裏技はこう使うんだよ!3
説明臭くなるよ
教会のような建物を眺めていると後ろから呼び込みをするような声が聞こえた。
「冒険者登録はこちらでーす 登録される方はお並びくださーい」
「冒険者登録はこちらでーす 登録される方はお並びくださーい」
すでに20人ほど列を作っている
そういえば冒険者ギルドを訪ねろと女神が言ってたな。
俺は迷わずその列に並んだ
並んでいる人たちは皆 中学生くらいの成をしていて 受付で羽ペンで何かに記入し建物の中へ通されるのが見えた
列に並んでいる最後の俺の順番が回ってきた。
「では、こちらの紙に、名前と年齢をご記入ください 字が書けない場合は代筆しますので」
受付の女性から紙と羽ペンとインクを渡された。
俺は日本語で 神崎 優 35才と書き受付の女性に手渡した。
紙を受け取った受付の女性はすごく驚いた様子で
「え?漢字?35才?ちょっと待ってくださいね」
受付の女性は俺をじっと見つめていた。
「カンザキスグルさん肉体年齢15才ですね数字はあまり得意ではないのですね
いくら貴族様でも、数字の勉強はあまりしませんものねでは中にどうぞ」
どうやら俺は受付の女性に勘違いをされているみたいだ
「はい?俺は貴族ではないのですが」
「わかってますわかってますよ貴族では無いのですね 中におはいりください」
[肉体年齢?ああそうか女神に肉体年齢を15才にしてもらってたんだっけ、漢字を書けると貴族なのか]
疑問に思いつつも建物の中に足を運んだ
受付の女性の案内でさっき並んでいた人たちとは別の部屋に通された。
中入ると、女の子が一人椅子に座っていた
俺は軽く会釈をした、女の子も軽く頭を下げた
受付の女性が女の子が座る椅子の横に椅子を用意して
「カンザキさんこちらの席におすわりください」
「あっはい」
俺は言われるがまま椅子に座った
受付の女性は俺と女の子の前に立ち話を始めた
「この度 サンテマルウの冒険者ギルドの職業訓練に参加いただきありがとうございます
わたしは職業訓練の説明を行わせていただく リサと申します」
「では軽く説明するのでわからないことがあれば その都度質問してくださいね」
俺と女の子はうなずいて返事をした。
「お二人とも15才となられたためギルドカード取得のために ここにこられたのですね」
女の子がうなずいているので俺もあわせてうなずいた
「ギルドカードの説明からさせていただきます ギルドカードとは開く言えば身分証です
ギルドカードで出来ることはいろいろあります ギルドの出入りはもちろん 国の出入り あとは職業の選択です
冒険者になった場合のモンスター討伐の確認 討伐モンスターの買い取り ギルド銀行の使用 などがあげられます」
「一番重要なのは職業の選択になります
論より証拠と言いますしギルドカードの登録をしましょうか」
受付のリサは、俺と女の子に銀色のカードを手渡した。
「そのカードは未登録のギルドカードとなります
今から二人にはギルドカードの登録をしていただきます
ではギルドカードの真ん中の部分を舐めてもらいます
唾液登録となりそのカードはあなたの登録カードなります」
女の子と俺は、カードの中心部を舐めた するとカードが少し光る
「登録は完了したみたいですね ではカードを人差し指でつついてください」
女の子と俺はギルドカードをつついた すると光る画面が浮かび上がる その画面には、ゲームで言うステータス画面が浮き上がる
カンザキスグル 肉体年齢15
職業 [無職][無職]
レベル3
HP26 MP8
力 15
防御 16
敏捷 12
魔力 8
運 14
固有スキル
×2
「その光番は登録者にしか見ることはできません 職業の部分は無職となっているはずです
ギルドカードをもう一度つついてくださいすると光番は消えます
では次にこの職業スクロールを受け取りください」
俺と女の子はギルドカードをつついて光番を消す
受付のリサは、二人に4枚の紙を手渡してきた
「この紙は職業スクロールといい使用すると職業を取得出来ます 初期職業は4種類になります
戦士 モンク 魔法使い 僧侶 です
二人には初期職業を全て取得していただきます スクロールの使用方法はスクロールを胸に当てていただくだけです」
俺と女の子はスクロールを胸に当てるするとスクロールが消えてなくなる
「職業取得完了ですではもう一度ギルドカードをつついてください」
俺と女の子はギルドカードをつついた
「では職業を登録していただきます
職業の部分を操作していただくと 戦士 モンク 魔法使い 僧侶と表示されていると思います」
俺と女の子はうなずく
「では職業の説明をさせていただきます
戦士は剣の使用 力が強いです
モンクは敏捷が高く 素手での戦いに適しています
魔法使いは 魔法で戦いにます 攻撃魔法を覚えます
僧侶は 回復 後方支援が主になります
ここまでで質問は?」
「ありませんわ」「無いです」
二人にはそれぞれ返事をした
ここで俺のゲーム脳は、ロールプレイングゲームの6の事を思い出していた。
「では、職業の説明の続きです
職業には初期職業を下位職とよびます
職業には 中位職 上位職も存在します 中位職 上位職になるためには職業レベルをあげないといけません
戦士の職業レベルを5上げると騎士の中位職が表れます
下位職を5上げると一つ上の職が現れます
ちなみに 戦士を5レベルモンクを5レベル上げると下位職のスカウトが表れます
魔法使いと僧侶を5レベルにすると錬金術士の職業が表れます
上位職は戦士のレベルを10騎士のレベルを5にすると剣豪の職業が表れます モンク 魔法使い 僧侶 にも上位職は存在します
まだ発見されていない職業もあると偉い学者さんは話しています
なので職業は全てはわかっていません」
二人にはうなずく
「職業をギルドカードにセットした時点で何らかのスキルや魔法や技を覚えますのでとりあえず職業をセットしてみてください
貴族カードを用意していますので職業は2つセット出来るはずです」
「貴族カードとは?」
思わず俺は質問していた
「貴族カードとは一般のギルドガードではありません
一般のギルドカードは職業は一つしかセットできません
ちなみに一般の方も冒険者登録をした場合貴族カードとなりますほとんどの方は身分証のつもりでギルドカードを受けとるため普段は一般カードしか でまわりませんが」
「なるほど」
「では職業の選択をしてください
職業は何度でも選択出来ますので 一度全て選択していただくことを おすすめします」
俺はとりあえず全ての職業を選択したあと、モンクと僧侶を選択した
改めて光番を確認する
カンザキスグル 肉体年齢15
職業 [モンク][僧侶]
レベル3
HP26 MP8
力 15
防御 16
敏捷 12
魔力 8
運 14
固有スキル
×2
戦士スキル
剣装備時力1割上昇
モンクスキル
魔法使いスキル
僧侶スキル
戦士技
モンク技
投石
魔法使い魔法
ファイヤー
僧侶魔法
附与
表示が追加されていた
「職業の選択はおわられましたか?
一度覚えた スキル 技 魔法 は違う職業でも使用する事が出来ます
技や魔法にはレベルはありませんが スキルにかんしてはレベルが存在します
ご自身のレベルが10上がるとごとにスキルレベルは1上がります」
二人はうなずく
「では職業訓練を行う場所に移動しますね 場所はスライムダンジョンになります スライムダンジョンの詳しい説明は移動しながらといたしましょう」
リサは説明を終え、部屋からの移動を促した。
リサのうしろを2人はついていった。
スライムダンジョンに行きます