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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
上級ダンジョン探索は突然に・・・
127/139

No.126「異世界!ダンジョン!〇〇だー」

説明!

ここは36階層だ

降りる前からオークの集団がわらわらいるのがわかる・・・何事だ?


こちらを見てふごふごと鼻息荒くしているオーク達、このお肉野郎何を考えているんだ・・・

何故俺を見て鼻息が荒く・・・

ひぃΣ(゜д゜;;)っ



登って来れないので降りきる前にサラサ、マーナ、メティ、ライ、サナが遊撃に

今回は1人帰ってくるまで待つことになった


降りた先は初の開放型マップ

せっかくの階段の下は青い空がと言う光景なのに・・・目の前にはオーク達がいっぱいでドキドキは・・・したな、するわ!


おめぇさん知っているかい?ダンジョンには空が広がっているんだぜ・・・


とか考えていたらメティが階段前のオークを掃除してくれた

右手の肉球の前から一筋の水が発射しそれを大きく振る


オーク達は倒れた

そして目の前が草原マップであるということがわかった


俺の事を見つめていたオークが袈裟斬りにされながらも恍惚とした顔でドロップになった瞬間このお肉を投げたい気持ちになった俺がいる!


が肉には罪は無いし別物だろうと信じたい


メティ「必殺ウォーターカッター広範囲バージョンにゃー」


ナオ「えーメティ怖い・・・」


メティ「こ!こわいってなんにゃ!?オーク倒したんだから感謝するにゃ!」


ナオ「切断系って怖いと思うのは真理だと思うが、ありがとうメティ」


メティ「傷ついたにゃー悲しいにゃー」


ナオ「わかったわかった、今度何かお詫びするから」


メティ「言質は取ったにゃ」(✧ω✧)


迂闊な言葉を言ってしまった、逃げ場は無かったかな?

ま、いいけど




お肉や装備品を回収してる内に遊撃組が飛び出して行った

マップはやはり広いらしい


美味しい豚肉料理は何かないかなと考えながら20分ほど待った所で遊撃組が帰ってきた



ナオ「ちょっと時間かかったな、やっぱり広いか」


サラサ「それもあるのじゃが、オークがめちゃくちゃ多いのじゃ、階層いっぱいに広がっておるからそれを倒して回ったのじゃ」


マーナ「草原の先の岩山に強い個体がいる、元凶はそれ」


メティ「倒して来ようと思ったのにゃけどあらかた掃討できたにゃ、それと調べる事もあったのにゃ」


ナオ「調べ物?」


アスカ「拙者が指示したでござる。この階層からはウルフ系や虫系と言った知能が低い部類の魔物が出るのに何故オークがいるのかはやはり気にかかる事でしょう。罠や地形で不自然な所をメティ殿に調べてもらったのです」


ナオ「なるほど、何かわかったのか?」


アスカ「この上の階層のオークが集団で落とし穴に引っかかったのでは無いかなと考えています。たまたまそこにオークキングかクイーンに成れる個体がいた可能性が1番高いかと。どちらかと言うとクイーンですね」


ナオ「キングじゃなさそうな理由があるのか?」


アスカ「キングが居ても繁殖出来ません。ここに入る前に冒険者がいなくなったりしていないかは調べていますがそういう事は無いそうです。となるとオーク達が自分達だけで繁殖したのでは無いかと思うのです。その場合キングでは増やせません・・・わかりますよね?」


ナオ「なるほど、他の種族無しで大量にいるから出産に強いクイーンがいる可能性が高いのか」


アスカ「キングとクイーンが生まれたのかと言うと強い個体は1匹との事ですのでそれも含めてですね。さてここから大事な話をしますがキングかクイーンがいるというなら親衛隊、ジェネラルが必ずいます」


ナオ「美味しいヤツや!」


アスカ「鮮度が命です。ナオさんの収納術が時間が経たないので全員で倒しに行きましょう」


メティ「ウチが先行するにゃ、ついてくるにゃ」


マーナ「メティ大丈夫?」


メティ「しんぱいないニャー!」



俺は何処かのライオンを思い出してしまった

しかし!メティは!猫だ!残念!!

(≡・ェ・≡)ガオー(にゃおー)




35階層までは魔物パーティーだったのだがここからは単体の魔物で構成されている


パーティー構成より強い単体が何らかの理由で倒された、そして魔物はレベルアップしたのでは?と言う仮説だそうだ



そのまま全員で草原を歩く、さわさわと風が俺達を撫でるように吹いてくる

気持ちいい風だ


たまに血の匂いがするがな・・・



オークの主の近くに来るとオークナイトがズラリ、100匹ほどが整列していた


その後ろにはオークアーチャーが弓を構えている、こちらも数は多いがパッと見マジシャンと合わせて50と言った所か


岩山の小高い所にはマジシャンが見えた


今更ながらここのオーク達、割とマッチョ

ポップしたばかりのオーク達はだるんだるんのお腹をしていたのにここのオークは腹筋が割れている


それとなんだかオスよりメスが多い気がするな


そして後ろから近衛兵かと言わんばかりのジェネラル6匹を伴って、1人の女性形魔物が現れた


見た目はもうオークでは無い



ふ、ふつくしい


アマゾネスのような筋肉を持ち身長は高身長、180はあるかな

お胸様も身長がある為ウエストがそれなりにあるのにロケットだ、予測不能



あれがオーククイーンなのかな?




女性形魔物はこちらに歩いてくると



女性形魔物「こちらに敵対の意思はない!どうか話をしてくれぬか!」


サラサ「アスカ!喋りおったぞ!?ダンジョンの魔物は意思はないのでは無かったのかの?」


アスカ「え!?ええ、そのはずですが・・・」


マーナ「油断大敵相当強い」


ナオ「アスカ、話し合いならここは俺に交渉させてくれ」


アスカ「はい・・・荒事なら拙者が引き受けるのですか・・・交渉はちょっと・・・」


と俺はサラサとマーナ、メティとプリュムを引連れて交渉する事にした



ナオ「俺がこのパーティーの交渉役のナオだ、それでどういう要件だ?」


女性形魔物「私がこのオーク達をまとめていオークエンプレスだ。交渉をしてくれて感謝する」



オークと言えば脳筋的なイメージだったが進化して知能が上がった感じがするな。しかしオークエンプレス?クイーンじゃないのか




オークエンプレス「まずは謝罪を、この階層で屠って貰ったオークは私の命令を聞かぬものだった。まず意思疎通は出来ないしまるで何かに操られたような感じだった。すまなかった」


ナオ「謝罪を受け取ろう。ここはダンジョンの中だからわからないこともあるだろう」


オークエンプレス「そうだな、まず私が進化しオーククイーンとなった事でダンジョンの思惑が届かなくなった。意思を持った事だな。その辺りが関係しているのだろう。そして最近エンプレスへと進化した事により自我のあるものと無いものがハッキリとわかれたのだ」


ナオ「ふむ、意思を持ってダンジョンに逆らう事になるのかね・・・それで交渉とは?」


オークエンプレス「私と勝負して欲しい、私が勝てば見逃して貰えれば助かる。そちらが勝てばどのような事でも受け入れよう」



残念、脳筋だった



オークエンプレス「と言うのも1番力が強いのが私だからだ。その私が敵わないなら周りも諦めてくれよう、種族的に力が無い物には付いて行かないからな」



脳筋は種族と


まぁそれなら戦いで力関係を示すのも仕方ないか



ナオ「よしそれなら相撲だ相撲」



このセリフは中々やばい気がする



オークエンプレス「相撲?なんだそれは?」


ナオ「ルールは色々あるが簡単に言うと力比べだ。フィールドから出たら負け、膝から下が地面についても負けだ」


オークエンプレス「ほう、なるほど。単純に力比べか・・・」


ナオ「それじゃフィールド作るぞー」



と俺は土魔法で土俵を作り上げる

俵まで土で作り上げた俺は中々の想像力ではなかろうか


ついでにちょっとした着替えができる小屋を作っておいた



ナオ「グーパンチ無し急所攻撃無し、張り手はありだ。アスカーちょっと手伝ってー」


アスカ「相撲でござる!」



地震いとかいう技があるくらいだから相撲もあるだろうなぁと思った



エンプレスは他のオーク達の所へ説明しに行った、どうも自我の目覚めたオークが多いみたいだな



俺は持っていた布をタンクトップと短パンに錬金魔法で作り変え、まわしも作った


それをアスカとオークエンプレスに渡してまずは着替えを促す


俺は短パンだけだ、さすがにパンイチはきついからな


俺はまわしをつけて体1つで土俵に立つ、まさか異世界相撲をするとは思わなかったな



オークエンプレス「ほう、本当に体一つでやるのだな」


アスカ「魔力も無しでござるよ」


ナオ「んじゃ見本だ、アスカいいか?」


アスカ「合点承知之助でござる」



初めてそれを生で聴いたよ・・・

異世界にもそれはあるんだな・・・


男が俺の他にライしかいないので審判をしてもらう事に、勿論ライにはルール説明をしてある



ナオ「それじゃやるか」


アスカ「よいしょー!よいしょー!」



あのアスカさん?地面揺れてますよ?


さすがのオークエンプレスも引いてるぞ


ライ行司の元、中央により線の所に寄る俺達



ライ「それでは見合って見合って、はっけよーい、、、、、、、のこった!」



アスカの右張り手が飛んでくるが素早く潜り込んで躱した俺はアスカのまわしを取ろうと手を伸ばす


しかしアスカもまわしを取らせまいと左手で打ち払いさらに潜り込んだ為、顔が手の届きやすい位置にある


ここから右張り手を繰り出してくる


俺はその張り手を時計回りの円の動きでまた躱す

1人高速チューチュートレインのような動きになってしまった。うぇ乁( ˙ω˙ )厂ーい


そのまま右上手を取るとアスカも俺の左腰を取ってがっぷり四つになった

密着している為いい匂いが・・・は!?しまった


一瞬のスキをアスカが見つけて上手投げを仕掛けてきた


アスカ「やぁぁぁぁぁ!」


ナオ「なんのぉぉぉぉっとっとっと」


堪えたー堪えたー

トントントンしたけど堪えたぞ


アスカの左下手が切れているのでこのスキに寄り切りを繰り出す俺



ナオ「ふぬぉぉぉぉ」


アスカ「最後まで諦めません!」



俵で残すアスカ

しかし土俵際でアスカピンチ


俺は高速で手を入れ替え両下手で寄り切った



ライ「ナオのかちー」


ナオ「よっよっよっと」



中左右の順で手を切る俺



アスカ「あーん、負けちゃいました」

しかしその顔はいい笑顔だぞアスカ


オークエンプレスとオーク達は俺とアスカよ試合をガッツリ見ていた、そしてキラキラなお目目をしながら色々質問タイムだ


相撲の技は多い

82手ある技だが使うのそれ?ってやつまである


そういえばしれっとオーク達がいたな・・・身体を鍛えていたのが印象的なのだが、なんだが雌のオークが多かった気がする


なんか意味があるのかな?


さてここからが本番だ

どすこい

どーすこーい

どす恋!

そんな貴方とどす恋したい!


おにむそうじゃーい!

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