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~異世界スローライフは突然に~  作者: ツナ
【異世界転移は突然に】
101/139

No.101「アスカの刀と壁ドン先生」

少しだけえちぃ表現があります

ダメな方はお戻り下さい

カーンカーンカーン

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


カーンカーンカーンカーン

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


どうもナオです

俺は今フィオナさんの刀作りを見させて頂いています


現在は心鉄と言われる刀の核と言えばわかりやすいかを製造しています


フィラム「・・・」


フィオナ「・・・」


カーンカーンカーン

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ


フィオナ「・・・」


フィラム「・・・」


カーンカーン

ジュゥゥゥゥゥゥゥ


フィオナ「よし!」


フィラム「ふぅ」


ハロル「はい、お疲れ様ですお師匠様、大師匠様」


とハロルが冷たく冷やした濡れタオルを渡していく


工房の方がそりゃあもう暑いんだ


普通は炭素量を刀匠が叩いて冷やして見て決める、一朝一夕で出来る物ではない


しかし2人はドワーフ

鉱物の扱いのプロで尚且つ物作りのプロだ

二人はプロドワなのだ




お店に来た俺たちはまずフィオナさんとアスカを合わせた

顔見知りでは無かったので色々と話をして手を見たりアスカのカブラを見せたりと色々擦り合わせた



今回は俺とマーナも魔法でお手伝い


俺は炭きりの時に錬金魔法でお手伝いしている

たたら製鉄を知っているので仕組みはバッチリと言う事で試しにやったら最上と言われ褒められた



マーナが魔法で火を出して鋼作り

さすマナで熱量調整し鋼が出来た


不純物の取り除く作業をフィオナさんとフィラムがしっかり見て叩き不純物を外に出していく


バチバチっと燃えるのは不純物なのだろう


ちなみにこれは沸かし作業と言われる




これが終わると鍛錬作業に移る


鋼を叩いて伸ばし折り曲げて重ねる

フィオナさんが指示してフィラムが大槌を振りフィオナさんが小槌とテコ棒を調整する


二人はドワプロなので目でやり取りしかしないのが面白い


縦に重ねて横に重ねてという作業、十文字鍛えと呼ばれる物だな


数十回の作業の後に納得する物が出来たようだ


心鉄は柔らかい金属と別に硬い皮鉄を折り返し鍛錬していく




そして刀身の組み合わせ


ここで異世界の材料ミスリル、オリハルコン、ブラックドラゴンの鱗の登場である


1番硬いオリハルコンとミスリルを合成し更に鋼の柔らかい金属と組み合わせる

そして鱗も混ぜ合わせ固く伸びのある1つの金属にしてしまった


~オリハルコンとミスリルの鉄合わせ~

ブラックドラゴンの鱗を添えて


とか考えていた俺であるが材料はめっちゃレアなので口に出さなかった


これをフィオナさんが組み合わせて錬金魔法を駆使して作っていくのがまた面白い




そして刀身の形に


マーナ先生出番です

火を入れ伸ばしていきます


合成した材料が上手く鋼っぽくなったようで沸かしながら叩いて伸ばし叩いて伸ばしの作業で切っ先や峰が出来上がっていきます




日本刀に成型

火造りと呼ばれる作業です


フィオナさんが1人で作業


フィラムとハロルも真剣な眼差しで見学している


俺にはわからないが凄い技術がいるのだろう




そして焼き入れ

刀身を器具で整えた後に焼刃土と呼ばれる物を塗って火を入れては水で冷ます作業だ


焼刃土の材料には持ってきた合成材料プラス魔力を通す魔力粉が使われている


焼いてはジュゥと冷ましては火を入れとこれも中々大変な作業だ


1連の作業が終わり更に焼いて冷ましてを数回繰り返しまた形を整えた




最後に銘を切るとフィオナさんはニッコリと笑って



倒れた




ナオ「うぉぉぉ!?」



俺は倒れ込む瞬間に確保


全身汗だくで乾坤一擲の作業であった事がわかる、体も熱を持ち人の許容範囲を越えてるだろう


お姫様抱っこで作業場から居住区に

しかしフィオナさんは小さいな・・・この体でよく鍛治をしようと思ったもんだ


俺は素早く布団に寝かせたのだった


全身が熱を持っているので冷やしタオルを作り皆に拭かせている間に俺は塩、砂糖、レモン、水でスポーツドリンク擬きを作る



全身を拭かれて少し落ち着いたようだがまだ体は熱っぽい


口に飲み物を当てても反応がない・・・


フィラム「起きる様子が無いな」


ハロル「大師匠様、どうなるのでしょう・・・」


マーナ「ん、主。回復魔法を使う」


プリュム「回復魔法で治るのだ?」


メティ「回復魔法じゃ失った水分は戻らないにゃ、どうにか飲み物を飲ませないといけないにゃ」


ナオ「仕方ない・・・口移しで飲ましながら回復魔法を使うか」


フィラム「えええ!?」


早めに対処しないといけないので俺は迷わず口にスポドリ擬きを含み口移しで飲ましていく


フィオナ「ん、コク、コク、コク」


それと同時に回復魔法を使って治療する


二、三度口移しでグラスのスポドリ擬きを飲ませるとそれなりに呼吸が整いだした

回復魔法の光も落ち着いてきた


ナオ「もう大丈夫そうだな、回復魔法も入らない感じだから大事には至らないだろう」


ホッとしながら周りを見ると皆もホッと安心した顔をしていた


ナオ「しかし魂を込めすぎだ、フィラム後で怒っていいぞ」


ハロル「それは無理ですよ」


ナオ「ん?ハロルどういう事だ?」


ハロル「お師匠もナオさんの刀を打つ時なりましたから・・・」


ナオ「フィラム?」(´ω`╬ )ゴゴゴ


フィラム「いや!?あのな!?それだけ本気だったんだよ!?」(゜Д゜υ≡υ゜Д゜)


ハロル「仕方ないありませんよ、ボクもその気持ちわかる気がしますし」(〃艸〃)


ナオ「ほーん」(´^ω^`)


フィラム「やめろハロル、ちょっと勘弁してくれよ」(;´Д`)


ナオ「フィラムちょっと来なさい」(^ω^)


フィラム「ヒィー(>ω<ノ)ノ」



とフィラムを連れて工房に移動

とりあえず壁ドンしておく


フィラム「Σ(゜Д゜)」


ナオ「物作りもいいがまずは身体を大事にしなさい、真剣に作ったのは嬉しいが体を壊してまで欲しいとは俺は思わない」


フィラム「で、でもよぉ、俺はドワーフだから突き進む所まで行っちゃうんだよ」


ナオ「加減をしろって言ってるの、誰か言わないとそのままだろう」


フィラム「は、はい」


ナオ「よし、ならわかってくれたフィラムにはご褒美だな」


と顔を近づけていく

フィラムはそれを察してか目をぎゅっとつぶり・・・


唇と唇が合わさった


しかしまだ軽く怒っていた俺は舌をねじ込み大人のディープなキスに変更


しばらく大人のチューでピクピクさせました


ナオ「もう無理はしないな?」


フィラム「うん・・・」


ナオ「それじゃ戻ろう」


フィラム「はい・・・」


顔を真っ赤にしたフィラムの手を握り居住区の方に戻ったのだった

ハロル「お師匠?」


フィラム「おう・・・」


ハロル「大丈夫ですか?」


フィラム「おう・・・」


ハロル「ダメっぽいですぅ」



お読み頂きありがとうございます

誤字修正報告もありがとうございます

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