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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
20/139

No.20「ドラゴンさん」

腹ペコドラゴンはペコドラゴン

のじゃドラゴンはのじゃドラゴン

真っ黒い鱗の大きなドラゴンが叫んできた!


ドラゴン「グルァァァァァァァ!(お腹空いたのじゃぁ!)


ナオ「のじゃぁ!じゃないでしょこのダメドラゴン!何家壊してるの!」


ドラゴン「グルァ!?(はわわ)グルァァ!(いい匂いがしたから!)


ナオ「いい匂いがしたから!?何食べ物で家壊してくれちゃったわけ!?」


ドラゴン「ガァァァァァァ!(お腹が空いてたのじゃ)


ナオ「お腹がすいてたからじゃありませーん!お家壊れたらご飯所じゃないでしょうが!」


ドラゴン「グルルル(死にそうだったのじゃ)…」


ナオ「そんな言い訳無用だからね?てか声がでかいわ」


ドラゴンさんの身体が一回り小さくなったみたいにシュンとしちゃった


ダダダダ、バーン!


アスカ「ナオさん大丈夫ですか!」

フィラム「ナオさん大丈夫か!?」


ナオ「2人とも無事で何より、しかしこのダメドラゴンどうしようか?」


ドラゴン「グルァ!?」


ナオ「他人の家ぶっ壊してくる腹ペコドラゴンなんてダメドラで充分だ!後、声がうるさい!」


ドラゴン「ググ…」


その瞬間眩しくドラゴンが発光した

あまりの眩しさに目が開けてられない



そう思ってたらポツンと1人の黒髪ロングの15歳くらいの少女が目の前に現れた


少女「ごめんなさいなのじゃぁぁぁ」


ナオ「な、さっきのダメドラか!?」


少女「うわぁぁぁぁぁん」


ナオ「ちょっ!?こら泣かないの!?ほらおいで」(´・ω・)∫


少女「うわぁぁぁぁぁん」とてとて、ぴと


ナオ「よしよし、わかったわかった!もう許してやるから泣くな!」


少女「ごめんなのじゃ…」


ナオ「あーもーこれ怒れないわ、そうだ!フィラムさんお弟子さんは大丈夫か?」


フィラム「お店がまだ閉まってないから大丈夫だと思うが…少し店を見てくるぜ」


アスカ「ドラゴンが少女なのですねぇ」


ナオ「で、腹ペコなのはわかったがなんで俺ん家に来たんだ?ドラゴンくらいなら獲物狩るのも楽勝だろ?」


少女「親友と喧嘩したのじゃ…ボロボロになりながら死にそうだったので獲物を探してたらいい匂いがしたのじゃ…ごめんなのじゃ」


ナオ「あーあもー泣かないでいいから」なでなで


少女「(´;ω;`)スンスン」


アスカ「ナオさん外に衛兵さん達が!」


ナオ「あぁ、まぁドラゴンが降ってきたらそうなるわな、よっと」


少女を抱き上げるナオ


少女「のじゃぁ?」


ナオ「ドラゴンさんよ、そんなに飯食いたいなら衛兵に説明したら食わしてやる。家が壊れたのはまたキチンと理由を聞いてやるよ、幸いけが人もいないみたいだしな」


少女「わかったのじゃ…」



改めて家を見てみると玄関からキッチンの手前までの壁を見事に粉砕していた


外には衛兵や街の人がワラワラ集まっていて何事かと言う感じ


そんな中、1人の衛兵が慌てて駆け込んできた


クラーク「ナオさん無事ですか!?」


ナオ「おお?ミルドさんとこの人か。まぁ怪我人はいないよ」


クラーク「クラークです!よかった、ドラゴンがナオさんの家に飛来したって聞いて飛んできました!何があったのですか?」


ナオ「ドラゴンが戦闘してボロボロになって腹ペコで飯作ってたら匂いに誘われて家を壊しちまったらしい」


少女「ごめんなさいなのじゃ…」


ナオ「この子がそのドラゴンだ」


クラーク「この少女がドラゴンなんですか!?いやその前にドラゴンがボロボロになる戦闘って大丈夫なんですか!?」


ナオ「親友と喧嘩したんだろ?」


少女「そうなのじゃ…同い年のフェンリルなのじゃ…」


クラーク「どっちもやばいな!?そのフェンリルは何処に?」


少女「自分のブレスとフェンリルの魔法で爆発した後はわからないのじゃ…」


クラーク「おぉ…」

ナオ「おぉ…」


ナオ「ん?近くなのか?」


少女「森で戦闘してたのじゃ」


西門の外に森があるがそこかな?


ナオ「とりあえずこの子も悪気があって家を壊したみたいじゃ無さそうだから悪いが今日は引き取ってくれないか?」


クラーク「わかりました、何かあれば直ぐにご連絡下さい」


その事をクラークが衛兵に伝えて街の人を散開させていく


アスカ「はードラゴンをボロボロにするフェンリルですか…」


ナオ「ところでそのフェンリルは大丈夫なのか?君みたいに腹ペコじゃないのか?」


少女「わからないのじゃ…お腹減ったのじゃ…」


ナオ「あぁこりゃダメだな、アスカさん悪いが夜飯は後にしてくれ。この子に家の飯食わせたらフェンリルも捕獲しに行きたいんだが手伝ってくれないか?」


アスカ「ええ!?ナオさん本気ですか!?」


ナオ「あぁ本気も本気。この子は親友といったからな。腹ペコドラゴンならず腹ペコフェンリルになってるんじゃないかな?」


アスカ「まぁ何とかなりますかね…わかりましたお手伝いしましょう」


ナオ「助かる、それで君の名前は?」


少女「妾はサラサなのじゃ」


ナオ「サラサか、親友と喧嘩したままじゃバツが悪いだろ?飯食ったら仲直りしに行くぞ」


サラサ「わかったのじゃ…」


そうしてナオはサラサを抱えたままキッチンに帰って食べれそうなハンバーグとスープ、ごはんをサラサに出してやった


ナオ「アスカさん軽くスープだけでも飲んどくか?」


アスカ「頂きます」


サラサ「頂きますなのじゃ、もぐもぐ…このお肉美味いのじゃ!」


フィラム「おーいナオさん」


ナオ「フィラムさんおかえり、お弟子さんは?」


フィラム「ああ店にいたぜ、流石にこの状況で飯は食えねぇから説明して外で済まして来るように言ったわ。ナオさんは大丈夫か?」


ナオ「少し落ち着いたみたいなので説明しますとこの子サラサって言うドラゴンだそうです

親友のフェンリルと喧嘩したらしいんですがボロボロになった結果自分の作ってたメシの匂いに釣られて家を壊しちゃったみたいです。

そして相手は森にまだいるみたいなんでご飯食べさせたらフェンリルも保護して来ようかと思います」


フィラム「かー!ナオさんはお人好しだなー!」


ナオ「子供に泣かれたら何も言えなくなってしまいました…」


アスカ「ナオさんドラゴンやフェンリルは長生きな種族らしいですよ?私達より年上かもです」


サラサ「もぐもぐごくん!妾は今年で250歳なのじゃ!フェンリルも同い年なのじゃ。しかしこの肉は美味いのじゃ」ŧ‹"(*´༥` *)ŧ‹"


フィラム「まぁそりゃそうだわな。ドラゴンもフェンリルも頭が良いって話だし歳が高くても驚きゃしないよ」


ナオ「あ、フィラムさんはどうします?自分とアスカさんは帰ってきたらそとで済ますためにスープだけ飲んでるんですが…」


フィラム「うーん、ならスープ貰うわ」


ナオ「はい、どうぞ」


フィラム「ありがと」


ナオ「サラサはフェンリルにちゃんと説明するんだぞ」


サラサ「わかったのじゃ!ありがとうなのじゃ後そのご飯食べたら身体が治ってきたのじゃ…助かったのじゃナオ殿?」


ナオ「うん?メシで治るの?」


サラサ「そんな事は無いのじゃが、回復するご飯じゃないのじゃ?」


ナオ「え!?普通に市場で買ってきた食材だぞ?まぁ手はかけたがなぁ」


サラサ「少しだけこのお肉を持って行って欲しいのじゃ…あやつもケガをしてるとおもうのじゃ」


ナオ「ハンバーグが残り4つになってた!?8キロの肉のハンバーグだったのに」


フィラム「そんなに作ったのか!?」


ナオ「まぁ少ないよりは残す形で作ったからなぁ」


フィラム「あーしかしドラゴンが美味いって言う肉どんなのか食ってみたかったなー」


アスカ「拙者もそう思いました」


ナオ「まぁまた今度作るよ…フィラムさんは残るか?」


フィラム「いや、私も一緒にいくよ。鍛冶屋だから武器は使えるしナオさんに何かあったら金が…」


ナオ「あーいや、金は払うよ」チャリチャリーン

残金 金貨2280、鉄貨7枚


フィラム「後で良かったんだが…まぁ俺もいるからナオさんには手出しはさせないぜ」


アスカ「では行ってみましょう」


ナオ、フィラム、サラサ「「「おー!」なのじゃ!

」」


腹ペコダメドラのサラサの家半壊事件

ナオは異世界なのか気にならかった

むしろ少女を泣かしたことの方が気を悪くしてしまいあげく許してあげてしまった


さて食事で回復したと言うのをナオは後でステータス確認しないといけないなと思っていました

腹ペコドラゴンはのじゃぁドラゴン


さて歳を長く取る人や魔獣は基本的に尊大口調になりやすいと言われておる、父や母が大昔に生まれてそれを真似る事が多いからじゃ

エルフや魔族、魔王なんかもそれに近いのう


フィラム「誰だテメェは!」


(`L_` )ククク残念ながら我は影

決して〇ーキド博士ではないぞ

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