No.100「出発準備はお料理です」
お読み頂きありがとうございます
100話ですが閑話を入れませんでした
許してちょんまげ
ナオ「アスカー、今日暇?」
アスカ「ええ、ナオさんが上級ダンジョンの準備をして下さってるおかげで食料の準備すらいりませんし」
ナオ「んじゃ刀作りに行こう」
アスカ「はぇ?」
ナオ「アスカのお母さんが帰ってきてフィラムに作ってもらった刀と打ち比べて見たいんだとさ」
アスカ「ええええ!?フィオナさん帰って来たんですか?しかも刀を打って頂けるなんて!」
ナオ「刀欲しいだろーう?」
アスカ「ほ、ほ、ほしいです」
ナオ「じゃあ決定で、サラサ、ライ、サナにお願いがあるんだけど鱗ってまだある?」
サラサ「妾のは今は無いのう、父上と母上はどうじゃ?」
ライ「ここには無いな、1度龍峰に行けば沢山あるんだが」
サナ「私のもそうねー、じゃあサラサちゃんとライで里帰りしよっか」
サラサ「それがいいのう」
ライ「しかし日帰り出来るか怪しいぞ?」
サナ「本気出して飛べばいいじゃない?高度を上げれば大丈夫よ」
ナオ「危なくないようにしてくれよ?あぁ、なぁライ、サナ。龍峰に浮いてる石ってあるみたいなんだけど持ってこれる?後黒い水も」
ライ「飛石か、根城の近くに大きいのがあったな」
サナ「あれじゃここに置けないわよ、大きさはどれくらいいるの?」
ナオ「そうだな、んー、ちょっと待ってくれ」
と俺は最初に買ったカバンを取り出した、死蔵させるの勿体無いと思ってたんだよな
手持ちで1番大きな魔石を取り出して錬金魔法でマジックバックに
ナオ「右手にカバン、左手に魔石、付与する魔法は収納術、錬金魔法!」
チュィィィィィンと魔力が削られていく
だが精密作業はお手の物
ゆっくりゆっくり魔力を通していくと魔石が手から消えた
ピカっとカバンが光ったので成功かな?
ナオ「どれどれ?鑑定さんお仕事です」
ナオのマジックバック
収納術Lv3付与
大丈夫でした
ナオ「サラサのマジックバックに鱗を、こっちのに飛石を積めるだけ頼むよ」
サラサ「了解なのじゃー」
ライ「ついでに長老にもあってくるか」
サナ「あら、いいわね。あ、それならナオごめんだけどお弁当を作って貰えるかしら。五人分」
ナオ「わかった、リクエストはあるか?」
サラサ「妾ハンバーグがいいのじゃ」
ライ「我は何でもいいぞ。サラサのハンバーグでいいか」
サナ「ハンバーグいいわね」
と言う事で皆のハンバーグ弁当作りをする事になった
ちなみにマリンがマジックバック作れるのなら億万長者ですわよって驚いていた
さてハンバーグ
デミグラスソースが決め手なの
錬金魔法があるのでデミグラスソースを作ってみよう
まず中濃ソース作りから(え?)
2リットル分作ります
トマト
りんご
玉ねぎ
人参
にんにく
植物油
クローブ
ローリエ
粒ブラックペッパー
シナモンスティック
オールスパイス
ナツメグ
赤唐辛子
しょうゆ
こんぶ
酢
みりん
砂糖
香辛料の類は無くてもそれっぽいのになるぞ
手持ちである分だけで作ります
ナオ「錬金魔法」
黒いソースが生まれました
これをコロッケにかけたら美味いだろうな
とりあえず瓶に漏斗で移し替えて
次にケチャップ(ええ!?)
トマト
砂糖
塩
胡椒
にんにく
鷹の爪は無いので唐辛子
ナオ「錬金魔法」
赤いケチャップが出来ました
それでは本番デミグラスソース
赤ワイン
ケチャップ
中濃ソース
砂糖
しょうゆ
ナオ「錬金魔法」
お肉に合うデミグラスソースの完成です
錬金魔法ずるいなー合成材料さえ入れれば時間をすっ飛ばせるのでどこぞのクラフトより便利だよなぁ
なお、3つのソースを食べさせて欲しいと言う皆の意見は却下、朝ごはん食べたばかりだしね
なのでケチャップだけ
理由はどのソースも合う料理が割と重いから
と言う訳で?
じゃがいもを沢山出しまして
洗って芽を取って皮向いて1個1個がでかいので半月切りとクシ型切りにして水にさらします
油を160度に熱しておきます
じゃがいもの水気をマーナが風魔法で取ってくれたので油にいれます
プチプチプチプチ
俺は今揚げ物してるって感じるね
きつね色になったらポテトチップスと付け合わせのポテトの完成です
皆に出すのはポテチの方を
量はメガ盛りで2つと神様用に二つ
神様用には塩とケチャップは別皿で
パンパンと柏手二つして
ナオ「お納め下さい」スー
んんー不思議
まぁ揚げたては美味いから直ぐに食べて欲しい
ナオ「ポテトチップスだ、ケチャップと塩で試してくれ」
サラサ「ふむ、馬鈴薯じゃのう」
マーナ「作り方は簡単そうだった」
メティ「美味しいのかにゃ?」
プリュム「プチプチ面白い音がしてたのだ」
アスカ「じゃがいもは旅を思い出します」
マリン「食べなれた食材ですわね。しかしナオさんが出してくる程ですから期待しますわ」
ライ「まぁ食べてみよう」
サナ「そうですね、いただきます」
パリっと良い音が聞こえてくる
パリパリっと良い音が聞こえてくる
パリパリパリっと良い音が聞こえてくる
無言だ
さてこの間にハンバーグを
玉ねぎをみじん切りでじゅーじゅーと飴色にして粗熱を取っておく
次にオーク肉と乱水牛の合い挽き肉をミンチにして飴色玉ねぎを入れる
用意しておいた
牛乳、にんにく、パン粉、塩、砂糖、こしょう、ナツメグ、バターをいれます
今回は牛乳とバターがあるからコクがますぜぇ
グッパーグッパーお手手の体操グッパーグッパーやりまして
楕円形に成型してほんの少し窪みを作って
成型出来たらフライパンに油を敷きかるーく熱してから投入!
ジュワァァァっといい音♪
両面が焼き上がったらフタして蒸し焼きにしてハンバーグを1度皿に取り出して収納術に入れる
焼いた油とデミグラスソースを混ぜながら熱してハンバーグソースを完成させた
お弁当箱に
ご飯、ハンバーグ、付け合わせのポテト
それに温野菜でにんじんとキャベツの蒸した物を錬金魔法で作って出来上がり
錬金魔法で時短してるとは言え結構時間がかかった、五人分じゃなくて全員分だからな
コタツを見ると全員ニコニコしていた
なんか怖い
ナオ「サラサのバッグにお弁当五人分入れて置いてくれ」
サラサ「わかったのじゃ」
ナオ「マリン今日は仕事か?」
マリン「ええ、そろそろ行きますわ」
ナオ「んじゃこれお弁当な」
マリン「ありがとうございます!」
ナオ「アスカはフィラムの所に一緒に行くとしてメティとプリュムとマーナはどうする?」
メティ「やる事は特に無いしにゃ、ご主人に付いていっていいにゃ?」
マーナ「私も」
プリュム「自分もいきたいのだー」
ナオ「それじゃ一緒に見学しに行こう、邪魔にならないようにしような」
メティ「わかったにゃ」
マーナ「うん」
プリュム「はいなのだ」
アスカ「うふふ、一緒ですね」
という事で
皆着替えて家を出るのだった
ミルドの所にも寄らないとな
あぁ!!
そうだ
ナオ「ちょっと待ってくれなー」
神棚にお弁当七人分を置いてパンパン
ナオ「ハンバーグ弁当お昼にどうぞ」
『 ありがとうね』
ナオ「え?」
とスーっと消えていった
サラサ「どうしたのじゃ?」
ナオ「創造神様の声が聞こえた」
サラサ「聖女みたいじゃのう?男だから聖者かの」
ナオ「うぇ!?権力闘争に巻き込まれるやつだろそれ!俺はなりませんしいりません」
マリン「ナオさんが聖者様ですか・・・ありえますわね」
アスカ「何があっても拙者が守るでござるから安心してください」
マーナ「主、私もいる」
メティ「ウチもいるにゃ」
プリュム「プリュムもいるのだ!」
ライ「我もいる・・・いやいやナオよ!?この家に武力行使は無謀だぞ。マーナの鼻なら毒なぞもわかるしな」
サラサ「いやいや、父上。主神の加護がある時点で毒無効はあるじゃろ。むしろナオの手元には最強のアイテムがあるのじゃ」
ナオ「何それ!?え?初耳なんだけど」
サラサ「フェニックスの羽じゃ主殿」
マリン「えええ!?幻のフェニックスの羽ですか!?」
アスカ「そう言えば助けたとか言ってましたね」
マリン「落ち着いてるわねアスカちゃん、あのねエリクサーの材料ですわよ!」
アスカ「え、え、え、エリクサーですか!?」
ナオ「え?フェニックスの子共達、病気に負けてたんだけど?」
マリン「他の材料と調合しないといけないのですわ!商人ギルドでエリクサーの材料取り引きは常時出ておりますし作れるのはエルフだけですわ。エルフの森と火の象徴のフェニックスとは相性が悪く手に入らない1番の物ですわね」
ナオ「遊びにおいでって言ったぞ?俺」
マリン「ホントにもうこの方は規格外ですわね・・・」
アスカ「今更だと思いますよマリンさん」
マリン「そうですわねぇ」
ナオ「気にしない気にしない、それじゃ今日も元気に行くぞー」
と言うわちゃわちゃがあったりしたが俺は悪くないぞと思うナオだった
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