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サイアスの千日物語  作者: Iz
第七楽章 叙勲式典
1183/1317

付録・サイにゃんのスペック その2

「シグルドリーヴァ」

愛称シヴァ。陽光に似た光り輝く淡い金色の

毛並みを有する。平原全土にその名を知られる

カエリア王国の名馬の中でも100頭に一頭と

言われる至高の存在。こうした千年の名馬には

伝承の戦乙女の名が冠される。その名の意味は

「勝利のために歌う者」。


他の名馬に比して知力と精神がずば抜けて高く

言葉を介さず他者の知識と思考を読み取れる。

また生まれながらに魔力を有し、一度知見した

した技能なら何でも使いこなす。


カエリア王家直轄領である「王家の森」出身。

原生林最奥の泉のほとりで昼寝していた所を

カエリア王やヴァディスに「スカウト」された。

説得の決め手はヴァディスによる「飛び切りの

イケメンを紹介してやる」であった。


寡黙で極度の昼寝好き。暇さえあれば寝ている。

また凄まじくプライドが高い上人間嫌いであり

強烈な面食い。サイアス一家や関係者以外は

近寄る事すら許さず、専属の「巫女」アイノに

よって世話されている。



「コンプレクトラ」

強大な魔力を内包する特殊な鞘。その名は

「抱擁する者」を意味する。魔剣の土台として

鍛造された十束の剣がいずれ魔剣と成った際、

これを鎮める事を目的として作られた。


中央塔付属参謀部に所属する全ての女性軍師と

祈祷士の髪を集め、妖女の生き血で練り合わせ

鞘の形を象っている。


当然のように意思を有し、当然のように面食い

であってサイアス以外には扱えない。外観は

飾りの無い影の如き漆黒の鞘であり、生きた

剣帯同様自身の意思でサイアスにへばり付く。


神鏡、精神の矢に次ぐ二等級の魔具にして

魔宝であり、城砦歴中に作成された中でも

最も厄い代物として知られる。魔剣の揺り篭

にして殺し屋。女の敵は女。



「魔除けグッズ」

騎士団領アウクシリウムに潜む伝承の魔女

「メディナ」によって作成された、魔除けの

香料を含む備品の総称。塗り薬と布地があり

後者はニティヤの手によってケープと馬装に

加工されている。


魔なる存在そのものを否定すると言われ、

魔術や魔の攻撃への高い耐性を有する。最も

強度が高い塗り薬は3回分。布地の加工品は

魔絡みの攻撃を一度のみ無効化するとされる。



「真銀の短剣」

失伝技術(ロストテクノロジー)で造られた真銀(固形水銀)製の

儀式用短剣。メディナが某所より拝借し餞別と

して荒野へ向かうサイアスに与えた。極限の

毒性を有しあらゆる生者を殺すとされる。


ただしこの短剣自体は飽くまで儀式用であり

耐用性の面から実戦での運用には困難を伴う

と見られている。



「虚空のソレア」

中空に魔力による障壁を構築し足場とする魔術

の術式そのものを物質として定義したもの。

概念物質の一種であり、具象として目視できる

よう一時的な染色が施されていた。


元来が術式であるため用いるには術者の身中に

取り込む必要がある。取得以降は虚空を踏む事

ができるようになり、使い手によっては中空を

歩行・昇降が可能に。但し術式発動時には剣吞

な気力を消耗するため扱いは難しい。


セラエノが溜め込んでいた私物の一つであり、

さらに元々は貰い物であるため同じものが二つ

と無いとの事だが、参謀部によってその構造が

解析され飛天七宝座等の開発に活かされている。



「黒檀螺鈿飾鞍鐙」

別名「飛天の馬具」。飛天七宝座なる鞍と

飛天靴なる鐙から成る。共に黒檀を主材料と

して鞍には七宝の玉が取り付けられ、各々の

玉には10の気力を充填可能。魔術を使用する

際はこれを外付けの燃料として使用できる。


サイアスとシヴァのために作成され、両者の

虚空のソレアを用いた飛翔を補助する。両者

は共に高い魔力と魔術の素養を有するため、

この鞍を併用する事で5分程度の連続飛翔で

あればリスクなく成せるようになっている。


七宝への気力充填は中央塔や支城等各地の

拠点に詰める祈祷士が担当。お陰でサイアスは

気軽にあちこち文字通り飛び回っては最寄の

拠点で祈祷士らに気力充填させ、益々気楽に

飛び回って呆れた勢いで魔術技能を高めている。


立ち寄った拠点ではついでに将兵を鼓舞して

回り拠点全体の士気上昇に貢献しているため、

大いに歓迎されている模様。


また現状参謀部ではサイアスとシヴァによる

運用データのフィードバックを下に当魔具の

量産化を急速に推し進めている。



「生きた剣帯」

一見何の変哲もない焦げ茶色をした革風の帯。

金具や装飾の類は一切ないが意思を有する。

自身の意思であるじにへばり付き、自身の判断で

その身に装備品を固着させ常に最適な装備環境を

主へと提供する。


固着した装備品は主の意思でいつでも着脱可能。

セラエノからサイアスに譲られて以降はユハ同様

勝手にサイアスにへばり付き適宜仕事をする。

頗る謹厳実直な性格らしい。



「ルビーのティアラ」

フェルモリア大王国第一藩国イェデンの王家の

秘宝であり王位継承権者の証左でもある極大粒

なルビーを中央にあしらったカチューシャ風の

瀟洒なティアラ。


土台は架橋作戦で用いられた鋼糸で出来ており、

並の鋼兜を凌駕する強度を誇っているものの、

そもそも構造がスカスカなので防具としては

まったく機能しない。


当代異数の彫金師である資材部棟梁スターペス

の手で作られ、例によって参謀部がアレコレと

悪さして仕上げた逸品であり、当然のように

魔力と意思を有する魔法生物となった。


留め金の類は一切なく、重量すら有さない。

蝶々の如くぱたぱたと中空をはためいて自ら

サイアスの頭部にへばり付き、サイアスの意思

なくして外れる事はない。また当然のように

面食いであり実にプライドも高いらしい。


このティアラとベリルの「むーちゃん」及び

デネブの「うさ耳」は魔術的に繋がっており、

ウサ耳カゥムディーを介して中央塔指令室と

リンク。闇夜であっても常に正確な位置情報

が把握され得る。



<以下次紙へ>

その3に続きます。

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