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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
36/139

No.36「オーダーとんかつ」

( ˙꒳˙ᐢ )ウィッムッシュ

ちゃんちゃちゃん、ちゃららー、ちゃららー


さてさて

まずは絨毯を敷きます


ナオ「んじゃ絨毯を敷いていこう。フィラムすまんが測ったサイズの絨毯を部屋に置いていってくれ。んで皆で広げて行くか」


フィラム「いいぜ」


そう言うとフィラムはリビングに絨毯を置いてダイニングとキッチンにも置いていく。そして他の部屋に移動していった


マーナ「私なら風魔法で一人で敷けるよ」


とマーナがリビングのソファを浮かせたと思ったら絨毯が広がりピッタリはまった

そしてスっとソファが戻る


サラサ「それなら妾も出来るのじゃ」


次にサラサがダイニングのテーブルと椅子を浮かせて風魔法で絨毯を広げた。そしてガタンとテーブルと椅子が落ちた。なお端は合っていなかったので手で合わせた


ナオ「んーじゃあマーナに絨毯はお願いしてサラサとアスカは料理をするか」


アスカ「いいんですか?」


サラサ「わーい初めての料理なのじゃ」


ナオ「サラサはちゃんと言う事聞くんだぞ」


サラサ「わかったのじゃ」


ナオ「えーとちょっとまって…ああああー!買いそびれた物がある!」


サラサ「ええ!?このタイミングで言うのかや…」


アスカ「なら私が行ってきましょうか?」


ナオ「頼めるか?アスカ。買ってきて欲しいのは柔らかいパンと赤ワインを5本ほど、そしてお酢を買ってきてくれ。お金渡すからプレート出してくれ」


アスカ「はい」


ナオ「金額がわからんから多めに渡しておく」チャリーン


アスカ「ええ!?金貨5枚は多すぎでしょう」


ナオ「いや、他にも酒を買ってきてくれると助かる。パンも明日の朝の分まで買ってきて欲しいから多くていい」


アスカ「わかりました、では行ってきますね」


ナオ「あ、まった!マリン今日も来るのかも聞いてきてくれ。材料揃えちまった」


アスカ「むむ、仕方ないですね」


ナオ「悪い、頼むな」


とアスカが買い物に行ってくれた


その間にご飯の準備をしとくのと少しだけ保存の効くトマトソースを作るか


ナオ「サラサこっちに来て包丁の使い方を教えるぞ」


サラサ「行くのじゃー」


ナオ「包丁は手の平で柄を掴む、サラサは力が強いからまな板で切る時は包丁の背に人差し指を置いて力を調整してごらん」


サラサ「ほうほう」


ナオ「そしてまな板と垂直に物を切る。まな板を切っちゃダメだぞ」


サラサ「わかっておるのじゃ」


ナオ「じゃあこのトマトで試してみよう、まずはトマトのヘタを取る。ヘタを中心にしてくるっと回して切り取るといい」


サラサ「こうかの?」


ナオ「うん上手いな、そうしたらヘタは使わないから流しに置いといて…三角コーナーかゴミ箱が欲しいな…」


サラサ「それでそれで?」


ナオ「まずはトマトをヘタがあった部分を下にして真ん中を切る」


サラサ「こうじゃな」


ナオ「次に切ったトマトの断面を下にして3等分に切る」


サラサ「ほっほっほっと」トントントン


ナオ「うん、それでOKだ。このトマトは付け合せにするからそれで1人前を6つ作ってごらん」


サラサ「わかったのじゃー」


ナオはその間に中鍋二つとご飯に水を入れて沸騰させる


①ひとつの鍋にヘタを取り除いたトマトのお尻に十字に切込みを入れて沸騰したお湯に入れていく

皮がめくれてきたら湯から取り出し皮を剥いでいく


②もう1つの鍋には洗った小豆500gを投入し強火にかける


③ご飯が初めちょろちょろの2分でご飯に入れてたの水が沸騰しだしたので強火にする


サラサ「終わったのじゃー」


ナオ「よーしご苦労さま、じゃあ次はこっちのトマトを使うぞ」


サラサ「皮を取ったものじゃな」


マーナ「私もする」


ナオ「マーナもするなら手を水で洗ってきなさい」


マーナ「うん」ジャー


フィラムもキッチンの近くの椅子に腰かけてこちらを見てる。無事敷き終わったみたいだな


①大量のトマトを2つのボウルに移して


ナオ「ではこれからこのトマトを潰して貰います。ボウル壊さないようにな」


サラサマーナ「「わかった」のじゃ」


④2人が手でトマトを潰してる間に肉の下ごしらえ

2cmほどに切った手のひらサイズの肉を脂身は包丁をいれて赤身は包丁の背で叩いていく

叩き終わった肉に塩胡椒をしたら準備完了だ


①2人がほぼトマトを潰し終えたら手を洗わせて次に玉ねぎを切らせていく

マーナにもサラサにした説明をして2人で一玉交代で今度はみじん切りにしてもらった


玉ねぎを切っている間に飯のお湯が沸騰しだしたので火を弱火にしてさらに水がなくなるまで火をかける

っと?



サラサ「な、涙が出るのじゃ」( ;꒳;)


マーナ「(´;ω;`)ポロポロ」


ナオ「あぁ!?ごめんごめん!玉ねぎは涙が出る成分があるんだよ。二人とも手と包丁を洗って少し離れてな」



ドラゴンとフェンリルをも泣かす玉ねぎ最強か!

残った玉ねぎをみじん切りにして山盛りが出来た


②小豆が鍋で踊り出したので差し水をして中火にしておく


ナオ「次はこのキャベツを千切りにしましょう」


マーナ「おー」


サラサ「やるのじゃ」


葉を一枚一枚手で分けてヘタの部分をザックリ切ってそこから同じ大きさくらいに4等分にして重ねて繊維に沿ってザクリザクリと切っていく

お店なんかの高速切りしてもいいけど大きさがバラけやすいのでゆっくり丁寧に切っていく


お手本を1度見せてサラサとマーナに切らせてみる

2人とも慎重にザクッザクッと切っていく


②小豆を鍋からザルに移して水で洗い上げ渋きりの完了だ

鍋を軽く洗って小豆を戻して水を小豆が隠れるまで入れて沸騰するまで強火にかける

沸騰したら弱火で1時間くらいかける

ここでキッチンタイマーならず砂時計をセット



①今度はニンニクを二玉分ヘタを切り取り包丁の平で潰して皮をとる下ごしらえする


大きなフライパンに油(植物油)を入れてニンニクを全て入れて香りが移るまで弱火で火を通す


火が通ったら玉ねぎを大量投入飴色玉ねぎ作成だ

弱火でじっくり火を通して行く事で甘さを出します


③そうこうしてたらご飯が炊きあがった

火を止めて蒸らしておきます

サラサ達もキャベツの千切りが終わったようだ


ナオ「うん、サラサもマーナもきちんと切れてるよ。ありがとう」


サラサ「主殿に礼を言われると照れるのじゃ」

(/∀`*)

マーナ「私は嬉しくなるの」(*´∀`*)


ナオ「それじゃ最後にサラサとマーナにはこの小豆鍋を見てもらうか。白いもやもやっとした物を灰汁って言うんだがそれを取り除いてくれ。小豆がお湯から出そうになったら水を入れて足してくれ。時間はこの砂時計が落ちるまでだ」


サラサ「妾達に任せるのじゃ」


マーナ「灰汁はなぜ取るの?」


ナオ「灰汁を鍋に残しておくと味が悪くなるんだ、昔から灰汁は悪って言われてたりするんだよな」


マーナ「そうなんだ」


サラサ「味が悪くなる物が出てくるとは不思議じゃのう


①ニンニクと玉ねぎが飴色になってきたら潰したトマトを大量投入

中火で混ぜ塩胡椒を入れて暫く煮込んだら完成!



ナオ「3人とも味をみてみるかい?」


フィラム「おお、これはスープかい?」


サラサ「妾達の切った野菜なのじゃ」


マーナ「(๛˘ㅅ˘)۶クンクン」


ナオ「それはトマトソース、肉なんかとの相性がいい物さ」


ナオ「ふむ、旨味が濃ゆいって感じだな」


サラサ「美味しいのう」


マーナ「(๑´ϖ`๑ )ぺろぺろ」


ナオ「あ、フィラムお願いがあるんだけどこのソースを入れるビンを作って貰えないか?」


フィラム「うん?ビンならあるぞ?」

そう言ってビンを取り出し


フィラム「ほら使ってくれ」


ナオ「ありがとうフィラム」


作ったトマトソースの半分を瓶に移しておく


アスカ「ただいま戻りました」


ナオ「おかえり、お使いありがとうな」


アスカ「いえいえお易い御用ですよ、マリンさんもうすぐ終わりだそうで来るそうです」


ナオ「わかった、色々頼んですまないな」


とダイニングのテーブルに酒とお酢とパンをおいてくれた


サラサ「しかし主殿ご飯があるのに何故パンがいるのじゃ?」


ナオ「このパンは別の使い道があるんだ」


③パンを包丁で刻んでパン粉を作る

今回は卵無しなので割と細かく刻んだ


小麦粉を取り出して水と合わせ繋ぎを作って

鍋に油を投入して温めておく

肉に繋ぎを付けてパン粉をまぶしていく


フィラム「パンを粉にして肉に付けていくって変わってるねぇ」


アスカ「小麦粉でパンの粉をくっつけるのも面白いですね」


軽くトントンと手で叩いたらもう一度繋ぎ→パン粉で軽くトントンで準備完了


道具屋でおひつを購入してたのでこれにご飯を移しておく


全ての肉にパン粉を付け終わったら油の温度チェック、箸をいれてプクプクと泡が出てきたら肉を投入

\_(・ω・`)ココ大事

油の温度が解りにくいなと思う人はパン粉を丸めて油にポイすると底まで沈んでから上がってきたら低温より温度が下

逆にすぐ油に浮くなら180度以上だ

軽く沈んで浮いてくるのが中温で170度前後となる


トンカツを約3分揚げる、入れて2分裏返して1分

そうして揚げた肉を金属バットの中に入れていく


サラサ「綺麗にきつね色じゃのう」


マーナ「美味しいのかな?」


全ての肉を揚げたら少し火を強くしてと

油の温度を高温にします

箸を入れた時に大きな泡がたつのでわかりやすい


ナオ「あぁ、しまった。フィラム金属バットの中に入れられる金網作れないか?」


フィラム「全く仕方ないなー、収納術っと」

鉄の延べ棒を取り出して錬金魔法で金網を作ってくれた


ナオ「ありがとうフィラム!助かったよ」


フィラム「へへ、こういうのは任せとけって」


マリン「こんばんはー」


ナオ「お、来たか」


バタバタしながら玄関に向かう


ナオ「いらっしゃい、急に呼んで悪いな。ここで靴を脱いで上がってきてくれ」


マリン「いえいえ、お気になさらずに。新しい料理を食べさせて頂けるのは嬉しいです」


ナオ「そう言って貰えると嬉しいな、さぁどうぞ」


再びキッチンに戻り料理再開

次に高温の油に1分で二度揚げしていく

揚げて別のバットの網の上に置いて油切りと余熱で火が通るのを待つ


サラサ「主殿、砂時計が終わりそうじゃ」


マーナ「これで完成?」


ナオ「後少し手を加えて完成だな」


そして小豆をまたザルにザバーと入れていく

量が多いので同じ鍋に今度は水を張らずにそのまま戻しそこに砂糖200gを入れる


中火にして焦げ付かないように混ぜる、ちょっとだけ潰すと焦げ付かないようになり味が染みやすくなる


豆の水気が飛び煮詰まってきたら砂糖200をさらに加えて混ぜていく

木ベラで一つ掻きするとほぼ戻らなくなれば完成だ

ボウルに移しておく


とんかつを包丁で切って一口サイズにしたら…


皿にキャベツトマトとんかつを並べてトマトソースをかけて、そして茶碗にご飯をよそう


ナオ「ご飯が出来たぞー」


フィラム「待ってました」


アスカ「お肉を揚げる料理楽しみです」


サラサ「妾達も手伝ったのじゃー」


サラサ「お手伝いしたの」


マリン「これはなんて言う料理ですか?」


ナオ「これはとんかつって言う料理でソースはトマトソースだ」


マリン「どんな料理なのか気になりますね」


ナオ「お酒飲む人!」


全員「はい!」


ナオ「ははは、全員か。今日は赤ワインでやってくれ」


コップにトクトクと赤ワインを注いで各自に配った


ナオ「よし、全員行き渡ったな?それじゃ頂きます」


全員「頂きます」


とんかつ上手く出来たかな?カツをガブッと1口食べてみる

あぁーとんかつうめぇー

トマトソースもやっぱり自分で作ると美味いな


あ、レッドペッパーっぽいのでチリソースも出来たなーしまった忘れてた

ま、また今度でいいか


フィラム「このサクサク感がいいな」


アスカ「そーすも美味しいですね」


マリン「このお肉の回りを固めているのはパン?」


ナオ「あぁ、それはパンを粉にしたパン粉だ」


マリン「なるほど、パンをこんな風に使うなんて目から鱗ですわ」


サラサ「美味いのじゃ、この様な美味しい料理を手伝い出来て良かったのじゃ」


マーナ「サラサ良いこと言うの、美味しい」


赤ワインととんかつで美味しい夕食になりこの後のデザートに気合いを入れるのだった

異世界生活で頑張って作れるもの

第1位プリン(材料次第)簡単

第2位カレー(材料次第)割と難しめ

第3位ケーキ(材料次第)ちょっと難しい

第4位とんかつ(出来る)但しソースに時間かかる

第5位生姜焼き(出来る)醤油次第で簡単


甘味は基本難しくおかずは何とか作れる、プリンもカラメルソースが絡むとちょっと大変に


カレー、粉からカレーペーストを作れないとまじで無理。しかもスパイス自体が高い所が多い。下手したら詰んでる


ケーキ、いわゆるショートケーキのホールになると思う。大量に牛乳を使うのも難点。ケーキスポンジに使う重曹が大事。重曹石鹸も作れる


とんかつ、油さえあればパンと小麦粉で出来る為に割と作れる。しかしウスターソースからとんかつソースを作る為にウスターソース作成が時間かかる


生姜焼き、早い簡単レシピによるけど醤油があると尚簡単に出来る。オススメ


以上いきなりランキングでした


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