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アセンブル・ロジック ~高専祭殺人事件~  作者: 森鷹志
《第0章》 一握の表情
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0・5


 今までやって来たことはなんだったんだ?


 目の前の人間を殺しながら、そう思った。


 すべてが、無意味。

 すべてが、虚無。

 すべてが……。


 でも、そのすべてはどうでもよくなった。

 これでまた、新たな自分を迎え入れられる……。


 そして、殺した人間も、救われたのだ。

 時間から、

 肉体から、

 精神から、

 そして、自由から。

 

 そう、自分は救ってやったんだ。お前を。

 感謝しろ。


 目を見開いたままの死体を跨いで、普段の自分に戻る。

 予定よりもすべてが上手くいった。


 ――完璧だった。






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