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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
28/139

No.28「家を作ろう」

土魔法で一気にドーンと思ったが異世界で1から作ったらどうなるか…と思案した所、割と現代と変わらない感じで作れそうな…予感がしたのだ

棟梁「これは…ナオさんこりゃ立て直し案件だわ」


ナオ「えええ!?1部なのに?」

そして俺は膝から崩れ落ちた


棟梁「基礎が凹んじまってるからそれを作り直したらもう別モンだからなぁ」


ナオ「わかりました…ちなみに寝室や客間って使って大丈夫ですか?」


棟梁「正直に言うと不安だが長くそのまま寝泊まりしなければいいと思うぜ」


ナオ「うーん、それなら庭の方に新しく家を建てて貰いますかね」


棟梁「あぁ、庭が広いから家を建ててからこっちを解体すればいいな」


ナオ「仕方ない、なら家の設計図を作りますか」


棟梁「お?出来るならありがてぇな。客の注文はなるべく取り入れるようにしてっからな」


ナオ「最初一人暮らしでこの屋敷の大きさはある意味不便でしたからね。今度はこじんまりとした家にしようと思います」


棟梁「はは、貴族様のお屋敷じゃそうだろうな」


ナオ「羊皮紙あったかな…」


フィラム「お、俺が予備で何枚かあるぜ?」


ナオ「すいませんが何枚か購入して良いですか?」


フィラム「やめてくれよ旦那、マリンさんに聞いたが貯水タンクと蛇口でおれにもお金が入ってくるらしいからな。やるよ」


ナオ「ありがとうフィラムさん」


フィラム「どういたしまして」


さて家の設計である


今のお屋敷の一室で普通に住める1件平屋とするとやはり屋敷はデカい


ダイニングから庭が見えるようにし

キッチンはアイランドキッチンにして皆に料理を作ってるのを見せる感じに

またトイレの設計図をここで書きおこす

玄関を段差にして土足禁止感をだす

玄関に足洗い場を併設し余計な土を上げないように、異世界に対しての配慮かな

そしてお風呂!これ絶対

客室は多めにしといた方がいいから二部屋は客室


1件平屋ならこのまま寝室作ってだが…二階建てにして庭を見渡せるベランダ…いやいっその事2階の3分の1を全部ベランダに…


中々決めにくいなー


ユーリ「おーーいナオさんいるかー」


ナオ「お?ユーリさんか」


ユーリ「貝殻持ってきたぞ」


ナオ「ナイスタイミングだわ、庭に出してくれ」


ユーリ「あいよー」ドサドサドサドサドサ


ナオ「相当な量もってきたな」


庭に出した貝の量は馬車5台分はあろうかというくらいの量だった


ナオ「こりゃ村の皆頑張ったな」


ユーリ「金になるっていったら女子供から年寄りの皆で拾ったんだぜ」


ナオ「なるほどなぁ、俺の家建て直しでまだまだいるからガンガン持ってきてくれ」


ユーリ「玄関壊れてたもんな、何があったんだ?」


ナオ「ドラゴンが来た」


ユーリ「マジか」


ナオ「マジだ、しかしこりゃ金貨1枚は少ないな、5枚出すわ」チャリーン


ユーリ「おお!?ありがてぇ、みんな喜ぶぜ」


ナオ「すまんがまだまだいると思うからガンガン持ってきてくれ」


ユーリ「この時間でいいか?」


ナオ「あぁ、頼むな」


ユーリ「あいよー」


こうして持ってきた貝殻を収納術で保管した

さて家の設計の再開だ


ナオ「おーい、サラサマーナおいでー」


サラサ「お?なんなのじゃ?」(((((*´・ω・)トコトコ

マーナ「何?」(((((*´・ω・)トコトコ


ナオ「今、家の設計図を作ってるんだが自分の部屋欲しくないか?」


サラサ「うーん、妾は特に必要ない気がするのう」


マーナ「私も」


ナオ「そ、そうか。自分の部屋を色々自分の物を配置して見せる事も出来るんだが?」


サラサ「妾は大切な物とかはないの、他のドラゴンに比べて宝石なんかも集めておらんしな」


マーナ「私も同じ。縄張りから出なかったし」


ナオ「そうかー自分好みの部屋にする欲求がない感じか…」


ナオは少しまずいなと思った。従魔二人がいると俺は女性と全くイチャイチャ出来ないなと

勿論そういう欲求はあるが最初の出会い方からか二人にそういう目で見ることが今は出来ない


ナオ「なら二人でくつろぐ部屋を一室って感じにするか」


サラサ「ふむ、それなら嬉しいのじゃ」


マーナ「サラサと一緒の部屋…いいかも」


ナオ「わかったありがとう」


2階にして大きな寝室、2人の部屋一室、残りはベランダにするか

階段は螺旋階段にしてっと


ガリガリと書き出し家の設計図を完成させた


ナオ「フィラムさん棟梁、こんな感じでどうだ?」


フィラム「ふむふむ…ほーなるほどなー」


棟梁「ふむ、いいんじゃないか?」


ナオ「良しならこれで決定で」


棟梁「トイレがこんな形たぁ面白いな」


フィラム「そうだなー椅子みたいな感じだぜ」


ナオ「まぁそれは使ってみるとわかると思うがな、ただ所々金属パイプを使う形になるからフィラムさんの手助けが絶対いるなぁ」


フィラム「まーそれくらいなら大丈夫さ。1つ問題があるとしたら下水がねぇからなー」


ナオ「近くに川があるか?」


フィラム「近くにあるぜ」


ナオ「なら大丈夫だ、クリーン魔法付きのパイプで洗浄した後にパイプから川に流せばいいだろ」


フィラム「それでいいか」


棟梁「後は庭の何処に作るかだな」


ナオ「地面は固い方がいいよな?」


棟梁「?ああ」


ナオ「よしなら1度庭に行こう」


皆で庭に出る、庭は相変わらずの草原地帯だ


ナオ「マーナちょっといいか?」


マーナ「なに?」


ナオ「この草原を屋敷より小さいくらいの範囲で土魔法で固めてくれるか?出来れば端の方がいいな」


マーナ「余裕」(`•ω•′)✧︎


そうして、とてとてと草原に歩き出したマーナ


柵の端にたったマーナは地面に向けて手をかざす


マーナ「地面隆起」


ナオ「呪文が違う?」


そうすると地面が不規則に飛び足したり凹んだりした


マーナ「開墾平地」


次の魔法で草原の草がなくなり平地になった


マーナ「土魔法…圧縮!」


最後にコンクリートを彷彿とさせる土らしからぬ形に変わる


マーナ「これでいい?」


ナオ「凄いなマーナ」( ۶ `ω´)۶( ´ω` *)ワシャワシャ


マーナ「えへへ」(*⌒﹃⌒*)


サラサ「マーナばっかりずるいのじゃー」

・:*三( ε:)`д゜)・;"


ナオ「マーナが頑張ったからな」


サラサ「妾も撫でてたも」(ꆚ﹏ꆚ)ぅるぅる


ナオ「はいはい」(*・ω・)ノ( ´д`*)ナデナデ


棟梁「おおう、整地いらずだな。嬢ちゃんは魔法使いだったのか」


マーナ「魔法は得意」


サラサ「マーナの魔法は凄いのじゃ」


棟梁「だがこれなら崩れたりしなさそうだな」


マーナ「でも所詮は土だから雨が降ると脆くなったりする」


棟梁「基礎を打ち込むからな…嬢ちゃんの身長くらい下にこのまま圧縮できるか?」


マーナ「任せて土魔法」ベコ!


棟梁「一瞬かよ!ふむ、嬢ちゃん俺らがここに鉄で基礎を作るからそれが終わったら土魔法で圧縮した物で平面にしてくれるか?」


マーナ「わかった」


サラサ「もっと撫でて主殿」


ナオ「君はブレないね?」


マーナ「私も」


フィラム「棟梁基礎って鉄筋を組むだろ?」


棟梁「ああそうだ」


フィラム「なら俺の出番じゃないか?鉄筋を網目に組めばいいんだよな?」


棟梁「うむ」


フィラム「任せとけ、まずは収納術!」ドサドサドサ


ナオ「結構な量の鉄持ってたねフィラムさん」


フィラム「何があるかわかんないからね!次に錬金魔法!鉄筋」シュバババババ


ナオ「おおお鉄が網目に広がっていく!すげぇ」


フィラム「ふぅ、これでいいか?棟梁」


棟梁「わははは、軽い基礎が出来ちまった」


ナオ「なんて便利なんだ魔法!」(๑•̀ㅂ•́)و


棟梁「こっからは俺らの仕事だな。家の形で木を切ったりしなきゃならんからな」


ナオ「棟梁コンクリート使ってみませんか?」


棟梁「ん?なんだそりゃ」


ナオ「通気性の良くて硬い土って言えばいいかな」


棟梁「そんなのがあるのか?」


ナオ「あるんです」


棟梁「それをどういう風に使うんだ?」


ナオ「家の形の基礎を木枠で囲ってそこにコンクリートを流し込みます」


棟梁「ほうほう」


ナオ「そしてそのコンクリートの上に木で足場を作り床を作っていくんです」


棟梁「そうするとどうなるんだい?」


ナオ「床下があるので通気性がいいので虫が発生しにくくなり地震にも強くなります」


棟梁「なんだと!?すげぇじゃねぇか」


ナオ「コンクリートが硬いですからねぇ」


棟梁「新しい工法でやる家か…そそるなそりゃ」


ナオ「まぁ今の今で家を作る訳じゃないので残りは明日にでもしましょう。棟梁、設計図にもう少し細かく指示を書いておきますのでまた明日きて下さい。そこに木枠を作る場所を書き込んで行くので明日はその間取りを調べて型枠作りをお願いします」


棟梁「わかったぜ」


ナオ「かかった費用は勿論出しますので必ず書面に書き出してて下さいね」


棟梁「勿論だ!俺らも生活があるからな」


ナオ「ええ、棟梁家1件でどのくらいかかってますか?」


棟梁「うーん、掘っ建て小屋みたいな家なら金貨30枚からで貴族のこの屋敷並なら500枚超えるわな」


ナオ「ではこの設計図の注文だと予想単価いくらですか?」


棟梁「これだと150枚から200枚高くて250枚がいい所じゃねぇか?」


ナオ「ふむふむ…よしわかりました!では手付金100枚出しておきますので明日から工事に取り掛かってください」


棟梁「マジか!」


ナオ「マジです!」チャリーン


棟梁「うおお!ありがとな!」


ナオ「残りは出来上がりで払います。材料費なんかは書面に書き出して持ってきてくれたら経費で出します。足りなくなる前に発注かけてしまいましょう」


棟梁「へへへ、頑張るぜ」


ナオ「よし、じゃあ俺は買い物に行くよ。棟梁、明日から頼むよ」


アスカ「今日はスパイス料理ですね」


ナオ「あぁアスカさんもいくか?」


アスカ「ナオさん、あのナオさんのが年長者なのでアスカさんはやめてアスカと呼び捨てとかダメですか?」


フィラム「俺も!フィラムさんって言われてると少し硬っくるしいぜ」


ナオ「わかった、アスカ、フィラム」


フィラム「へへ」(*´ω`*)


アスカ「ふふふ」(*´ω`*)


ナオ「めっちゃ笑顔だな」


サラサ「お買い物いくのじゃー」


マーナ「行こう行こう」


ナオ「よし行くかー」



こうして皆で晩飯の買い物に市場へ

市場にユーリの姿は無くそのまま帰ったようだ

肉屋も鶏肉だけ売ってた


ナオ「鶏肉って何の肉だい?」


肉屋「クックドゥドゥだぜ」


ナオ「あぁ昼間の飯屋で食ったあれか」


肉屋「まぁ肉は被るかもな」


ナオ「えーとじゃあそれを5キロくれ」


肉屋「毎度あり!銀貨2枚と銀貨5枚だぜ」


ナオ「はいよ」チャリーン

所持金 金貨3097、銀貨9、鉄貨7枚


昨日使ってない物はトマトと紅芋とにんにくが余ってたな

具材の野菜を買うか


野菜屋「いらっしゃい」


ナオ「ニンジンとじゃがいもを6つずつとほうれん草ある?」


野菜屋「ありますよー」


ナオ「じゃあほうれん草を6束で全部ね」


野菜屋「ありがとうございます、銀貨2枚と鉄貨2枚です」


ナオ「プレート払いで」チャリーン

所持金 金貨3097、銀貨7、鉄貨5枚


後は果物か…ブドウ残ってるんだよな

じゃあこれでいいか


ナオ「よし帰るぞ、帰りに道具屋でまな板とボウルと鍋蓋買って帰るか」


現在の時刻は…16時、カレーペーストからの取りかかりなので2時間程は余裕を見たい


米が6人分は1キロもありゃ足りるか


こうしてダッシュで買い物を済ませてナオ達は家に帰った

しかし時に魔法は残酷な天使のテーゼのように

あらゆる可能性を示してくれたのだ


神話になれ!

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