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魔方陣の亀裂  作者: 猫神心夜
異世界召喚編
5/27

幕間2 B

 男は目の前に横たわる十五、六の少女をまじまじと見つめていた。

「どう致しましたのぉ〜、坊ちゃん様ぁ〜?」

 敬語の間違った使い方で、男にそう声をかけたのは、これまた黒いローブに身を包んだ、高い声の人物だった。

「召喚した女だよ…」

「あらぁ〜? でも気を失っていますがぁ〜、坊ちゃん様ぁ〜、何かしたんですのぉ〜?」

 ローブの人物は男にそう言って、フードを取った。見えた素顔は、女だった。

 赤い髪に白い肌、唇には妖しく光る紅が塗られており、薄オレンジの瞳の中には、幾何学模様が刻まれていた。

「空に召喚しちまって…、魔法の効果が後から来たのか、いきなり消えてここに出現したんだよ。」

「あらぁ〜? でもぉ〜、二人同時に召喚するってぇ〜言ってませんでしたぁ〜?」

 女の言葉に、男は苦い表情で答えた。

「それが上空だったからホプト王国の方に飛んでっちまったんだよ…。だからホプト王国内に入っちまって、水晶の映像も妨害されちまうし…距離が遠すぎて魔法の効果も届いてもこっちに戻ってこねぇし…。あの女、地面に激突して死んだな。」

「あらあらぁ〜、残念ですわねぇ〜。でももし生きてたらぁ〜、面白いですわねぇ〜。友達だったんですのぉ〜? 二人はぁ〜」

「いいや…」

 男はニヤリと笑う。

「姉妹だ。」

女もニヤリと笑った。

「それはそれは面白いですわねぇ〜」

 そして少女は目を覚ました。

こんにちは!

楽しんでいただけたでしょうか?

え?

だからなんでBなのかって?

うふ♥️(意味深)

嘘です。意味はそんなに無いですヨ♪

ってことで次話もよろしくお願いいたします♪

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