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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
84/139

No.84「装備完成」

お昼ご飯を食べ終えて今度は膝の上の鶏プリュムと猫メティ横でベッタリなマーナと言う布陣を組まれ身動き出来ない俺である




ナオ「なぁメティ、回復薬と光属性の回復魔法はどうだった?」


メティ「んー、回復薬は初級、中級、上級、特急の4種類だったにゃ。回復魔法はどうも魔物だから誰も覚えれそうになかったのにゃ。アスカも適正外だったけど2倍理論で使えるそうにゃ」


ナオ「回復薬についてはアスカから聞いてたやつと一緒だな。それと回復魔法は辛いなぁ」


メティ「自分とマーナは何とか出来るかもしれにゃいにゃとは言われたにゃ。魔法の扱い方が長けてるからって言ってたにゃ。ただサラサ達ドラゴンは種族がブラックで攻撃系魔法が得意だから練習しても時間がかかり過ぎるって話にゃよ。人と比べるとドラゴン種は長命だからいつかは使えるかもしれないにゃー」


ナオ「なるほど。説明ありがとうメティ」


と頭と胴体を優しく撫でてあげると気持ちよさそうに目を閉じるメティ

するとポムんとプリュムは変化して抗議してくる


プリュム「あーいいのだー。私も撫でて欲しいのだ」


マーナ「マーナも」


メティ「これはご褒美にゃー」


ナオ「まぁまぁ時間はあるから」


とマーナもプリュムも撫で撫でしてやると嬉しそうにしている


サラサ「妾もー」


アスカ「拙者もー」


ナオ「手が足りないから!」


結局みんな撫で撫でする羽目になった…





しばらくしてから俺は創造神様にお伺いの手紙を書いた


持ってきているスマホに車を使っていいかどうかを聞いてみたのだ


するとすぐにお手紙が帰ってきた



創造神からのお手紙

「もちろん使っていいさ。せっかくあるものを使わせないって事はしないよ。そもそも知り合いのパーティーに見られてるじゃないか。とはいえ原油はこの世界にもあるけどかなり地下なんだよねぇ。海底か龍峰を探してみるといいかもね」


ナオ「おお!神様ありがとうございます。流石にすぐにできる案件じゃないなぁ」


マーナ「主、電気って使えるの?」


ナオ「ああ、電気は蓄電出来るからな。エネルギーとしては最高クラスのエネルギーだろ」


マーナ「そうなんだ、魔石で代わりにはならないの?」


ナオ「うーん、一応電気を一定のボルトに流せるなら使えるな。ただ蓄電するバッテリーが無いとダメかもなぁ。魔石は魔力が消費エネルギーだから電気に変えちゃうと結果行き場が無くなるだろうし…電気を魔力に変換とか出来たらいいけどその際に変換率で魔力が少なくなる可能性とか考えるとな」


マーナ「難しそう」


ナオ「ちなみに光を電気にする技術もあったんだ。太陽光発電って名前だな。」


マーナ「それは凄い。お日様がある限りエネルギーになるんだ」


ナオ「そうなんだよ。せめてあちらの世界の電波があればスマホが活用出来るんだがそこまでは厳しそうだしな」


後色々引っかかりそうですがね…言うまいて


それはともかく原油がある事は朗報だな

ダンジョン制覇したら龍峰に行ってみるか


ナオ「ま、それはおいおいでいいや。車のバッテリーもあるしスマホも使える時は使うからね」


マーナ「薄い板に見えるけど何に使えるの?」


ナオ「元々は電話って言って話が出来るものをさらに進化させた物がこれなんだ。これがあれば計算やメモ帳はいらないし写真や動画も取れるな」


マーナ「写真?動画?」


ナオ「写真は写して保存する物だな。見せた方が早いか」


とパシャリとマーナを撮りそれを見せる


マーナ「これは…私」


ナオ「そうそう。これがあると思い出がわかりやすくなるだろ。記録にもなるし便利だよ」


マーナ「理屈は?」


ナオ「すまん!詳しくはわからんってか難しい」


マーナ「そっか、仕方ない」


ナオ「電話は音声をデータ化して同じデータ化したものを相手に送るってのがざっくりした説明になるんだよな。でも音声データ化する物がこちらには無いし…魔石でワンチャンだとしても電波塔が無いと繋がらないし…そもそも商人ギルドにそれ系の魔道具があったような気がするからなぁ」


マーナ「そうなんだ」


ナオ「やれる事はあるけど技術職は技術職に任せるのが一番かな。作りたい物がある時は意欲も高いから率先してやるけどフィラムに相談しつつ作ろうと思うし…アスカ、この辺りで娯楽って無いのか?」


アスカ「特に聞きませんね、拙者の所では将棋がありましたが食道楽くらいではないでしょうか」


ナオ「そうかぁ…食べ物はクレープメインの喫茶店にでもしようかなと思ったが遊戯盤関係ならリバーシくらい作ってみるかな」


アスカ「リバーシ…どんな物でしょう?」


ナオ「簡単に説明すると陣取り合戦だな。自分の所だと表に白裏に黒のコマで同じ色で挟んだらひっくり返って自分のコマになるってゲームだ」


ライ「ふむ、面白そうだな」


サナ「ええ、興味がありますね」


ナオ「ライ達はそういうの好きなのか。ならちょっとお試して作ってみるか」


とナオは家の外に出て木材を収納術から取り出して盤面を錬金魔法で加工した

マスは8×8コマは64個


1セットだけじゃ足りなくなりそうなので2セット作った


…改めて思うが錬金魔法便利過ぎるよな。異世界ズルいわ


ナオ「試作品だからとりあえずやってみるか、ライがやりたそうだったから対戦相手になってくれ。説明しながら試打してみよう」


ライ「うむ、わかった」


とライに説明しながらの試打をして皆ルールを覚えさせた

また勝ちやすい戦術の角取り作戦を教えて皆でスタート

2つ分のリバーシでパチパチ遊んでみた


サラサ「頭を使うが面白いのじゃ、2手3手読むと長考してしまうのう」


マーナ「これはいい遊び道具」


メティ「先を読む良い遊び道具にゃね」


ライ「角を取られても勝つ事もあるのだな」


サナ「楽しいわね」


アスカ「あわわ、いっぱい返されちゃいました」


プリュム「パチパチひっくり返って楽しいのだー」


皆楽しそうでなにより





しばらくリバーシしていたらいきなりマリンが来た


マリン「ごめんくださいー」


ナオ「マリンこんにちは」


マリン「お金になりそうな気配を感じましたわ」


ナオ「えぇ…相変わらずというか…」


マリン「色々お作りになられたのですか?」


ナオ「そこまでじゃないが、ん?」


とここでフィラムも布に巻いた物を手に訪れた


フィラム「おっす、ナオさん来たぞー」


ナオ「フィラムもこんにちは」


フィラム「ナオさんご飯食べた?」


ナオ「今食べたなー、マリンは?」


マリン「あら、残念ですわ」


ナオ「まぁ簡単なので良ければすぐ作ってやるさ。さ、お上がりよ」



と2人を中に招くとマリンとフィラムは人が?増えてると俺に見てきた…わ、わざとじゃねーしおすし


ナオ「こちらはマリン商人ギルド長で色々お世話になっている方だ。んでこっちはハーフドワーフのフィラム。キッチンや家の物以外にも制作関係でお手伝いして貰ってる人だ」


マリン「どうも、マリンと申します」


フィラム「おう、フィラムだ」


メティ「メティにゃー」


プリュム「プリュムなのだー」


ライ「ライだ、よろしく頼む」


サナ「サナです、よろしくお願いします」


と挨拶して顔合わせだ


サラサ「フィラムもマリンも久しぶりなのじゃ」


マーナ「そこまで時間は経ってないような?」


ナオ「しかし、人が増えたなぁ…リビングが手狭だ」


フィラム「んー、キッチンの前の机を片付けて壁っぽいのをとっぱらって大きな一部屋にしちまえばどうだ?」


ナオ「襖な、それもありかもな。コタツがもう狭いし絨毯は敷いてあるからコタツをもう1つ作って置くか」


マリン「これですわね。中は暖かくて布団の中にいるみたいですわ」


ナオ「ギルのおじさんには部屋ごとを快適空間に出来るのにって突っ込まれたよ。ただなぁ寒い冬もコタツは満喫するのにはいいんだよな」


フィラム「 流石ナオさんだな、俺だと快適にって考えるとそんな考えにはならないからな」


ナオ「寒い中で食べる鍋とか最高だろうに。後来るとしたらミルドさんとクラークさんくらいか」


マリン「ところでリバーシは買われたのです?」


ナオ「暇つぶし用に作った、その反応だとこの世界にもあったのな」


マリン「ええ、リバーシ、将棋、チェスはありますわ。将棋とチェスは世界大会もありますわよ」


ナオ「それは凄いな。ところで勝手に作ったが著作権問題は大丈夫かね?」


マリン「ええ、歴史は古いですので商売用として作ったので無ければ問題ありません」


ナオ「トランプとかある?」


マリン「ありますわ、カードですわね」


ナオ「そか、ならマリン2組ほど取り寄せてくれるか?」


マリン「いいですわー」


フィラム「ナオさんも色々やるな、ところで頼まれた装備出来たが付けてみねぇか?」


ナオ「お!いいね」


とベランダに移動してフィラムから装備の説明を受ける


フィラム「黒龍鱗装備1式、まずはアーマーだがレザーアーマー風にしてある。肩部分から先はは無いから動きやすさはいいだろう。腰鎧は腰から下に動いても邪魔にならないように可変式の鱗を付けてある。これで足を腰より上げても大丈夫だ。後はレガースとブーツだな」


ナオ「凄いなー、真っ黒になるな」


フィラム「サラサの鱗から塗装はしてないからな。で、武器の刀はこの大刀と脇差だな」


アスカ「欲しいでござる!」


フィラム「∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!アスカにはその刀があるじゃないか」


アスカ「見なくても良いものとわかるでござる」


ナオ「とりあえず全部見てみよう」


大刀は2尺3寸、73センチの大物だった

スラリと抜いて見る

片刃になっており凛とした佇まいの刀でカッコイイ

鍔から目釘が転々とありハバキもあるが柄の部分が多少だが長めか?長巻よりは短いような感じがする


ナオ「長巻に見えるんだが、長巻よりは短いよな?」


フィラム「本差は大きく切れるように長くしたんだがバランスの問題もあって、柄の部分を長めに取ったんだ。脇差はそのまま素材以外はアスカちゃんのとそう変わり無いな」


少し離れてビュンビュンと振り回す

長い刃が扱いにくいかな?と思っていたが柄が長いので思ってたより扱いやすいかな


マリン「ところでナオさんお若くなっておりません?」


フィラム「あー!俺もそう思ってた」


ナオ「あぁ実はこっちの神様の加護を貰ったんだ。サラサ達の力が多すぎてパンクしそうになってたそうだ」


マリンフィラム「えっ!?」


と絶句してしまった


ナオ「この事はミルドとクラークさんまで話していいがそれ以上は広めるのはやめてくれよ。レベルが上がったら加護は無くなるからな」


マリン「なるほど、応急処置みたいな物ですわね」


フィラム「びっくりしたぜ。了解だ」


と2人とも納得してくれた


脇差も抜いて両手で振り回しているとマーナが的を用意してくれた


巻藁では無く石なのだが元はサラサの鱗だ。絶対切れるだろうと思い右手の本差と脇差で交互に切り裂いた


…切った感覚が豆腐のような感じだ。ヤベぇな


ナオは最強装備を手に入れたかもとヒヤヒヤしながら刀を鞘に戻した

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