No.37「お菓子もお酒も正義らしい」
卵と牛乳が無いスイーツってパッと出てこないのぅ…
初めてのとんかつを食べた感想
サラサ「もっと食べたいのじゃ」
マーナ「もっと食べたいの」
アスカ「美味しかったです」
フィラム「美味かった」
マリン「お肉の革命ですわ!是非ともレシピ登録して下さい」
との事でした
今度はデザートは粒あんを使ったお菓子を作成だ
粒あんだけじゃ寂しいので市場で買った果物も水洗いして準備しようか
ぶどうは皮を剥いて
桃、なし、リンゴは上下を切り6等分
柿はヘタを取り皮剥いてくし切りで6等分にする
いちじく、ヘタを折ってそのまま下にスライドして皮を剥ぐ、残った皮が指で取れなさそうなら包丁で剥ぐ。そしてくし切り
こんな感じでフルーツの準備が出来たら次に小麦粉と砂糖と水を混ぜ合わせ生地を作っていく
小麦粉500g
砂糖大匙10
水800cc
ダマにならないようによーく混ぜていく
フライパンに火をつけて油を引いて熱する
お玉1杯を流し入れてダマになっている所は木ベラで潰していく
フライパンを手早く傾けてフライパン全体に生地が埋まるように
片面を焼き上げたらひっくり返してもう一度
両面焼き上げたらお皿に取り出してっと
生地がなくなるまで焼きまくる
焼きあがったら粒あんを含む全部をダイニングのテーブルに置いていった
サラサ「これをどうするのじゃ?」
ナオ「皆自分の好みで作ってもらおうと思ってな」
フィラム「お、どうすんだ?」
ナオ「まず皿にこのクレープ生地を1枚とって好きな物を入れたら折りたたむ」
マーナ「面白そう」
ナオ「基本は半分に折りたたみそれを更に折りたたむから具材は半分にいれるように、少し隙間を空ける位だとやりやすいぞ」
マリン「これは簡単に出来ますね」
ナオ「生地に甘みがついてるから粒あん抜いてフルーツだけも美味しいはずだ」
こうして皆好きな物を入れて包んでいく
俺は最初に粒あんのみを入れた物を作った
ナオ「出来上がったらそのまま食べる」パク
サラサ「ほうほう妾も主殿と一緒にするのじゃ」パク
マーナ「こうしてっと」パク
アスカ「拙者も粒あんだけにしましょう」パク
フィラム「俺は好きな物入れるぜ、桃とぶどうとりんごをいれてっと」パク
ナオ「うん、美味い」モグモグ
サラサ「甘いのじゃー」ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”
マーナ「美味しい」(´〜`)モグモグ
アスカ「食べやすいのも良いですね」(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"
フィラム「うん、美味い」(*゜~゜*)モグ モグ
マリン「美味しいですわー」ŧ‹”ŧ‹”(˙༥˙)
ナオ「粒あんフルーツ試してみよう」
サラサ「妾はフルーツのみじゃ」
アスカ「いちじくやりんごも美味しいです」
フィラム「あー幸せだ」
マリン「ホントですわー甘いのは正義です」
粒あん果物クレープは好評でした
皆でご馳走様をし皿を片付けながらふと気になった事をサラサとマーナに色々聞いてみる
ナオ「なぁサラサ、マーナ」
サラサ「なんじゃ?」
マーナ「何?」
ナオ「種族的な物で好きな物とか嫌いな物とかあるのか?」
サラサ「うーん、そういうのは無いのじゃ」
マーナ「私も無い、好きな味でも同じ物はダメって言われたくらい」
ナオ「偏食はダメだのは人と一緒だな」
サラサ「ほんに小さい頃は母上から乳を貰っておったのぅ」
マーナ「私もそう、正確には私達だけど」
ナオ「ん?兄弟姉妹でもいるのか?」
マーナ「同い年の姉と弟がいる」
ナオ「3人兄弟かー」
マーナ「ちょっと違う、フェンリルは父と母を除けばほとんど兄弟姉妹」
ナオ「フェンリルは頭数は多いのか?」
マーナ「少ないと思う、私達の下に子供が出来たとは聞いてない」
アスカ「フェンリルが多かったらどうなってるでしょうねー?」
サラサ「そうじゃな、森がフェンリルの縄張りでに占領されるじゃろ?他の物は森の恵みを求められなくなるじゃろうな」
ナオ「ふーむ、フェンリルが縄張りにするの森だけなのか」
マーナ「基本はそうだけどたまに変な所を縄張りにするのもいるよ」
ナオ「ははは、そりゃ変わり者もいるよな。ドラゴンはどうなんだ?」
サラサ「ドラゴンはどうじゃろ?ドラゴンコミニティとか言うのもあるので総数はそこそこいると思うのじゃ」
ナオ「ほー、サラサみたいなブラックドラゴンは?」
サラサ「それなりにいるのじゃ、ドラゴンは基本子が少ないけど狩られる事がほぼ無いからのう」
フィラム「ドラゴン狩りなんてやろうとするのは変人か英雄だけだろ」
マーナ「そう言えば主はどうやってサラサを止めたの?」
ナオ「うん?家を壊した事で説教した」
マーナ「え?それでサラサが止められたの?」
サラサ「最終的に泣かされたのじゃ」
ナオ「人聞きの悪い言い方は止めなさい、そもそもケガしてたしなぁ」
マーナ「あぁ、なるほど」
サラサ「と言うよりドラゴン相手に説教してくるなんて思わないのじゃ、本能的に逆らったらダメだと思ったのじゃ」
アスカ「…本能的なんですか。両親的な感覚ですかね」
サラサ「割と近かったのぅ、挙句家を壊したのを許してご飯までくれるし妾は感激したのじゃ」
マリン「普通の人は出来ませんわね、ドラゴンに説教。ドラ説」
ナオ「なんかどこぞの大魔法使いみたいなのやめて?」
サラサ「なんじゃそれ?」
ナオ「ドラゴンも踏み潰さないようにまたいで通る人がいたんだ…ドラまたとか略されてたよ」
サラサ「言い得て妙じゃのー」
ナオ「さて、やる事終わったし皆風呂入って来るといい」
フィラム「おー新しいお風呂か」
アスカ「んーナオさんが先に入ってくるのはどうでしょう?」
ナオ「じゃあそうしようかな、先に湯船を溜めてくるか」
サラサ「それなら妾に任せるのじゃ」
マーナ「サラサだけじゃ心配だから私も手伝う」
ナオ「おぉ、二人とも助かるよ。お願いな」
そう言うと二人ともお風呂に向かった
ホント仲がいいなぁ
ナオ「さて、ワインまだあったな」
フィラム「お?飲むのかい?」
ナオ「いや、今から錬金魔法で蒸留する」
フィラム「お?」
ナオ「本当は焼酎みたいにワインを蒸留して作るブランデーってのがあったな?物は試しでやってみようかと思ってたんだ」
フィラム「なるほど、蒸留すると別物になるんだな」
ナオ「基本酒精が高くなるからフィラムは気に入るかもな」
フィラム「おおいいな、早くやろうぜ!」
ナオ「んじゃまずはボウルにワインを移して空のボウルを用意してっと」
ドヴォンドヴォンとワインを入れていく
1本分が空になったので早速試してみよう
ナオ「錬金魔法、蒸留」
かざした右手からワインが減っていき左手から蒸留されたであろう物が出てくる
ワイン1本に対して出来た物はジョッキ1杯になるくらいの量だった
フィラム「どんな味がするんだろうな」
アスカ「匂いはそこまで気にならないですね」
マリン「新しいお酒がすぐ出来てしまったわ…」
ナオ「試飲してみよう、はいコップ」
出来たブランデーを4等分していく
フィラム「よーし行くぜ!」ゴク
ナオ「量が3分の1くらいだから出来てると思うけどな」ゴク
アスカ「頂きます」ゴク
マリン「頂きますわ」ゴク
…
……
………
全員固まって動かない
なんだろうかこの間は
ナオ「どうだった?」
フィラム「う」
ナオ「う?」
フィラム「濃いな!コレは」
ナオ「うは何処いった!?」
アスカ「すぐに酔いが回りそうです」
マリン「革命だわ、私は今お酒の革命を目にしているのよ」
ナオ「マリン戻っておいで」
マリン「は!?申し訳ないですわ」
フィラム「なぁナオさんこれこういう風に生で飲むのか?」
ナオ「基本常温だな、次がロックで水割りとお湯割りがあるぞ」
フィラム「ほうほう試していいかい?」
ナオ「って言っても今日は試しだからなさ」
と二人分の足音がトントンと聞こえてきた
サラサ「お風呂が沸いたのじゃ」
マーナ「?強いお酒の匂いがするの」
ナオ「ああ少しワインで実験したんだ、今度は量を作ってサラサとマーナにも飲ませてあげるよ」
アスカ「ワイン1本でほぼコップ1杯でしたね」
ナオ「蒸留ってのはそんなもんさ、考え方としては煮詰めるに近いからな」
フィラム「まぁまた飲ませてくれるならいいか」
ナオ「あぁこれは酒蔵にでもレシピを売りつければいいか」
マリン「辺境の特産品にした方が良いのでは?」
ナオ「ふむ、ならミルドさんに話をしないとな」
マリン「なら私がお話を通しますわ、スパイスに新しいお酒、揚げ物料理とくれば辺境が盛り上がる事間違いなしですわー」
٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪
ナオ「まぁ辺境が盛り上がったら俺も嬉しいさ、来てそうそう貴族の御屋敷が貰えるくらい手厚い保護をして貰ったしな」
フィラム「すぐ壊れたけどな」
アスカ「寝てませんよね?」
サラサ「やめるのじゃー」
マーナ「結果的に私も加担してるの…」
ナオ「まぁそのおかげでこんな家を作ることが出来たしいいじゃないか」
サラサ「あ、主殿」(ꆚ﹏ꆚ)ぅるぅる
マーナ「主」(。•́ωก。)…グス
ナオ「と、飛び込んでくるんじゃないぞ」
⊂(; ・ω・ )⊃んバッ
アスカ「それは飛び込んでこいじゃ?」
フィラム「だよな」
サラサ「あるじどのぉー!」・:*三( ε:)`д゜)・;"
ナオ「くぼぉあ」
マーナ「(´,,・ω・)ω-。)ピトッ…」
マリン「ナオさん生きてますか?」
ナオ「だ、大丈夫だ。問題ない」
サラサ「(´。>ω(•ω•。`)」
マーナ「(´>ω<))ω<`)ギュッ」
ナオ「サラサ、マーナそろそろお風呂行きたいんだが」
サラサ「妾も入る」
マーナ「一緒入る」
ナオ「ダメだって言ったでしょ」
サラサ「٩(๑•̀ ₃ •́ )۶ケチー」
マーナ「(´A`。)」
ナオ「ほらほら離れなさい」
サラサ「むー」
マーナ「今度入る」
ナオ「諦めないね!?君達。もうお風呂行ってくるから入ってこないんだぞ」
そう言ってお風呂に向かった
新しいお風呂は木で出来ていて広い
しかも魔道具のお湯を掛け流してるのでちょっとした温泉である
誰が入ってくるかわからないのでダッシュで体を洗い湯船に浸かって少しだけ暖まったら出た
キャッキャウフフは嬉しいし従魔に懐かれてるのも悪くないのだが線引きはしとかなければ絶対やばい事になると思ってる
フィラムやアスカまで撫でて欲しいと言ってきたのだ、マリンは言わずもがなである
その後リビングのソファでお酒を飲みながら皆でワイワイ過ごした
1日が早いなぁと感じるおっさんであった
スローライフと言えば皆さん何をしようと思いますか?
私は…こうやって小説でもちまちまかければいいかなぁ(白目)




