付録・小規模戦闘ルール
散文的、ややメタ。メメタァ。
以下は現在作成中のルールブックからの抜粋です。
細部は今後変更される可能性があります。
◎小規模戦闘における戦闘ルールについて
・小規模戦闘と大規模戦闘
小規模戦闘→専ら個人~小隊程度での戦闘
各人の能力を中心に判定
大規模戦闘→専ら中隊以上での戦闘。隊や軍全体を
一塊として戦闘判定を行う。
◎小規模戦闘の流れ
展開要素→数値要素→行動選択→判定→描写
◎展開要素「天地人」
・天の時:時間帯や天候等による要素。
日中→魔の能力が激減、行動不能になって潜伏する。
夜間→眷属の動きがよくなる。能力が最大で1.5倍程度になる。
雨天→水辺の眷属の行動半径が拡がり陸地での戦力減衰がなくなる。
・地の利:地形要素。
平地→奇襲、伏兵が困難となる。
起伏→奇襲、伏兵が可能となる他、上下で判定に補正が付く。
陸地→水辺の眷属は水源から遠ざかる程能力が逓減する。
水中→陸上生物のあらゆる能力が半減する。
・人の和:人間関係や指揮統率による効果。
親しい者と共に戦う場合、命中や回避、クリティカル発生率
といったあらゆる実判定に補正が入る。
また指揮技能保有者の指揮に「従って行動する」場合、
「従った行動の」判定に指揮技能x指揮者の魅力分の補正が入る。
◎数値要素「敏捷と行動順」
・敏捷 :身的能力の一つで専ら反応の速さを示す。
動き出した後の速度は膂力や体格の影響を受けるため、
専ら行動の順序や回避、挙動修正に効果がある。
・瞬と拍 :「瞬」とは瞬き1回分の速さ。概ね0.2秒であり、
戦闘時における最小単位とされる。1秒は5瞬であり、
20瞬=4秒をもって「拍」とする。
戦闘は拍毎に事前に設定した攻防を繰り出すものとする。
・例外 :敏捷の値が20を超える場合、最初もしくは最後に
1回追加行動を取る。どちらかは任意に選択してよい。
20を超えた者が複数いた場合は、数値の高い方が
常に優先権を持つ。
・行動選択:攻撃に関わる選択肢を1つ、
防御に関わる選択肢を1つ事前に決定する。
・処理開始:上記に基づき判定を開始、計算処理を行う
・結果報告:彼我の損害の収支を計上し次の拍へ移行する
サンプル:サイアス対魚人
◎展開要素
天:日中 地:水辺 人:単独(指揮官)
・状況説明
日中、輸送部隊の警護を兼ねて配下と
北方河川沿いを哨戒していたサイアス小隊の前に
魚人の群れが出現。配下に対応を指示しつつ
サイアス自身は眼前に迫る1体の相手をすることになった。
◎数値要素
サイアス@46日目 魚人(青、素手、水辺)
身的能力
膂力14 18
体力13 18
体格07 12
器用15 12
敏捷16 12
HP65 72
関連技能
剣術05 剣術03
盾術03 槍術03
回避07 格闘03
加撃02 回避03
連撃01 水撃03
使用装備
八束の剣20 お魚パンチ10
四戦隊ホプロン15 お魚鉄山靠20
飛天衣20 天然スケイル10
補正
剣聖剣技「旋」により
剣術+1
サイアスロールにより
盾術+1
・各種実数
サイアスの剣攻撃
(膂力+器用)x剣術+武器=
(14+15)x(5+1)+20=234
魚人の剛腕パンチ
(18+12)x3+10=100
魚人のお魚鉄山靠
(18+12)x3+20=110
サイアスの盾防御
(膂力+器用)x盾術+盾=
(14+15)x(3+1)+15=131
サイアスの回避
(膂力+敏捷)x回避=
(14+16)x7=210
魚人のお魚ガード(腕防御)
(18+12)x3+10=100
魚人の回避
(18+12)x3=90
◎行動選択1拍目
サイアス→剣攻撃と盾防御
魚人→剛腕パンチと剛腕ガード
◎判定
サイアスの剣攻撃→234ー100=134
絶対命中かつ2割=27%でクリティカル
但し今回はクリティカルは発生せず
発生した損害
八束の剣20ー魚鱗10=10
魚人のHPが72ー10=62に
魚人のお魚パンチ攻撃→100ー131=ー31
マイナス値なのでサイアスが盾防御絶対成功。
よって盾がダメージを肩代わりする
発生した損害
お魚パンチ10ー盾15=ー5
サイアス自身は無傷。ただし盾の耐久値15ー5→10に
◎描写
サイアスは先手を取って魚人に斬り掛かり、
魚人はこれを腕を掲げて防ごうとした。
しかし八束の剣は腕の振り上げより速く
魚人の胴を捉え、これを斬り込み手傷を負わせた。
傷は魚人の動きを止める程深くなく、
魚人はそのままサイアスへと殴り掛かった。
しかしサイアスはこれをホプロンで完全に凌いだ。
もっともホプロンには相応の衝撃が加わっており、
もってあと2撃程度と思われた。
◎行動選択2拍目
サイアス→剣攻撃(急所狙いかつ加撃使用)と回避
魚人→体当たりと回避
※急所狙い:急所を既に知っていることが前提での
部位指定攻撃。命中半減。必ずクリティカル。
※加撃 :膂力x技能値をダメージに加算し
膂力ー体格をダメージとして受ける
◎判定
サイアスの剣攻撃
234÷2ー90=27
絶対命中かつクリティカル(1.5倍)
発生した損害
(八束の剣20+膂力2倍30+魔力7)x1.5ー10
=75.5
反動
膂力15ー体格7=8
魚人の残りHPは62であるため即死。戦闘終了。
◎描写
サイアスは魚人の急所であるエラの付け根に狙いを定め、
頭上で剣を旋回させつつ裂帛の気合とともに打ち下ろした。
魚人は回避を試みるも間に合わず、真っ二つに裂けて即死。
サイアスは腕に痺れを覚えつつ次の敵に備えた。
大体こんな感じデス。
TRPGでもビデオゲームでも同じシステムでいく予定。
どちらも完成時期は不明。作者に聞いてくれ! 私か! 知らん!




