地下都市8
なろう特有の一人称視点的作品に飽き飽きしてるそこの君はこっち見て優越感にでも浸っててくれ。
→恢攘の啓徒 https://ncode.syosetu.com/n7126kd/
「僕は……後者でいいです。何もない僕ですが、それでもやれることがあるなら、挑戦したい」
い、言いたくないなのにィ…
体の自由が効かない。
これが大人のやることかぁ!!
汚い大人やな!!汚い大人やで!ほんま!
根無し草で燃えカス未満のクズ落伍者のくせに力を振るい、全てを牛耳ろうとする社会不適合者がぁ!!
今日からオメェは落合トナカイじゃない。
そう。略して「ねくらチー牛」だぁ!!
すると少女も続けて、彼女らしい小さな声で口を開く。
「私も……兄についていく。覚悟はできている」
人前で話すのを避けてきた彼女が、片言ではあったが、こうしてはっきりと意志を示すのは初めてだった。
それだけでも驚きなのに、自分のことを兄と認めてくれているとは……。
僕はその一言で、一瞬頭が真っ白になりかける。
——ってか、可愛すぎだろ……!——
心の中でそう叫ばずにはいられない。
これは、“僕の妹がこんなに可愛いわけがない”ってなタイトルで一つ作品ができるぞ。
おい。ねくらチー牛。お前これで一儲けでもしてこい。
え?それはまずいって?
いやぁ…何がまずのかさっぱりわからんな?
ってか。やっぱりボケにはつっこみが必要だな。
1人でずっとボケんのしんどいっていうか….なんか惨めに思えてきた。
あの…いつになったら僕につっこむ人来てくれるんですか?
みなさんツッコミ募集中です。
ゴキブリとペンギン限定で、連絡はここまで→Yes 高杉クリニック。
とにかく。妹は尊いってことだ。
「わかった。ではまず少年、君には“レヴィカティオ”という名前を与えよう。そして、少女の方にはツィアという名を授ける。
これで君たちは、名を持つ者として新たな人生を歩み始めることになる。そして、さらにもう一つ。
今日この瞬間から、君たちは正式にの住人として認められる。
今後、どこかで自らの出身を名乗る機会があれば、ここを故郷として名乗るがいい。それが、この国の一員である証となるのだ」
そう言いながら、彼は一息つくと、まっすぐこちらを見据えた。
重厚な雰囲気を持つその眼差しは、まるでこちらの心の奥底を見透かすかのようだった。
まるで、ここで何を語るべきか試されているような、そんな空気が張り詰める。
「さて、ここまでで何か質問はあるかね?なければこれにて閉廷するが…」
と、彼は静かに問いかけた。
— μετά—
なろう作品らしい表現でふわっと投稿してきますんでよろしく〜




