★第11章キャラクター紹介(最初〜第10章終了時まで)
第10章終了時点で登場しているキャラクターの紹介です。(最後の組織ごとのまとめについては3年生引退後の状況に変更しました。)
【登場順】
・大橋奏太(初登場:第1話)
1st
1年3組
主人公らしく真っ直ぐな性格で元気。中学の時は卓球部だった。コンマスとコンミスを間違えたのをキッカケにいじられている。
同じクラスの紺野美沙のことが気になっている。
音楽は初めて。
新歓で美沙がマンドリン部志望であるということを聞いたり、先輩たちの「メリアの平原にて」の演奏を聴いたことでやる気を出し、入部を決める。
父が西田高校のマンドリン部出身。
人の名前を覚えるのが苦手のため、社会の成績もかなり危ない。
最初はやる気に任せて全力で練習していたが、小野が基礎にこだわる理由を高橋から聞かされてからは「正しい方法」で練習を頑張るように気持ちを改めた。
郷園高校の旋と出会い、彼を超えるという目標を持ってからは俄然燃えて練習に取り組む。中川に指導をお願いするときの図々しさといい、目標を達成するためにはできることはなんでもするという気概がある。
・春日糸成(初登場:第1話)
Guitar
1年3組
奏太の幼なじみ。冷静で分析好き。
鋭い洞察力で奏太が美沙を好きなことにもすぐに気づいたが、自分のことには鈍感で奈緒の気持ちにも全く気づいていない。親がアコギをやっておりその影響で自分も少し弾くことができる。親戚がかつてマンドリン部に入っていたためマンドリン部に入った。Sな性格でことあるごとに奏太をいじるが、赤点をとってしまいそうな奏太のために勉強会を企画するなど親友として彼のために一肌脱ぐことも多く、面倒見がいい。
・紺野美沙(名前初登場:第1話)
Cello
1年3組
大人しげな印象を与えるが必要なときにはしっかりと主張し、明るい。知性的で余計なことを喋らない様子がミステリアスな魅力を持っている。泣き黒子がチャームポイント。
中学まで吹奏楽をやっていて、新しい楽器に挑戦したいということで入部した。最終的には低音に惚れてCelloパートになった。
吹奏楽部時代の経験を生かして時には様々な問題を解決することができる。
奏太と糸成が親友で入部しているのをみて自分も幼なじみの奈緒を部活に誘った。
奈緒が糸成のことを好きなのを知っており、応援している。
奈緒曰く、昔から隠し事が下手。
・水島咲子(あだ名=サッキー(初登場:第2話)
2年生 (部長)
Dola (パートリーダー)
ショートヘアで活発。昔ピアノをやっており、音楽を続けたくてこの部活に入った。絶対音感がある。
・益田智(初登場:第2話)
2年生 (副部長)
Guitar (パートリーダー)
エレキギターの経験があり、ギターということでこの部活に入部した。クラシックギターは初めてだった。
とても社交的な性格で3年生の先輩ともフランクに接する。
現代文が得意で学年4位。将来の夢は国語教員。
・小野真琴(初登場:第3話)
3年生
元1st-元コンサートミストレス
この部活のコンミス。2ndトップの石原由衣と仲が良く、2大パートリーダーのコンビネーションは完璧。
楽器の実力も相当。石原からは教えるのが上手いと評価されている。教えるとき、基礎を丁寧にやることに特に拘っている。
高橋と付き合っている。
・石原由衣(初登場:第3話)
3年生
元2nd-元パートリーダー
ポニーテールがトレードマーク。優しくて楽器を教えるのが得意。2ndということで1stを引き立てるのが上手い。小野とは親友。
割と涙もろい。
・高橋和樹(初登場:第4話)
3年生-元部長
元Bass-元パートリーダー
パリピ。文化祭に命をかけていた。部長としてみんなをまとめる時とおちゃらける時の差が半端ない。コントラバスをとことん愛しており、その魅力を伝えたくてうずうずしているが実は希望者が一人もいなかったことを結構気にしている。
部長として部員全体の様子に気を配っており、問題が起きそうなときには解決することができる。
音感が最強。
部長で基本的に絶対に弱みを見せず、常に堂々としているが、全国大会のあとのスピーチで部長の役目をしっかりできていたか不安もあり、でもピリピリした空気にはしたくなかったので1年間明るく振る舞っていたということが明かされ、彼なりの苦労や苦悩が垣間見えた。
高橋の仕草を真似た「高橋ポーズ」という変なポーズがあり、2、3年生の間で浸透している。写真撮影などでポーズに困ると必ず候補に上がる。
全国大会時の男子会で小野と付き合っていることを発表した。小野とはアイコンタクトひとつで分かり合えるほど相性抜群。
・山下陸(初登場:第4話)
3年生-元正指揮者
元Dola
正確にタクトを振ることができる。正指揮者として演奏を作っていく。普段はポピュラーソングを、定演ではいくつかのマンドリンオリジナル曲の指揮をする。(大会曲は先生が振る。)
仲間のポピュラー曲を演奏している楽しそうな顔を一番近くで見れる指揮者という役職を非常に気に入っている。
・山崎昌人(初登場:第4話)
顧問-大会曲の指揮・音楽監督
2022年現在56歳
高校の時西田高校のマンドリンクラブに入っていたOB。奏太の父 浩 と同期でGuitarパートに所属していた。
国語科の教員。確かな音楽知識で2008年の赴任以降マンドリンクラブを全国大会上位入賞に導いてきた。
40年ぶりに浩と再会したときの様子はよそよそしく、奏太たちからは疑問に思われているが未だ真意は不明。
・田中勇大(初登場:第8話)
3年生
元Cello-元パートリーダー
大学から音楽を始めた。優しい。中学の頃は野球をやっていた。
・永野梨香(初登場:第8話)
2年生
Cello (パートリーダー)
おちゃらけた性格。勇大のことをよく信頼している。
・出水健(初登場:第8話)
3年生
元Guitar-元パートリーダー
高校からギターを始めたが相当な実力がある。しかし謙虚な性格で2年生の益田の方が上手いと思っている。そんな出水を益田はフランクにいじるが定演で聴いたソロにはとことん感動し非常に尊敬している。
・高木奈緒(初登場:第9話)
1年生
1st
奏太、糸成とも同じクラスで紺野美沙と仲がいい。もともと音楽はやっていなかったが美沙に誘われてマンドリン部に入る。
ポニーテールが特徴のダンス部出身。活発。
恋愛ドラマを見るのが好き。
絵を描くのが得意。
名前を覚えるのが苦手な奏太に名前を正しく呼ばれたことがほとんどなく、間違えられるたびに大声でツッコミを入れている。
糸成に一目惚れし、互いの恋愛を応援するという名目で奏太と協定を結んだ。
普段元気な割に緊張しやすい体質で自分の参加しない先輩たちの本番の時、先輩以上に緊張していた。
1st3年の三河彩花のことを特に尊敬している。
・赤石学(初登場:第9話)
1年生
2nd
1年5組。優しい性格で周りに気を使う。メガネがトレードマーク。頭が良くて成績もトップ。昔ピアノをやっていた経験があり、音楽の知識がある程度ある。父親が社長で裕福な家庭に育っている。
父に郷園入試を強制され、拒絶した過去があり、それがきっかけで勉強に集中するべくピアノを辞めさせられた過去がある。
最初の定期試験や入試で1位をとったため、マンドリン部の入部は許してもらえた。
・和田美恵(初登場:第9話)
2年生
1st-コンサートミストレス
好きな食べ物はラーメン、
中学の頃は柔道部に所属していたため、部員からは密かに「逆らったら殺される次期コンミス」と囁かれている。
力が半端なく、購入10分で自分のマンドリンのネックをへし折り、先輩を困らせたという伝説を作った。2021年の文化祭前の円陣では隣の人の手を握った際に怪我をさせたほどで恐れられている。(一部からは中川が手を壊したのは実は彼女が原因なのではないかと囁かれている)
音楽は未経験だったため、自分がコンミスになることについて実は少し後ろめたさを感じていた。(もともと2ndだったが中川の退部によって1stに異動コンミスになった。)
・浅田大喜(初登場:第9話)(あだ名=ガリ)
1年生
Guitar
お笑いが好きで物真似が得意のムードメーカー。冗談で言った(滑った)好きな寿司ネタ「ガリ」がそのままあだ名になった。
遅刻癖があり、必ず遅れてくる(朝寝坊というわけではなく授業の後の部活でも普通に遅れる)
・澤田敦(初登場:第9話)(あだ名=イケメン・アツシ)
1年生
1st
1年2組、大喜と同じクラスで仲良くなり一緒に入部した。みんな「アツシ」と勘違いしており正しい読みを覚えているのは糸成くらいである。「アツシ」が本名で「ダン」があだ名という認識になるのは時間の問題。
イケメンゆえにめちゃくちゃモテて、付き合ってもないのに文化祭などには同じクラスの女子がついてくるほどだが、好かれている女子にも名前は間違われる。
・加藤亜子(初登場:第10話)
3年生
元Cello
冷静沈着。分析屋。後輩に対する面倒見はいいので冷たいわけではない。パートリーダーの田中と共に「部内一優しいパート」の立役者。趣味は読書、好きなジャンルは「伝記」嫌いなジャンルは「推理もの」(分析得意で冒頭で犯人に気づいてしまうから)
・浦田紗耶(初登場:第10話)
3年生
元Guitar
ショートカット。
ギターパートのお姉ちゃん的存在。
弟が2人いるので面倒見がいい。中学の頃はソフトボール部で運動も得意。
・早川朝子(初登場:第10話)
3年生
元Guitar
眼鏡っ子女子でツインテールがトレードマーク。浦田とは幼なじみ。
大人しめ。
・山口杏実(初登場:第11話)
2年生
Bass (パートリーダー)
3年の高橋と信頼関係がしっかり出来上がっており高橋のテンション高い時にはツッコミを入れたりもする。
普段はわりと口数も少ないが、状況は誰よりもしっかりと観察しているため、一見すると傍観者のような立場から核心をつく指摘をすることもある。傍観者気質なところをこじらせて自分のことですら他人事のように答えることもある。
中学時代吹奏楽部だったため経験者としてコントラバスをやっている。
そのため初心者の頃の新鮮な感覚を忘れ、教えるのが下手。遥花の一件以降、教え方を勉強するようになった。
・三吉佐世|(初登場:第12話)
3年生
副部長
Dola-パートリーダー
メガネとおかっぱ頭がトレードマーク
部内でも真面目と評判だが意外にもお笑いが好き
・三池花奈(初登場:第12話)
1年生
1st
1st一年生で唯一の音楽経験者。フルート経験者で音感がある。
大人しい。
・剛田旋(初登場:第13話)
郷園高校1年生
1st
プロマンドリニストの父を持ち、3歳からマンドリンを始める。
その技術を認められ、郷園中学高校マンドリン部では1年生ながらも彼を中心とした協奏曲を定演で演奏するなど特別な扱いを受けている。彼の演奏を聞くために定演を聴きに来る業界人もいるくらいで演奏後は彼の周りに人だかりができる。
郷園高校のメンバーはほとんどが楽器を長くやっている精鋭たちだが、その中でも彼の音は彼と分かるほど存在感を持っている。
個人コンクールで史上最年少優勝を果たすなど輝かしい経歴と確かな実力を持っていながら自分のことを「おりに閉じ込められている」と表現しており、満足していない。
そんな自分をライバル視する初心者「奏太」に少し興味を持った。
プロとして通用する実力を持っていながらマンドリン部に入った理由として友達と楽しみながら楽器を弾く時間が欲しかったということを言っている。
・剛田正幸(初登場:第14話)
全国的にも有名なマンドリニスト。
旋の父で、彼を華々しくデビューさせることを目標にしている。
全国大会時に登場した「山田」という弟子をはじめ、マンドリン教室の生徒たちから慕われている。
・岡村翔太(初登場:第14話)
西田高校マンドリン部OB
元1stコンマス-現大学1年生
市内の大学に通う。小野の1つ上で理解者。
部活からは離れているが常に彼らのことを気にかけている。
市内の演奏会には欠かさず足を運ぶ。
小野からも信頼されており、中川の退部騒動時には相談を受けていた。
・大橋浩(初登場:第17話)
奏太の父、40年ほど前に西田高校マンドリン部でチェロをやっていたOBで現顧問の山崎昌人の同期。
引退して以降マンドリン音楽から離れ、山崎とも連絡をとっていなかったが奏太がマンドリン部に入ったことで思い出した。
楽器代を出すなど奏太を応援している。
・都川恵美子(初登場:第17話)
市内の高校をいくつか教え、西田高校マンドリン部にも来ている講師。
髪に軽くパーマのかかった上品な見た目、高校の頃からマンドリンをやっており、楽器歴は30年以上。
個人レッスンから合奏指導まで幅広く行う。
・三河彩花(初登場:第20話)
3年生
元1st-元副パートリーダー
非常におっとりした性格でパートリーダーの小野がいない時に代わりに行うパート練は小野より安全という意見もある。小野が厳しいと言う意味ではなく三河がゆるすぎる。(小野はどちらかというと優しい部類)
2年の和田をよくいじる。
奈緒から懐かれている。
・中川雅典(初登場:第20話)
2年生 (学生正指揮者)
元マンドリン部1st。過剰な練習による怪我がきっかけで定演の直後に部活を辞めた。引き止める部活側に迷惑をかけたと思っており、戻らずにいた。
かつては奏太のように情熱的な演奏と練習をしていたが、手を壊し、部活を辞めてからは抜け殻のように暗い性格になってしまった。
旋に「お前を超える」と言ったという自分との共通点を持つ奏太のゆく末に興味をもち、彼にマンドリンを教えることになった。のちに奏太や他の2年生の強いプッシュがあって学生正指揮者としてマンドリン部に復帰した。3年生引退後には2年生のいない2ndパートの指導を行うことになった。
ピアノコンクール入賞経験もあり音楽センスが抜群。その高い音楽性には旋も一目おいており、「マンドリンの演奏技術はともかく音楽的知識に関しては自分より上」と言わしめた。
クラシックに詳しく楽曲分析が大好きで、演奏会や大会では聞き手置いてけぼりで迫真の解説をする。
彼が抜けた代わりに元2ndの和田が1stに異動した。
・江口梨那(初登場:第31話)
3年生
元1st
頭の回転の早さを小野に認められ、「1stのブレーン」と呼ばれているとかいないとか。(ただし音楽経験者ではなかったのでブレーンと言っても別に音楽面ではない)
得意な教科は数学。理系。1st唯一の「リケジョ」
・平山遥花(初登場:第59話)
1年生
Bass
とてもシャイでおとなしい性格。
音楽初心者ながら同期がいないコントラバスパートになった不安感や、2年生の杏実があまり教えるのがうまくないこともあって、上手く演奏できずにいたが、美沙の活躍によってようやく合奏で音を出せるようになった。
【相関図】
引退した3年生については簡略化のため、省略しています。詳しくは第10章の相関図をご覧ください。
西田高校の生徒については、アイコンの色で学年が分かれています。
赤色=1年生
緑色=2年生
【組織ごとの紹介】
《西田高校マンドリン部》
〈1st〉(6人)
[1年生](5人)
・大橋奏太
・澤田敦
・高木奈緒
・三池花奈
・???
[2年生](1人)
・和田美恵(元2nd/中川雅典の退部時に1stに異動)(コンミス)
〈2nd〉(4人)
[1年生](4人)
・赤石学
・???
・???
・???
〈Dola〉(5人)
[1年生](4人)
・???
・???
・???
・???
[2年生](1人)
・水島咲子(部長/パートリーダー)
〈Cello〉(3人)
[1年生](2人)
・紺野美沙
・???
[2年生](1人)
・永野梨香 (パートリーダー)
〈Guitar〉(7人)
[1年生](6人)
・春日糸成
・浅田大喜
・???
・???
・???
・???
[2年生](1人)
・益田智(副部長/パートリーダー)
〈Bass〉(2人)
[1年生](1人)
・平山遥花
[2年生](1人)
・山口杏実 (パートリーダー)
〈パート無所属〉(今回のみの特別措置)
[2年生]
・中川雅典(元1st/学生正指揮者)
〈顧問〉
・山崎昌人(正指揮者)
〈外部講師〉
・都川恵美子 (プロマンドリニスト)
〈引退した3年生(62期)〉
[元1st](3人)
・小野真琴 (元パートリーダー/元コンミス)
・三河彩花
・江口梨那
[元2nd](3人)
・石原由衣 (元パートリーダー)
・???
・???
[元Dola](3人)
・三吉佐世(元パートリーダー/元副部長)
・山下陸(元学生正指揮者)
・???
[元Cello](2人)
・田中勇大 (元パートリーダー)
・加藤亜子
[元Guitar](3人)
・出水健 (元パートリーダー)
・浦田紗耶
・早川朝子
[元Bass](1人)
・高橋和樹(元パートリーダー/元部長)
〈卒業生〉
・岡村翔太(元1stコンマス-現大学1年生)
・大橋浩(奏太の父)
・山崎昌人(顧問の項)
《郷園中学高校》
・剛田旋(高校1年生-マンドリン)
《その他》
・剛田正幸(プロマンドリン奏者/旋の父)




