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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
47/139

No.47「七日目午前中にて」

辺境の街のある冒険者達の話

「最近魔物が増えたか?」

「森の主がいなくなったらしい」

「それでなんで増えるんだ?」

「何か原因があって森の中にいた魔物が外に出たからだろ」

「まぁ森ん所にデカいクレーターがあったからなそれだろうな」

「おかげでミノタウロスがこんな所にいるからな」

「まぁ俺らにとっちゃただの牛肉だけどな」

「ギルドも近いしありがたいが街に被害がでないようにしないとなっと」

ミノタウロス「ブモォォォォォ!?」

「「いっちょあがり!」」

ご飯の後片付けをサッとすまして皆に今日の予定を聴いておく事にした


ナオ「皆、今日のご予定は?」


フィラム「俺達は鍛冶屋だな」


ミルド「フィラム、この辺りの村に卸す滑車の製作依頼を出したから確認しといてくれ」


フィラム「数は?」


ミルド「おおよそ100個ほどだ」


フィラム「あーなら材料からいるなぁ」


マリン「一緒に商人ギルドに行き確認しなさいなフィラム」


フィラム「そうだな、ハロルと俺とマリンは商人ギルドからだな」


アスカ「次は拙者ですね、中級だんじょんの攻略の手続きと準備をしに冒険者ギルドに行きます」


サラサ「妾達もかや?」


アスカ「そうですね、一緒にいった方がいいでしょう」


マーナ「今度で収納術覚えれればいいな」


ミルド「クラーク、私の予定は?」


クラーク「滑車の件を含めて近隣住民から討伐依頼が増えております、書類が溜まってるますよ」


ミルド「あーなら今日は来れなさそうか」


クラーク「昨日も割と無理して出てきたので無茶は言わないで下さい」


マリン「私も今日は遅くなる可能性が高いので家に戻りますわ」


フィラム「なぁマリン、滑車の制作依頼は1日じゃすまなそうだよな?」


マリン「近隣から以外もありますからね、2、3日ガッツリ作った方が楽ができるかもしれませんわ」


フィラム「ならそろそろ夜も家に戻るか。鍛冶に専念してからハロルと来るぜ」


ナオ「4人とも今日は家に戻るんだな。アスカはどうする?」


アスカ「出来れば泊まらせてもらえれば嬉しいです。味噌と醤油が魅力的すぎて宿よりナオさんのお家がいいです」


マリン「もうアスカちゃんここで暮らせばいいじゃない」


アスカ「その手が…ナオさんはどうです?」


ナオ「客室あるしいいよ?」


アスカ「ほ、ホントでござるか!嬉しいでござるー」


ナオ「ははは、あぁフィラム俺も製作依頼があるんだった」


フィラム「お?そうなのか?ならマリン先に行っててくれよ」


マリン「わかりましたわ」


ナオ「マリン、トイレの製図を渡すから登録しておいてくれないか?」


マリン「ええ、大丈夫ですわ…あのトイレはかなり魅力的でしたわ」


ミルド「私の家にも欲しいぞ」


クラーク「あれは私もお願いしたいです」


フィラム「ははは、製作依頼が増えそうだ。ありゃいいよなー」


ナオ「俺の世界だと柔らかい紙で拭くのが一般的だったんだがこっちは無いからなぁ。ウォシュレットは欲しいわ」


マリン「そうだったのですね、あれはギルドにもお家にも欲しいので絶対に製作依頼は出します」


ミルド「私もだ」


ハロル「トイレが綺麗だと長く籠っちゃいそうです」


ナオ「そういう人もいたなぁ」


サラサ「のう主殿?」


ナオ「うん?」


サラサ「主殿はレベルアップしないのかや?」


ナオ「あー今はいいよ、従魔契約でサラサとマーナの力が俺に流れてきてるみたいだしな」


マーナ「そうなの?」


ナオ「ああ、サラサとマーナが収納術覚えたら考えるとしようか」


サラサ「おー主殿と一緒に冒険なのじゃ」


マーナ「楽しみ」


アスカ「うふふ、どうなるんでしょうねー」


ナオ「ステータス的に魔法寄りなんだがな」


アスカ「そうなのですね、サラサさんと私が前衛、ナオが回復込で中衛でマーナさんが後方索敵と魔法で後衛で考えると…超級だんじょんすらクリアできそうです」


ナオ「超級とかあるのか」


アスカ「階層で決まってるのですよ、30までが初級、50までが中級、80までが上級、100が超級です。100階層はボスがヤバいですね」


サラサ「妾達ならそれでも楽勝じゃろ」


マーナ「負ける気がしない」


アスカ「まぁ私はソロ専門で超級踏破してますけどね」<(*¯꒳¯*)>


サラサ「アスカはかなり強い部類じゃからの」


マーナ「アスカは凄いと思う」


ナオ「ほー2人にもそこまで言わせるって相当だな」


マリン「あら!そろそろ行かなきゃ」


ミルド「む、それではお暇するか。ありがとうナオ殿」


クラーク「ナオさんありがとうございました、また飲みましょう」


アスカ「私達も行きましょうか」


サラサ「わかったのじゃ」


マーナ「いくの」


ナオ「ああ、マリンもミルドも気をつけて。クラークさんまた飲もう。アスカ、マーナ、サラサはちょっと待ってくれ」


ナオは先にマリン達を送り出してからフィラムに依頼を頼む


ナオ「フィラム、製作依頼ってのはこの家の合鍵が1つ、他のが2つなんだ。アスカとサラサとマーナの鍵を増やして欲しいんだ」


フィラム「俺のは?」


ナオ「フィラムは鍵いらなくないか?」


フィラム「え?」


ナオ「いない時来ないだろ?」


フィラム「あぁ、まぁなー…いややっぱりいる」


ナオ「なんだwどういう事だよ」


フィラム「えーと、その、なんでもいいだろ!くれよ!」


ハロル「乙女師匠が再び!」


フィラム「ハロル後でしばく!」


ハロル「お断りします!」


ナオ「あーわかったよ」


フィラム「よっしゃ」


ナオ「じゃあフィラムの分も含めて鍵4つな?で、鍵にこういう輪っかを取り付ける部分を増やして欲しいんだ」


フィラム「お?なんだなんだ?」


ナオ「でな?輪っかと輪っかをこういう風に回して入れるようにしてな?腰紐につけたりすれば落ちないだろ」


マルカンの事を説明してフィラムに伝えておく

カラビナでもよかったがスプリングが無いのでマルカンのみ伝えた


フィラム「おーなるほどな。収納術が無い人は欲しがりそうだな」


ナオ「2重マルカンとマルカンの取り外しが効く物を作ると便利なんだよな。ネジ式とかな」


フィラム「ネジ?また新しい知識を持ってきたな」


ナオ「ネジは凸凹を作ってな…いや図解にした方がわかりやすいから書くわ、収納術」


サラサラとネジの構造とマルカン、2重マルカンを書いていく


フィラム「おーなるほどな、普段持ち運びしやすそうだ」


ナオ「例えばこれに小さな鞄、ポシェットを付けとけば腰紐止め、ループに付けて普段使いしたりオシャレに見せたりしてたんだよ」


フィラム「ほー」


ナオ「それでポシェットに筆記用具入れとけば楽だろ?すぐ使いたいものを入れとけば便利だぞ」


フィラム「ふむふむ、それ俺も使いそうだな」


ナオ「これもマリンに登録案件だなぁ。ネジの機構とかあるとかなり便利だもんな」


フィラム「まぁ今は鍵の事やっちまおうぜ」


ナオ「あぁそうしようか」


ナオがフィラムに鍵を渡してフィラムが鉄のインゴットを取り出し複製していく、ハロルは興味深くそれを見ていた


フィラム「んでこういう風にっと錬金魔法」


鍵の差し込まない外側に穴を開けて2重マルカンを取り付ける、さらに2重マルカンとネジ式マルカンを取り付けてくれた


フィラム「完成だな」


ナオ「うん、イメージ通りだな」


ハロル「新しい知識に触れられて嬉しいです」


サラサ「これでいつでも家に入れるのじゃー」


マーナ「うん」


アスカ「ナオさんありがとうございます」


フィラム「へへ、俺も貰っとくぜ」


ハロル「ちょっと私も欲しい…」



そんな感じで1つ目の鍵の作成は完了


次に皆外に出た所で小屋と店舗をだした

流石にそんな物が出てくるとは思って無かったのかフィラムとハロルはポカーンとしてたよ


フィラム「ナオさんまさかそんな物まで入る大きさの収納術になってたとは」


ナオ「今の収納術がLv3だからね、Lv2で家が入るとか言ってたからこれくらいは入ると思ってたんだ」


ハロル「収納術のLv3って貴族の大きな御屋敷が入るとか言ってませんでしたっけ?師匠」


フィラム「あ、ああ」


ナオ「それじゃフィラムまずは小屋の方からな」


と小屋の方に入っていった

小屋と言ってもコンクリート製のマンションの個室だけどな

入り口で靴を脱いだらすぐ横のトイレの場所とお風呂を説明した

フィラムがトイレと風呂の大きさを確認し終わった所で説明を


フィラム「ナオさんはお風呂好きだなぁ、まぁこのスペースだと二人入ればいっぱいだけどな」


ナオ「流石にそこまで大きな風呂はいらないさ、もしもの時用の居住スペースだからね」


フィラム「ま、これくらいの風呂ならすぐ出来るか」


扉を開けるとリビングだけだ

テーブルとか置かなければ大きなリビングは5-6人は寝られるだろう

扉を開けてすぐの所をキッチンスペースで取ってある


ナオ「ここにキッチンだね、家に比べたら小さいけどコンロ2個くらいはいけるだろ」


フィラム「あぁ2個置いたら流しと切るスペースで終わりだな。扉の関係上、奥行も取れないしほんとこれのみって感じか」


とキッチンの大きさをフィラムは測っていた

ピッタリサイズ推奨だからか何度か計測をし直してたよ


ナオ「そうだね、後はリビングをどうするかってだけさ。家具を置いたら少し手狭になるしな」


フィラム「よしオッケーだ」


みんな外に出た所で収納術で小屋は回収

次に店舗の方だな


ガラガラガラと扉を横開きに収納して家の入り口をオープニングスペースにしたら店の中に


カウンターの場所とトイレスペースをまず説明

トイレは男女別にして1つずつ、手を洗うスペースと鏡の設置場所を見てもらう


カウンターは対面カウンターでこちらは既に作ってあるのでわかりやすい


カウンターの中を通り隣の部屋に入ってコチラがキッチンスペースと説明しカウンターと近いのは配給しやすいよう配膳スペースがある為だ


カウンターからキッチンに入る廊下に休憩スペースに通じる扉があるのでそれを開けるとひとつの空間が現れる

ここの窓は高い位置にあり中を目隠ししてある

後はテーブルと椅子なり置いて一息付けれるようにするだけだ。部屋の中には隅に流しがひとつだけある。休憩スペースの隣に従業員用トイレスペースは勿論設置してある


フィラム「こっちは割と大きいキッチンだな、コンロは何口いるんだ?」


ナオ「1人で作る分には3口が限界じゃないか?オーブンとかこっちはないのか?」


フィラム「あるぞ、焼くに関してはそれなりに出来ると思うね」


ナオ「ならコンロとオーブンで焼き物は賄えるだろ。コンロの下に大きめオーブンでいいんじゃないかな」


フィラム「あぁ、了解した。んじゃ間取り調べて作ってくるわ、って言っても製作の仕事あるから少し時間をくれると助かるな…3日貰えるか?」


ナオ「直ぐに開店させる予定はないから3日とかじゃなくてもいいさ。フィラムに任せるよ」


フィラム「わかった」


こちらも間取りを調べ始めた。ハロルも一緒にお手伝いしたので時間はかからなかった


全員出た所で扉を閉めて収納術に店舗をいれた


サラサ「主殿はお店を開くのじゃ?」


ナオ「ちょっと考えてる事があってな?まだまだ決まってないよ」


マーナ「主のお店は絶対に儲かる、けど忙しいと傍に中々居られなさそう…」


ナオ「そんなに深く考えないでいいよマーナ。俺自身が忙しくする気はないからな」


アスカ「色々考えてるのですねー」


フィラム「よし、それじゃ俺達もいくか。ナオさん仕事が落ち着いたらまた来るぜ」


ハロル「ごちそうさまでしたナオさん」


サラサ「それでは行ってくるのじゃ」


マーナ「行ってきます」


アスカ「それじゃ行ってきますね」


こうして全員出た所で俺も家に戻った

しばらくは1人で過ごす時間も多くなるなと思いながらゆっくり午前中を過していった

ミノタウロス「どこ行けばいいのかわからない!建物がある方向に向かってみるか」

ゴブリン「街はダメだ!狩られる」

オーク「あそこに人が沢山…ぐへへ」

スライス「森が誰もいなくなったラッキー」

乱水牛達「あの森は避けよう」

ミノタウロス「あいえー!?なんで!?冒険者なんで!?」

オーク「あ、危なかった俺達も肉になる所だった」

ゴブリン「だから言ったのに…」

スライス「森の恵みウマウマ」

乱水牛達「我らは人間の沢山いる場所は怖いしエサもないから草原にいこう」


今日も異世界は平和で「肉になれ」ギャー


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