム「おー、任せとけ」


ハロル「わかりました」


と話して道具屋へ



道具屋に着きギルさんに説明し前作った魔石をまた作って貰う

ただし改良品として熱を出す場所を薄くしてもらった

後はコタツ用布団を買って終わりだ





そしてその後使うであろう植物油を尋ねると道具屋にあった。話を聞くと冒険者が使う物は道具屋に置いてあるとの事だった


あったのはオリーブオイル、ゴマ油の2種

作成以外でも使える油なので20リットルずつ購入しました


それとアーモンドオイル用にアーモンドを30キロ程購入


それと石鹸単体はあったのでこれも10キロ程購入


コンディショナー用と食用にはちみつ瓶入り20本購入


これで金貨5枚ほどだった


ギル「なあナオ」


ナオ「どうしました?ギルさん」


ギル「なんか顔つきが若くなってねぇか?」


ナオ「あーまぁ色々ありまして・・・詳しくは教えられませんがしばらくしたら元に戻るらしいです」


ギル「そうか、若くなれる薬とかじゃないだろうな?」


ナオ「そんなのあったらマリンやフィラムに取られてますよ」


ギル「ハハハ、確かにな」


ナオ「所でギルさんこの街に花屋ってあります?」


ギル「あぁ、南に行くとあるぞ」


ナオ「んん?前にミナって花売りの子供がいたかな?」


ギル「そうそう、そのミナの母ちゃんが花屋なんだ」


ナオ「そうなんですね・・・子供に花売りさせてる

ので訳ありな感じがしました」


ギル「んんー、まぁミナの父ちゃんと母ちゃんはどちらも冒険者だったんだがタチの悪いやつに借金しちまって身元がバレる前に離婚して借金奴隷になったって言ってたな・・・って言っても買い上げたのは、ここからはちと遠いが役所だからそのうち帰って来るだろうって話だ」


ナオ「なるほど、大丈夫そうなんですね。ならこの後花屋に行ってみます」


ギル「おう、そんじゃまたな」


と道具屋を出て花屋を目指す

まぁ十中八九目的の物は無いと思うが花の種類を探すのも目的の1つなので問題無い


皆は工房なので早足で向かうとミナが呼び込みをしていたのが目に入った


ミナ「あー前花を買ってくれるって言ってくれたおじさんだー」


ナオ「おーミナちゃんこんにちは、約束の花を買いに来たぞ」


ミナ「ちょっとまっててね、おかあさーん!」


ミナの母親「はいはーい、ミナどうしたの?」


とミナの母登場




今更だがミナは幼女だ、7歳くらいだろう

茶髪でクリっとしたおめ目が可愛く話をした感じから活発ながら自分で考えてお話が出来ると思う


そしてミナの母は・・・清楚な力仕事出来ませんってイメージだったんだが


真逆・・・ハッキリと真逆

言うなれば・・・そう、ダンジョンに潜る冒険者


だが考えてみれば土弄りに剪定作業、プランターなんかも運ぶのは重量があるから力仕事だ


服装が戦士系で布面積が少ない

シックスパックがあるのがわかる

ズボンはショートパンツ

外の作業をするから肌が小麦色だ


髪はショートで前髪ぱっつん

さらにまつ毛が長くて眼力が強い美人ママだ


将来ミナもそうなるんだろうか


ナオ「どうも、ナオです。ミナちゃんとお花を買う約束したのもあって来ました」


ミナの母「こんにちは、ミナの母のラナです。今日はどのような花をお求めですか?」


と声をかけられたのでざっと見渡す

花はそこまで詳しくないんだよな

あとやっぱり目的の物は無かった


ナオ「香料に出来そうな物が欲しいんですよね、おすすめとかありますか?」


ラナ「香りが強いのだとバラかしらねぇ」


ナオ「ふむふむ、ちなみに椿ってあります?」


ラナ「店にはないわねー、時期が春だし」


ナオ「あぁ、そう言われてみれば・・・あるにはあるんですね」


ラナ「えぇ、どうしましょう?」


ナオ「うーん、とりあえず大量にバラの花と種を貰えますか?」


ラナ「ありがとうございます!ところで種は何故です?」


ナオ「最近家を貰ったんですが庭が広大で・・・何か植えてみようかなと」


ラナ「なるほど、わかりました」


とお店にあるバラの花を3分の1程と種を購入した

お値段は金貨4枚・・・めっちゃ買った


ミナ「沢山買ってくれてありがとー!」


ナオ「ハハハ、それじゃミナちゃんラナさんありがとう」


ラナ「また来てくださいね」




さてさて頭にあるのは


コンディショナー


アーモンドオイル

オリーブオイル

はちみつ




石鹸

ヒバマタ属海藻(扇状の海藻)から

貝殻

オリーブオイルとかバラ油とか


エッセンシャルオイル(なくても可)バラ、ラベンダー、クラリセージ、ペパーミント、ティートリー、等々


炭酸水素ナトリウム

海水より生成可能


沢山作るなら1度海に行かないといけないなぁと思ったナオでした


市場の近くまで来たので昼用に

鶏胸肉(ちなみに魔鳥と言われた、クックドゥドゥでは無いらしい)、米、ネギをそれぞれ20キロ程購入してからフィラムの工房に戻った


余った分は家で使うやつなので問題無し

ネギ20キロは中々の量だと思ったが以外と使うからなぁ


工房に戻るとマリンは書類を作り上げて3人で紅茶を飲みながら話し合いをしていた


フィラム「ナオさんおかえりー」


マリン「おかえりなさい」


ハロル「おかえりーです」


ナオ「ただいま、ついでに花屋と市場まで行ってお昼の食材と石鹸とコンディショナーの材料を買ってきた。コタツはギルさんが手伝ってくれて出来上がってしまったからゴメンな」


とコタツを出して見せた


フィラム「まーギルのおっちゃんなら1度作った物なら朝飯前だろうな」


ハロル「腕がいいですからねぇ」


マリン「道具屋は何でも屋ですからね」


と納得してた


ナオ「車の創案はどう?何か思いついたか?」


フィラム「んんー魔石エネルギーで直接タイヤを回すのが結果的には1番効率が良さそうだなって感想だな。そうだな、例えば水を生み出して圧力をかけて回すとか」


ナオ「そうか、まぁ回転体作れるならそれがいいか」


ハロル「それでナオさんはどのような物を作る予定ですか?」


ナオ「車なら回転体を作れるならそれを動力にしてしまおう、そうだな・・・指先サイズの魔石はあるか?」


フィラム「おお、あるある。持ってくるぜ」


ナオ「んじゃ俺は模型を作るか」


と20cm×20cmくらいの木材を収納からだした

それを錬金魔法でシャーシをイメージしながら加工する


すると不格好ながらシャーシの形に加工された物が出来た、最近実物を見てないのが悔やまれる


フィラムが戻って来ると途端に目をキラキラさせ始めた

ハロルは既にキラキラしていた・・・君たちほんと好きだね


フィラム「これが自動車ってやつの下の部分かぁ、もっと大きい物だと思ってたがそうでも無いんだな」


ハロル「これ、真ん中が空いてるのは何か意味が?」


と現物を改めて見てみる


前方のタイヤ部分から後方のタイヤまでの真ん中に間がある

そして後ろにはモーター部分を載せる所があってこれにギアを噛ませる形だ


空いた間は本当なら電池を置く部分だが魔石が電池の代わりなので要らないのだ


ナオ「これは模型だから、あちらの世界に子供用のおもちゃがあってな。それを元にしようと思ってたんだ」


と言いながらフィラム達に話をする

しれっとマリンも嫌いじゃないらしく話を聴きながら考える仕草をしていた


ナオ「フィラム、魔石から回転させる棒を付けれるか?小さくていい」


フィラム「んんー、魔石とセットにすると接する部分が摩耗しそうだな」


ナオ「ならベアリングがいるな・・・ちょっと鉄とミスリルくれるか?」


ハロル「ベアリングとは?」


ナオ「回転する物に取り付けて摩耗を抑える物って言えばいいかな?っとありがとうフィラム」


フィラム「おう、どういたしましてだぜ」


お礼を言うと照れるフィラムだった


ナオは錬金魔法でベアリングと真棒、ギアとシャフトを作り出す

小さいベアリングを作りそれに真棒を通し真棒を回転させるのだ


魔石は作用させる物に直接触れなくていいという特性を持っている


これのおかげでコタツも簡単に作れたので間違いない


となると


――――――

[魔石]


―は真棒

これでモーターになるだろう


ベアリングの部分はミスリルで作ると壊れない削れないので便利だな


これにギアを噛ましてシャフトを組み合わせて行くとあら不思議

四輪駆動が出来上がった


目の前で原理的な物見せられたフィラムとハロルは大喜び

マリンはマリンで何かに使えないかと試行錯誤していたのだった

誤字脱字報告ありがとうございます

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