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普通に生活したいだけなんだ!  作者: 蘇我稲見
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日田先生の秘密=2

今回も日田先生目線です。

「えっと、付き合ってくださいって聞こえたんだけど、気のせいかな?」


「そんな訳ないじゃないですか。で、どうするんですか? 私と恋人関係になってくれるならついさっきのことは見て見ぬふりをします。恋人になって下さらないというならば、この写真を我が新聞部が学校中に張り出します!」


 そう言って、山ノ内さんは私にスマホの画面を見せた。そこにはバリバリ生徒二人(井上と水川)が仲睦まじそうにしている様子をスマホを構えて「はぁはぁ」言ってる私が映っていた。ってか、私こんな顔してたんだ……。恥ずかしい。


「ちなみに、こんなのもありますよ。」


 今度は私の集めている可愛い男子ファイルを眺める私が映されていた。


「次の学校新聞の記事は『日田先生、意外な一面! 生徒に欲情するショタコン教師』ですね」


「それって、脅迫じゃないかな?」


「教師が生徒を盗撮するのは犯罪じゃないんですかね?」


 山ノ内さん、あなたの清楚でクールビューティーなイメージが私の中で崩壊しつつあるんだけど。


「私と付き合ってくれますか?」


「………………はい。」


 もう無理。私、この娘に勝てない……。


「やった! じゃ、今夜は先生宅にお邪魔させていただきますね!」


「え?」


「付き合っているんですから、当然ですよ。…それとも、これがバラされてもいいと。」


 そう言って山ノ内さんは例の写真を私に見せる。この娘、やけに脅迫慣れしてません?



 この時、私は気付いていなかった。私と山ノ内さんの話が井上君と水川さんが聴いていたという事実に。

試験が迫っているので投稿が一時出来なくなると思います。



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