ワンクール毎に死にたくなる気持ちに誰か名前を付けましょう《今期は「五等分の花嫁」と「SAO-アリシゼーション-」を観ていました》
《エイプリルフール》
それは!
1年の内で最も嘘が飛び交う1日である!
さて、結論から言おう。
いつから新元号の発表が嘘じゃないと錯覚していた?
それでは聴いて下さい。
『錯覚CROSSROADS』
本日三度目の土下座。
うーんこの…。
「私も早く帰ってきちゃったし晩御飯ができてないのはいいよ。でもなんで兄さんは、台所で女の子に抱き着いているのさ。」
「いや、だからちがくって…。」
「はぁ…。みなまで言わなくていいよ。察するにアレだろ。『全然晩御飯ができてないのに私が帰ってくるっていうのに兄さんが焦って、初雪さんが手伝おうとしたところ転んでしまって、それを受け止めようとした』とかそんな感じだろ。」
「おしゃる通りです…。」
見てたの!?怖い!
「女の子の一人も支えられないのかよ…。」
グハッ!
「おっぱい揉む必要もないだろ…。」
い、いやそれはラッキースケベといいますか…。
「華織、私は重かったかしら?」
え、いやそんなことは…。
「ねぇ重かったかしらそんなことないわよね重かったとしてもそれは私本来の重さじゃないわだって今日は朝ご飯もしっかり食べたしお昼ご飯もいっぱい食べたものだからたとえ重くてもそれは朝ご飯とお昼ご飯の分よいやいや言い訳じゃないわだって朝ご飯をしっかり食べることはいいことだしご飯をいっぱい食べる女の子ってすごく健康的じゃない華織もそう思うでしょ女の子はすぐにダイエットをしないとなんていうけれどあれはダイエットしてる私を見てっていうただの自己顕示に思うのだってそうでしょう私みたいに一日の摂取カロリーを計算して食事をすればダイエットなんてしなくていいんだからでも今日は違うの今日ご飯をいっぱい食べてしまったのは私も興奮していたからなのよ気持ちとしては遠足の前日の夜かしらねその気持ちを紛らわすためにいっぱいご飯を食べたとしても何も不自然なことなんてないでしょうないに決まっているわそうよね華織はどう思う?」
「はい!そうですね!!!」
え?なに今の!わかんない!何もわかんない!!!
ほら!柊と水仙もちょっと引いてる!
「えっと、初雪さん。初めまして。そこにいるブタ野郎の妹、水城水仙と申します。お話は理事長からきいています。今日からしばらく、自宅だと思って過ごして下さいね。」
「ええ。ありがとう水仙。よろしくお願いします。」
初雪さんは僕から視線を外し、ペコリと頭を下げる。
切り替えが早いなぁ…。
これも役者の力ってやつか。
「そうでした!水仙ちゃん!そのことで家族会議をしましょう!お母様はまだですか?」
「ああ、ママは急な仕事で帰れなくなったらしいんだ。事情を説明したら『うん。いいんじゃない?』って言ってた。パパにもメッセージ送っておいたし大丈夫。家族会議は終了だね。」
ええ!
長くなると思っていた家族会議篇が二行で終わってしまった…。
「そんな…。お母様、なぜ…?」
「まぁそんなわけで!初雪さんはウチに住みます!はい!この話おしまい!おなかすいたー!兄さんいつまで座っているのさ?晩御飯作るよ?」
「え、あ、おお。え?手伝ってくれるの?」
お疲れじゃないですか?休んでて頂いても大丈夫ですよ?
「ん?ねえさんと作るかい?それともまた美少女の胸を触らないと気合いが入らないとかそういう話かい?」
「ありがとうございます!自分はジャガイモを拵えますので玉ねぎを任せていいですか!?」
「物分かりがいい兄で助かるなぁ。あ、ジャガイモ全部剥くなよ。」
「あ!それで思い出した!水仙お前!柊が料理できない事知ってて黙ってたな!?」
「あ、ばれた?幼馴染で料理下手なんて萌え属性が美味しすぎるよね。」
水仙は悪びれもせずにキシシと笑う。
「まぁ、確かにヒロインとしては申し分ない属性だとは思うけど…。」
「お、なんだい兄さん。この年になってようやく幼馴染ヒロインの魅力に気付いたってのかい?」
この年って…。
まだ今年で十七じゃん。
「兄さんは広い視野を持ちすぎだからね。もっと身内を見てもいいと思うよ。」
「え?なんか言ったか?」
水仙が何かつぶやいたけどジャガイモを洗ってて聞こえなかった。
「何でもないよ。それよりたった一つのジャガイモをどんだけ洗ってんだよ。ちゃっちゃとやってくれる?私おなかすいてるんだよ?それともやっぱりおっぱい揉まないと…。」
「だからあれは違うんだって!!!」
名推理してたじゃん!
大正解だったよ!?
「あ、パパから返信だ。」
「お、なんだって?」
「『リア充爆発しろ。』だってさ。」
………。
最近筋トレを始めました。
腕立て伏せは4回出来ました。
出来たことに驚きです。