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ブラックアイテムはチート使えば効率的  作者: ライオネル親方って(笑)
7/21

裏技はこう使うんだよ!6

ちょこちょこ修正しています。


読みにくくてすいません 評価がつくと嬉しくなりますね

俺は、あらためてホシノと言う女の子見てみる、15才の美少女といった感想しか出てこない 身長は俺より少し小さいくらいおそらく150センチ前後と言った所だろう 髪は長く腰まであり 歩く姿は凛としていてさすが上級貴族と言った感じだ


あっ目が合った・・・微笑まれた。軽く会釈をしておく


ダンジョン横の冒険者ギルドの施設に着くと ダンジョンの受付をしていたダンチという人が大きな釜を 施設の出入り口から外に運び出していた


ダンチがこちらに気づく


「職業訓練お疲れさまでした これを裏に運んだら すぐにお部屋の方に案内しますので中でお待ち下さい」

ダンチはガテン系の風貌でたどたどしいく敬語を使い話している


ホシノ様と俺は施設の中に入る


中には15人~20人ほどの人がショッピングモールのランチコートのようなところで食事をしていた。


しばらく待っているとダンチが戻ってきた


「お待たせしましたお部屋の方ですが二階の奥に用意しています 案内しますので着いてきてください」


「はい」 「わかりましたわ」


ビジネスホテルのような作りの廊下をついていくパッと見 二階には部屋数は20くらいはあるようだ


「お部屋はこちらになります」


部屋に入ると ベッドとテーブルと椅子があるだけのシンプルな作りで 広さは5畳くらい

ホシノ様の部屋は俺の部屋の向かい側


「食事はすぐに用意できます 下の食堂にこられてください スイマセンが今日の食事にはスープはつきません 釜を洗った時に釜の底に穴を開けてしまいまして」


「かまいませんわ」 「大丈夫です」


「何かありましたら下に居ますので声をかけてくださいね」


ダンチが一階へ戻ろうとした時にホシノ様がダンチ話しかけた

「あの汗をかきましたので、何か体を拭くものはありますかしら?」


「ああそれでしたら、麻布と桶に水をを用意しますので お部屋にお持ちします」


「ありがとう」


俺は二人の会話を聞いたとき、この世界には風呂という概念がないということに気がついた。


ダンチが一階へ戻ろうとしたが、戻ってきた


「あのお二人は魔法使いの職業のレベルは上げていますでしょうか?」


「錬金術士の職業を取得しましたので上げてますわ」


「はい上げてますね」


「そうですか 今から少しお時間いただいても 職業訓練の注意事項がありますので着いてきてください」


「わかりましたわ」「はい」


ダンチについて行き施設の裏に回る

開けた場所にでる そこには井戸がありダンチは井戸から桶に水を貯める


「今から少々魔法についてお話しさせていただきます 魔法使いは最初にファイヤーと言う可燃性の魔法を覚えます 実際に使ってみます」


「ファイヤー」


ダンチがスペルを唱えると手の平からソフトボール位の炎が飛び出た その炎は地面にあたり燃え上がり消滅した。


「今の魔法がファイヤーと言う初級魔法です 魔力操作のスキルがあるとこのような事も出来ます ファイヤー」


ダンチがふたたびスペルを唱えると手の平の前に炎の玉がとどまり続ける


ダンチが改めて手を前に突きだすと、炎の玉飛んでいく


「可燃性の魔法は危険なので施設内での使用は禁止になっています

お部屋の方で興味本意に使われる方が居ましたので魔法使いの職業の取得者には説明をさせていただいております」


「なるほど」 「わかりましたわ」


ダンチはファイヤーの残り火に桶の水をかけて


「では、自由にお過ごし下さい」


「ありがとう」


部屋に戻る途中俺はホシノ様に話しかけた


「ホシノ様 職業訓練の料金を払ってもらいありがとうございます」


「いいえかまいませんわ それと様は要りませんわよ」


「すぐにとはいきませんがお金はお返ししますので」


「本当にかまいませんのよ カンザキさんはすぐにお食事行かれますか?」


「はい 部屋に荷物を置いたらすぐに食堂に行こうと思っていました」


「ご一緒してもよろしいですか?」


「ぜひ」


俺は部屋の机の上にアイテムポーチを置くとすぐに部屋を出た

ホシノさんも部屋から出てきたので一緒に食堂に向かう


食堂に着くとダンチとは違うギルドの職員が話しかけてきた


「二人?」


俺とホシノはうなずく


「すきなところに座って 食事の用意ができたら呼ぶからカウンターまで取りに来て 食べ終わったら あそこに置いといて」


ギルド職員は忙しそうにカウンターの中に入って行った。


しばらくすると食事の用意が出来たみたいでさっきのギルド職員がこちらを見て


「二人前できたよ取りに来て」


食事を受け取り戻る 異世界に来てのはじめての飯だ。


内容は パン 水 サラダらしき葉物 サイコロ状の肉


味はと言うと全体的に塩辛いが不味くはない


ホシノとは他愛ない話をして 明日も一緒に職業訓練をするという約束をして食事を終えた。




俺は部屋に戻り ベッドに横たわる


あぁそういえば、鑑定を使えばスキルや魔法の詳細が解るって言ってたのを思い出した。


俺はギルドカードを取り出しつっつく


光番があらわれ


「鑑定」スペルを発動する


カンザキスグル 肉体年齢15


職業 [拳闘士8][錬金術士4]


レベル3


HP26+3 MP8(7/8)


力 15


防御 16


敏捷 12


魔力 8


運 14


固有スキル

×2(職業レベルと肉体以外を何でも一つだけ2倍に出来る ON OFF 可能)

×-2(自分が受けるの効果に対して使用出来る ON OFF可能)


戦士スキル

剣装備時力1,5割上昇(スキルレベル2)


モンクスキル

敏捷1,5割上昇(スキルレベル2)


拳闘士スキル

回避率アップ(回避行動が早くなる)(スキルレベル2)


魔法使いスキル

魔力操作

(発射の意思のない魔法を手の平に10分間を留めておく事が出来る10分過ぎると魔法は消滅する)(スキルレベル2)


僧侶スキル

HP1,5割上昇(スキルレベル2)


高僧スキル


錬金術士スキル


戦士技


モンク技

投石(石を投げるのが上手くなる)

正拳突き(全力で最短で真っ直ぐに殴れる)


拳闘士技

遠当て(離れた所に拳の衝撃を与えられる)

スエー(後ろに素早く下がれる)


魔法使い魔法

ファイヤー(可燃性の魔法)(消費MP2)

ウィンドカッター(真空の刃作る魔法)(消費MP2)


僧侶魔法

附与(スキルや魔法を物や人に貸し与えれる効果は20秒)(消費MP1)

ヒール(小回復)(消費MP3)

キュア(解毒)(消費MP3)


高僧魔法

サークルヒール(小範囲小回復)(消費MP5)


錬金術士魔法

鑑定(物の真偽 良否を判定できる)(消費MP1)

小錬金(職業スクロールが作れる 錬金成功率2割)(消費MP5)



あらためて固有スキルを見返すと俺のゲーム脳はいろいろ出来るじゃんと考え始めた。


まずひとつ目 レベル上げ 経験値2倍


却下

ダンジョン内で使う意味がないスライム弱いしレベル上げは苦にならないし ダンジョン外での戦闘はまだ怖いし


二つ目

×-2を使い ブラックアイテムの使用


却下

ダンジョン内でいくら強くなっても意味ないしスライム弱いし


三つ目

ホワイトアイテムを×2で使用する


保留

持ってないし いつかしてみたいけど


四つ目

ステータスのどれかを2倍にする


保留

現在レベル3なので重要性を感じない


五つ目

レベルに×2を使う


保留

レベルが3だから効果がよく分からない


六つ目

ダンジョン内でレベルを×2してみる


採用

明日してみよう


うまくいけば、職業レベル上げ放題じゃね!レベル10にして2倍使えばレベル20解除すればレベル10 エンドレスじゃん


六つ目

附与の魔法を使えば他人にも×2附与出来るんじゃ!


採用

五つ目が成功したらホシノさんに使ってみるかな 職業訓練のお金は出してもらったし



そういえば1日スライムと戦ったから汗でベトベトだ

切実に風呂に入りたい


麻布を濡らして体を拭くしか方法が無いんだろうなぁ~

とりあえず受付に行ってみることにした。


受付にはガテン系のダンチが座っていた

「ダンチさん体を ふきたいのですが」


「麻布ですね どうぞ」


「あの桶は?」


「男は外の井戸から水を組み上げて 体を清めるものですよ」


「そういう事ですか なるほど」


「今さっき他の職業訓練者が何人か井戸に向かいましたので 順番を守って お使いください」


「ありがとう」


俺はダンチさんから麻布をもらい 井戸に向かう

向かう途中 ダンチさんがギルドから運び出していた大きな釜が目に入った。

ひとりひとりが入れるくらいの大きな釜だ


これで五右衛門風呂とかできないかなと思い釜の中を覗く

釜の底に拳位の穴が空いていた 五右衛門風呂出来るんじゃね


俺は受付に戻り 外の大きな釜を貸して欲しいとダンチさんに頼んだ


あの釜は捨てるつもりで外に出していたようで好きにして良いとの事


俺は大きな釜を井戸の近くまで転がして運ぶ 穴が開いている部分に そこら辺の木の枝をへし折りつっこみ 石で叩いて簡単に抜けないようにして 水漏れがないか井戸の水を入れる


さいわい水漏れはない


先に来ていた職業訓練者は体を拭き終えたようで不思議そうな顔をしながら 施設内に戻って行く


俺はそんな事お構いなしに水を釜の中に貯める 釜の中に七割ほど貯まったので ファイヤーの魔法を手の平の上に留めてその手を釜の中につっこむ


『ジュジュジュジュジュジュ』


手の平の回りの水が温かくなって行くのがわかる 俺は突っ込んだ手で釜の中の水をかき混ぜる10分かき混ぜると魔法は消滅し良い温度お湯ができた


風呂に入れる 俺は歓喜しながら服を脱ぎ かけ湯もせずに風呂に入った。


やっぱ日本人は風呂だよねと思いながら濡らした麻布を絞り頭の上にのせて五右衛門風呂を堪能していた


しばらくすると、慌てた様子のダンチさんとギルド職員が三人で風呂に入ってくつろいでいる俺の前まで走ってきた。


ダンチが俺を見や否や顔を背けた


「どうしたんですか?ダンチさん」


すごく驚いた様子でダンチさんが声を上げた。

「生きてるのか!人間が釜で炊かれていると 報告があってあわててきたんだが こんなに湯気もででいるし紅葉した坊主の顔をみたら手遅れかと思ってだなぁ・・・ って何してるんだ釜に入って」


坊主?あぁ見た目15才だもんなと思いながらも返事をする


「いや お湯に浸かると気持ちいいかなと思ってですね すごく気持ちよかったので・・・」


「なるほど・・・ってなるか! 坊主 人を驚かせるのも大概にしろよ・・・・・・お湯に浸かると気持ちいいか?」


「あっはい!すごく気持ちいいですよ」


ダンチは他のギルド職員と顔を見合わせてダンチ以外の職員は首を振る 何かを決心したような顔のダンチ


「坊主 俺も入っていいか?」


「いいですよ もう出ようと思っていたので ちょっと待って下さいね」


俺は木の枝を引っこ抜く 釜の中のお湯が瞬く間に抜けていく


「坊主 いいですよって いわなかったか?」


「あぁ 僕が入った後の残り湯じゃ汚いでしょ あらためて用意しますから」


俺は麻布で体を拭いて服を着た後 木の枝を穴に突っ込み 井戸水を釜に貯めて ファイヤーの魔法でもう一度風呂の用意をして見せた。


「ダンチさんどうぞ」


ダンチさんは、服を脱ぎおっかなびっくり風呂に入ると

「ふうぁ~~~~」


おっさん特有の声を上げた


「どうですか?」


「麻布で体を拭く行為が馬鹿馬鹿しくなるほどの 人生の半分を損してきたような それでも全然悔しくなく 今 お湯に浸かっているというだけなのに 喜びで満たされたような・・・とにかく気持ちいい」


ダンチさんはパッとした顔をした


「坊主 この釜でお湯に浸かるという行為の知的財産権をギルドに売る気はないか? 金貨100枚即金で出すぞ」


「え?」

風呂って金になるの?金貨100枚ってどれくらいの価値?

返事をせずに考えていたら


「そうだよな安すぎるよな わかった手付けで金貨50枚 販売収益2割でどうだ!」


勝手に話が進んでるどうしたもんかと考えていたら


「わかった3割払う・・・これ以上は・・・」


「いいですよ お・・・・・」 お金なんてって言ったのにお金なんての声に ダンチの喜ぶ大きな声が重なる

「本当かありがとう さっそく手続きだ」


五右衛門風呂から上がったダンチは俺の手を掴み施設内に入って行った。


どうやらこれから五右衛門風呂の売上の3割の金額が毎月 俺のギルド銀行の口座に振り込まれるらしい


手元には金貨50枚入った袋がある


あっ明日 ホシノさんにお金返そう。








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