付録・サイにゃんのスペック その1
城砦騎士団構成員登録証
★基幹事項
名称:サイアス・M・ラインシュタット
諸元:18、男性、既婚
所属:カエリア王国王立騎士団
西方諸国連合軍
城砦騎士団騎士会、兵団第四戦隊
役職:城砦騎士団全権命令者
第三戦隊軍楽隊副長
第四戦隊特務隊副長
特務隊内サイアス小隊隊長
階級:西方諸国連合辺境伯
騎士団領ラインシュタット領主
騎士会序列19位城砦騎士
カエリア王立騎士団正騎士
勲功:常時1万点(お小遣い制)
異名:「誓いの歌姫」「眠り姫」「天馬騎士」
「地獄のねんねこにゃー」「城砦の姉」
「銀河の巫」「最も新しい神話」他多数
備考:騎士団領ラインシュタットは人口千五百。
極小規模の町ながら騎士団領東端の要衝。
また騎士団から近隣切り取り次第とさる。
同領はカエリア王国の後見を受けており、
フェルモリア大王国第一藩国イェデンと
通商協定を締結している。
西方諸国連合国中序列5位。ならびに
同連合軍戦時統帥権4万。なお名称中の
「M」は辺境伯(Markgraf)の略称。
★個人能力
身的能力
膂力14:体力14:体格07
器用17:敏捷17:活力69:治癒02
心的能力
知力15:精神24:魔力10
魅力16:幸運20:気力85:容姿18
係数A→13.8÷9≒1.53
※魔力の影響
・軍師の目 :森羅万象を数値化して観測
・魔剣使いの素質:魔力分の追加ダメージ発生
・魔術の素養 :魔術や魔具が扱える
・声に魔力が宿る:歌唱・指揮等に補正
・魔力による会話:魔力を持つ者と会話できる
・天帝の加護 :常時全技能判定+1
・限界突破(精):該当能力の上限無効
・限界突破(幸):該当能力の上限無効
・水の症例st1:眠りが深く、長くなる
・水の症例st2:休眠間隔が1日を越える
※備考
他の能力の成長振りにもかかわらず「体格」
は入砦以来一切変動していない。この事から
何者かにより「ゲッシュ」が掛けられている
可能性が示唆されている。
ゲッシュとは特定の制限を課す事で効能を
発揮する「失伝した太古の禁術」の総称。
ギャサ、ギアスとも言う。
水の症例の進行状況は第一戦隊長オッピドゥス
と同水準であり軍師にして騎士たるヴァディス
よりやや重く、軍師クラリモンドよりやや軽い。
そのため平時の軍務は家中のディードが代行し
同じく家中のロイエらがこれを補佐している。
★各種技能
戦闘技能
回避08:剣術07:指揮07
馬術06:槍術05
係数B→33÷5=6・6
通常技能
歌唱07:演奏06:観測06
雄弁05:鉱物05
☆特殊技能
・戦技「神秘の円」
脳裏に戦地を俯瞰し全ての攻防を予測。
常時回避技能+1判定
・戦技「サイアスロール」
敵の攻撃を回避しつつ裏を取る。
盾使用時回避技能+1判定
・戦技「サイアス流・真のガーダント」
槍と剣の二刀流により迎撃結界を構築する。
剣と槍の二刀流時、回避成功で自動反撃
・剣聖剣技「旋」
最小最速な螺旋の動きで急所を討つ。
剣術技能+1判定
・剣聖剣技「断」
事物の構造上の急所を瞬時に裁断する。
剣術技能+1判定
・奥義「レクイエム」
剣聖剣技「旋」と「断」を組み合わせて
編み出された魔剣使いベオルクの必殺剣。
初段命中時二段目が必中&最大ダメージ
・秘技「樹印剣」
虚空に樹印を刻み刃に炎や冷気を纏わせる。
「魔術」×「魔力」の防御無視追加ダメージ
・神技「戦乙女の鼓舞」
精神を極限まで高揚させ死地を歩ませる。
味方全体に精神攻撃無効&全技能+1判定
※備考
回避、剣術、刀術、連撃等多岐に渡る技能
において当代随一の使い手より極意を伝授
されており、必要成果値が減少している。
また本来は通常技能である歌唱や演奏を
対異形戦でも用いる事により、戦闘技能と
同様の膨大な成果値を獲得せしめている。
★保有装備
個人装備
城砦騎士団標準兵装:0.3
第四戦隊専用兵装 :0.5
専用剣「十束の剣」:2.0
専用槍「アーグレ」:1.0
専用鎧「飛天衣」 :1.0
個人戦加算値→2.0
※加算は最大値のみ
☆特殊装備
「霊刀『繚星』」
東方諸国の縁起絵巻にも描かれる「星天宮」
の神器にして天之御中主神を祀る御神体。
姿優美にして刃文は天の川に似る。
体配は古風な腰反りの太刀であり
夜空を模した太刀拵えに収まっている。
長年信仰の対象とされ、信者らの精神を吸い
上げた事で魂魄を宿しており、折れぬ限りは
自己修復する。また荒野の死闘で異形らの血
を啜り魔力を得た事で、銀河の中心で永久に
微睡むという天之御中主神御柱と「繋がった」。
そして星天宮の巫女であったディードより
譲り受けたサイアスが天之御中主神へ勧請し
それが聞き届けられた事により、遂には
超常の存在と相成った。
平素はサイアス邸の寝室に安置されており、
サイアスが呼べば忽然とその掌中に現れる。
撫でると鞘は露と消え、青みがかった刃を顕し
斬られた魂は銀河の中心に微睡むというかの
大神への供物と成って現世より滅する。
「ユハ」
皮革と宝飾で出来た領布に命が宿った魔法生物。
領布とは東方諸国の武神像に見られる細長い
布飾りであり、或いは西方諸国の聖職者が首に
掛けたストラにも似る。
生みの親は元「光の巫女」、城砦軍師ファータ。
当初は魔術の使用で蝕まれ行く自身の記憶の
バックアップとして作成された。
その後ユハは生物としての自我に目覚めたため、
ファータはこれを自身の娘として愛し慈しんだ。
ユハが現状よりさらに「育つ」には一層の魔力
を蓄える必要があり、それには異形の血を啜る
必要があると観たファータは、入砦以来の苛烈
極まる戦振りで異形の血塗れとなったサイアス
に遭遇、これに目を付け「嫁に出した」。
ユハを引き取ったサイアスは期待通りの戦歴を
示し、ユハに複数の上位眷属をも含む多種多様
な異形らの血をふんだんに与えた。
結果ユハは異形の血の色である紫に淡く色づき、
その身幅は次第に膨らんで長い首と尾、翼に
加え四肢をも獲得。未だ小振りながらも遂には
神話伝承に謳われる竜の姿へと変貌を遂げた。
性格は生みの親に似てか暢気でお調子者。
領布の頃は常にサイアスに纏わり付いて護衛を
気取り、飛翔できるようになってからは屋内の
最も高い位置に陣取って周囲に目を配る番竜を
自認するもそのうちスヤスヤと寝てしまう。
小竜と成ってよりは未だ実戦を経ておらず、
その戦力については未知数とされている。
<以下次紙へ>
余りに長いため2分割以上とします。
まずはその1をお楽しみください。




