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プロローグ
どうも、ぽむむんです。
まぁ、今のところ展開が確定しておりませんが、追加しました。
短いです。
淡い蒼色の髪に、紅く燃えるような瞳を持った少年が、女性に向かって手を振っている。
「じゃあ、行って来ます。今まで、ありがとうございました、師匠。」
少年は女性に深々とお辞儀をした。その姿勢から、感謝の気持ちが滲み出ているのが分かる。相当お世話になった証だろう。師匠と呼ばれた女性は、この世界では珍しく、黒髪黒眼だった。
「ああ、元気でな。くれぐれも間違えて国を滅ぼすなよ。」
「流石に国は滅ぼしませんよ。町ならともかく。」
会話が超人だった。間違えて国を滅ぼすやつがいたら、その世界は末期だろう。
「では、またいつか。ソフィア神の加護により、また廻り合えますように。」
「ああ、行ってらっしゃい。龍神の恩恵により、疫病に犯されませんように。」
加護の祝詞を述べ、恩恵の祝詞を述べられて少年は、旅立った。
蒼茫たる快晴空の中、
少年の冒険譚はここから始まった。
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