No.44「領主とハンバーグ定食」
注意
この物語はインスピレーション100%で書いております
変な方向に脱線してもそのまま突き進みますのでご注意下さい
前回のあらすじ
醤油と味噌ができた
ナオは心に100のダメージをおった
萌え萌えキュン( ु ›ω‹ ) ु♡
ナオ「はっ!?夢か!」
フィラム「夢じゃないぜ?」
アスカ「うわぁ…」ドン引き
ナオ「やめてくれぇ」( ´⚰︎` )。՞。゜՞ブクブク
ハロル「生きてますからまだ行けます」
ナオ「もうやめて、体力は0だ」
サラサ「主殿、そろそろご飯作って欲しいのじゃ」
マーナ「お腹空いた…」
ナオ「そうだ料理、わかった…俺は生きる」
アスカ「サクッと醤油も味噌も出来ましたね」
ナオ「あぁ、これでレパートリーが増えるぞ」
フィラム「今日は何を作るんだ?」
ナオ「今日はハンバーグだな、サラサとマーナが食べたやつな」
サラサ「あのお肉かや!楽しみなのじゃ」
マーナ「あの時も美味しかったの。今度はもっと味わって食べるの」
ハロル「ドラゴンとフェンリルをも唸らせる料理ですか」(;・`д・´)ゴクリ
ナオ「よし、本当に真面目に作ろう」
フィラム「萌え萌えキュン♡︎」
ナオ「( °ω°):∵グハッ!!…(o_ _)o パタッ」
サラサ「フィラムやめるのじゃー」
マーナ「ご飯…」
フィラム「ははは悪い悪い、もうしないからナオさん頼むよ」
ナオ「死にたい」( ・_・̥̥̥ )
と遊ばれているとコンコンコンとドアをノックする音が
マリン「こんばんはー」
ナオ「あぁ、マリンいらっしゃい」
フィラム「マリンお疲れ」
アスカ「マリンさんお仕事ご苦労様です」
サラサ「いらっしゃいなのじゃ」
マーナ「いらっしゃい」
ハロル「マリンさんご無沙汰してます」
マリン「皆さんこんばんは、ハロルも元気そうね」
ナオ「じゃあ俺はご飯の支度を…」
コンコンコン
ナオ「はーい?」
玄関を開けると…
ミルド「御機嫌ようナオ殿」
ナオ「ミルドさん!?」
ミルド「来て良いと仰ったからな、中に入れてくれるか?」
ナオ「ええ、勿論ですよ。どうぞどうぞ」
と中に案内する
中に入ると皆がびっくりしてた
ミルド「おや、知らない顔があるね。自己紹介をしようか、私の名前はミルド・クーン。この街の領主をさせて貰ってる。よろしく頼むよ」
サラサ「おおー領主さんなのじゃ?偉い人なのじゃ!妾はサラサなのじゃー」
マーナ「私はマーナ、新しい人なの」
ハロル「私はハロルと申します、フィラム師匠の弟子をしてます。領主様よろしくお願いします」
ミルド「ふふ、皆そんなに畏まらなくていいぞ」
フィラム「そうだなー、ミルドはよそよそしいと泣いちゃうからな」
ミルド「な!?そ、そんな事ないぞ!フィラムいきなりひどいな」
アスカ「今日のフィラムさんは辛口です」
マリン「まさかミルド様がこられるとは思いませんでしたわ」
ナオ「ミルドさんそろそろご飯なのでテーブルの方にどうぞ」
ミルド「あぁ、ありがとう」
ナオ「さて、じゃあ作るか!」
と、そそくさとキッチンへ向かった
ミルドが来ていいと言ったのは自分だしね
さてご飯の支度である
付け合わせのじゃがいもと人参を作っていこう
切り方は人参もじゃがいもも千切りにする
どちらも10分水にさらして1分茹でて湯切りをして冷ましておく
更に今回は味噌があるので味噌汁を
手持ちに乾燥ワカメがあるのでそれを水で戻して鍋にお湯をかけて味噌を溶かしていこう
次にハンバーグの種
玉ねぎの皮を向きヘタを取る
ナオ「マーナお手伝い頼むよー」
マーナ「なになに?」。。。(*o・ω・)oテクテク
ナオ「この2つの肉と玉ねぎを魔法で微塵切りにしてくれ」
マーナ「任せて」シュバババ
ミノタウロス肉6キロオーク肉4キロを玉ねぎ10個微塵切りにしてもらった
ナオ「マーナ次はこのボウルに氷をくれるかい?」
マーナ「うん」ゴトンゴトン
ナオ「助かる、早く自分で出来るようにならないとなぁ」
マーナ「主は気にしないでいい、魔法は任せて」
ナオ「マーナはホントいい子だな」
マーナ「えへへ」
微塵切りにした肉は大きなボウルにいれ使う分だけ取り出して残りはボウルを重ねて冷蔵庫へ
氷は大鍋に入れてその上に使う分の肉を入れたボウルで冷やしておく
更に手を大鍋に触って冷やしておき、冷やした手でこねあげて合い挽き肉を作っていく
さぁ始めよう
ハンバーグは1人で2人前を食べると想定し16人分で考えていこうかな
合い挽き肉1キロ
水750CC(粘りが強かったら追加で少し加えていく)
玉ねぎ5個
(とんかつで作ったておいた)パン粉大さじ25杯
醤油大さじ10杯
胡椒小さじ1杯
ナツメグ小さじ1杯
(小さじ1杯は大さじ3分の1)
醤油無しなら塩を小さじ1杯いれると良い
さて人数分と書いたが実際ハンバーグの量で調整できるのであんまり意味がなかったりする
問題なのは味がきちんとついてるかどうかだ
マリン「かなりのお肉の量にみえますね」
ミルド「ふふ、こんな形で料理が見えるキッチンがあるとは。さすがナオ殿だ」
フィラム「そうだよな、俺らは基本見えなくする物って考えだもんな?キッチン」
ハロル「そういう所にも拘ってお家を作られたのですねー」
種を作っていく
前回もそうだったがかなりの力作業になるので頑張る!
ってあれ?なんか軽く混ぜれる…あの力だな
で厚さは1.5センチ大きさは手の平サイズより少し小さめのハンバーグ種を作成
大人の成人男性の手の平だから20センチ前後かな?これをぽんぽんぽんと手で交互にキャッチして中の空気を種を整形していく
サラサ「なんか楽しそうなのじゃ」
マーナ「(・ω・* 三 *・ω・)フンフン」
ナオ「今日はスグ作っちゃうから今度は一緒に作ろうな」
サラサ「わかったのじゃ」
マーナ「お手伝いすると褒められるの」
さてこの手の平サイズの大きさまでならくぼみを開けなくても火は通る、むしろこれ以上だとくぼみ推奨になる
まぁわからないなら全部くぼませればいいのだが崩れやすくなるからな
この大きさの種を作っていくとパン粉と玉ねぎで傘増ししているので大体16個つくれるはずだ
ジュっーといい音と共に肉が焼けていく
うんコレコレ
フィラム「美味そうな音だな」
アスカ「肉の焼ける音っていいですよね」
そしてフライパンに火をかけて油を少しだけいれ中火で片面2分でひっくり返してもう2分
水を少し加えて蓋をして1分蒸し焼きする
これを16個分、大きなフライパン二つ使い4個ずつ個を2回焼き上げてっと
最後にハンバーグから出た油をソースにする
今回は作っておいたトマトソースがある
これをハンバーグから出た油に加えてハンバーグソースにする
マリン「ナオさんそれは?」
ナオ「これは味付けのソースさ、もっと美味しく食べる為のひと工夫だね」
マリン「こ、こんな料理があるなんて…」
ミルド「はは、手の込んだ料理を食べれるなんて思わなかったな」
トマトソースは大さじ1杯で1人前で大丈夫だ
これを煮詰めてソースもOK
ハンバーグをフライパン2個で焼いて10分、ソースに2-3分てな所だな
皿に付け合わせのじゃがいもと人参を添えてハンバーグを二つ乗せてソースをかけて完成だ
迷い人特製ハンバーグ定食!じゃじゃーん
ナオ「出来たぞー」
サラサ「待ってましたなのじゃ」
マーナ「やっとご飯…いい匂い」
フィラム「これがハンバーグかぁ」
アスカ「どんな味がするのでしょう?」
ハロル「おおー楽しみです」
マリン「うふふ、ナオさんの料理は美味しいわよ」
ミルド「これが異世界の料理」(;・ω・)ごくり
テーブルと椅子を繋げて皆座れるようにしたらハンバーグとご飯を分けていく
ナオ「お酒がいい人」
アスカマーナフィラムサラサマリン「はい!」
ミルド「え!?え!?」
ハロル「あ、あの私は他の物でいいですか?」
ナオ「うん、ミルドさんもお酒でいいかな?マーナリンゴ出すから魔法で絞ってジュースにしてくれるかい?」
ミルド「あ、うむ!大丈夫だ」
マーナ「お手伝い?いいよ」
ナオ「収納術」トントントントントントン
フィラム「かなり多いな…どんだけ買ったんだ?」
ナオ「ソースで使う為に50個程買ったんだ」
マーナ「全部やっていいの?」
ナオ「ああ、鍋にいれちゃってくれ」
マーナ「わかった」ギューッザバーー
ナオ「ありがとうマーナ」
サラサ「むむーマーナばっかりずるいのぅ」
ナオ「まぁそのうち俺ができるようになるさ」
鍋のりんごジュースをハロルに配り皆にはワインをついでいった
ナオ「行き渡ったな?それじゃ食べよう。頂きます!」
全員「頂きます」なのじゃ」
久しぶりのハンバーグだ、まずは1口ぱくりと食べてみる
うん、ジューシーで美味い
どうやらソースも上手くいったようだ
アスカ「美味しいですねぇ、肉汁が溢れてきます」
フィラム「こりゃ美味いなー、ワインにも合うわ」
ハロル「う、美味いです!」
サラサ「落ち着いて食べたがやはり美味しいのじゃー妾は感激じゃー」
マーナ「主の味なの」
マリン「こ、こんな手が込んだ料理が食べれるなんて幸せですわ」
ミルド「う、美味い!」
ナオ「うん、皆の口にあったみたいだな。良かったよ」
ミルド「皆、この様に美味しいものを毎日食べてたのか…」
ナオ「はは、そうなんですかね?まぁ作るのは嫌いじゃないのでいいですけどね」
マリン「ナオさんの料理は革新的なのですよ?」
ミルド「今まで煮るか焼くかの料理しか無かったからな」
ナオ「美味しい素材ばかりですからわかる気がしますよ」
皆美味しい美味しいと言って食べてくれる、作ったかいがあったって実感するね
俺的に味噌汁を最後に飲むのが大好きだ
ハロル「ふわーお腹いっぱい食べました」
フィラム「あぁ、酒もうまかった。肉にワインは合うなー」
アスカ「お腹いっぱいですー、久しぶりの味噌汁にも満足です!」
マリン「あ!あれやはり味噌だったのですね!ナオさん味噌どうしたんです!?」
ナオ「錬金魔法で作ったんだ」
マリン「ええ!?作れたのです!?」
ナオ「まぁ製法を知ってたってのもあるかもな。ハンバーグに醤油もはいってたんだぞ?」
マリン「そうだったのですね、味噌と醤油は流石に遠方すぎて取り寄せに時間がかかるとの事でしたからびっくりしましたわ」
ミルド「お?ナオ殿の言ってた特産品とはこのスープと醤油と言う調味料の事かね?」
ナオ「いえいえ違いますよ?そうですね、ミルドさんもう少しお酒は飲めますか?」
フィラム「お?昨日のあれか!」
マリン「ブランデーでしたわね」
ナオ「あぁそれだね、じゃあテーブルを片付けたら試飲してもらおうか」
ミルド「ああ!頼むよ」
マリン「毎日あのようなお酒が飲めるなんて幸せですわ」
フィラム「やったーははは」
ハロル「もう師匠はお酒の飲みすぎはダメですよー」
サラサ「妾達も飲めるのじゃー」
マーナ「よかった」
アスカ「ふふ、皆でワイワイいいですね」
ナオ「そうだな、さてサッと片付けようか」
そう言って皿を回収してクリーン魔法をかけ軽く水洗いをし壁の巾着に入れていく
いやーキッチンはスッキリしてるし便利すぎ
ナオ「ハロルさん?君?はどうする?」
ハロル「ハロルでいいですよ、私はりんごジュース頂けると嬉しいです」
フィラム「ハロルはまだお酒が苦手らしい」
ナオ「わかった」
ハロルにジュースをついでやりテーブルに買ってきたワインを並べる
そこに大鍋と中鍋を持ってきてっと
ナオ「フィラム、後でひと仕事頼めるか?」
フィラム「お?なんだ?」
ナオは紙とペンを取り出しブランデーのビンの図を書く
それと漏斗を書き上げ
ナオ「今ワインを移したら空き瓶でこんなビンを1つ作って欲しい、あとこっちは漏斗と言って液体を移す道具だ」
フィラム「おーいいぜ、この漏斗ってのも売れそうだなー」
マリン「確かお酒の工房でこんなのがありましたわ」
ナオ「この世界ある物はガッツリあるのに無いものはとことんないよね、不思議だよ」
ミルド「うーん、それは迷い人の知識が滅多に出回らない事に起因してるのかもしれないな」
アスカ「そうなんですか?」
ミルド「あぁ、こちらに来た迷い人はみな割と隠れたがったみたいなんだ。政権のコマにされたり、戦争の道具を作ったりするのを極端に嫌ってな」
ナオ「あぁ、それは俺もかなり嫌ですね」
ミルド「それで辺境の地で自分の好きな物を作ったりするんだが道具だけ残ってたりな?それを元に色々作ってるんだよ」
ナオ「なるほどねー、てか滑車1つで大騒ぎだからまぁわかるけど…」
マリン「滑車は素晴らしいですわ、収納術を使えない子供や力の無いお年寄りが物を持てるようになって各自治体が活気に満ちておりますわ」
ナオ「うん、それなら良かったよ」
ミルド「まぁそんな訳で先進的な道具がポツポツあったりするんだ」
ナオ「そうだったんですねぇ、ミルドさんも私に戦争の道具とか作らせちゃいますか?」
ミルド「ふふ、そんな事はしないさ。私はナオ殿を保護するつもりで屋敷や土地を与えたつもりさ。それ以上に面倒な事になりそうなら全力で手を貸すつもりだよ」
アスカ「まぁ国が来ても負けませんけどね」
サラサ「そうなのじゃ!」
マーナ「私達がいるもの」
フィラム「ははは、最強の従魔がいるからなぁ力で来たら逆に国が滅んじまうわ」
ミルド「うん?クラークから聞いていたがこの子達がドラゴンとフェンリルかい?」
ナオ「そうですよ」
サラサ「妾がブラックドラゴンなのじゃ」
マーナ「私はフェンリルなの」
ミルド「ははははは、これなら王の軍勢すら負けるまい!まぁナオ殿に何かあったら私も許さんよ」
ナオ「ありがとうミルドさん、俺を保護してくれたのがミルドさんでホントに良かったよ」
ミルド「ふふ、気にするな」
フィラム「よしそろそろ酒作ろうぜ」
ナオ「そうしようか」
この地に来て本当に良かったと改めて思ったナオは少しでも恩返しできればいいなと考えていた
こういう所なら慈善事業するのもわかるなと
1人心が暖かくなっていた
という訳でそろそろ第1章も終わりとなります
さしあたって作者の問題は…野郎がすくねぇなと
出てきた野郎どものディーンやマッツ、カインにクラークにも少しだけ設定を持たせてありますがそれはまたいつか書くことがあればと思います
追記
追加キャラが四名が頭に浮かんでおります
出るか出ないかは貴方次第…
キャ───(*ノдノ)───ァ
こちらも追記の追記
Pv7,999ありがとうございます、ブクマもこんな小説を読んでいただき光栄です。今後ともお菓子感覚的な「スローライフは突然に」をよろしくお願いします




