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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
春の章 ~はじまりはいつもここから~
9/151

九日目、大暴露!? 桜田ハルの秘密《後編》

これって秘密、暴露してんだろうか…?

あれはそうだったなぁ…高校に入りたての頃…

僕がクラス分けが表示しているところが分からなかった時だったかなぁ…


「よっ! 少年!」


僕を一目で少年だって見破った人がいるんですよ。それがハルさんです。

ハルさんは僕をクラス分けが表示したあるところまで連れて行ってくれて。とても優しかったなぁ。そして、おんなじクラスだったんですよ。んで、僕が…


お礼代わりに接吻したんですよね(もちろん、口のほうに)。


それがハルさんは悔しかっただけ…じゃないんですか?







ばきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃん!!!!!!!!!!!


「「「ええええええええ!!!!!??????」」」

「嘘ん?」


皆の叫び声と私の闘士の炎が真っ赤に燃えるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!!!!

こいつは生かしてはおけない………!

コロス! 骨まで残さずコロス!


「はぁぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅぅぅぅうきぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」

「あ、復活した」

「あ、スカ○ター壊れた」

「どんだけの戦闘力を叩き出したんですか!!!??? っていうかどっから持ってきたんですか!? それ!?」

「これを聞かれたあんたたちもコロス!!!!!」

(ここからは抄華視点で送ります)


うわわわわわあわわあわわわわわわわわわわわわわわああわわわ…………

は、ハルさんの背中からなんか尻尾みたいなものがぁぁぁぁ!!


ふしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!


ね、猫になったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!


「おお。あれは鋼流拳法の猫の構えだな」

「か、会長! のんきに解説してないで早く止めてください!」

「んなこと言ってもなぁ。めんどくさいし。面白くなりそうだし」

「会長は面白さだけで判断するんですかァァァァァァ!!!???」

「そんな会長も素敵です…(ぽっ」

「し、紫苑!? 顔赤らめてないで早く逃げ…」


ふしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!


うわぁ! 高らかにジャンプして生徒会室の唯一の逃げ道のドアのところに陣取ったぁぁ!


「あ、そうだ」


おお!? 会長なんか思いついた!?


「グレネード使えばいいんじゃね?」

「持ってきてませんしこんなことに使いたくはありません!!!」

「んじゃぁ、SP」

「帰っちゃいました」

「お仕置きマシーン」

「修理中です。会長」

「んじゃぁ、俺か…」


めんどくさいなぁ、とか言いながら会長が行った…?


シャキン!

「ふんぬ!!!!!」


え!? ちょっと待って!? 今のシャキンって音なに!?


「あ、あれは…!」

「間違いないわね…」

「伝説の…」

「「秘刀、孫の手!!!」」


って孫の手じゃないですか単なるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!

かかかか勝てるわけないじゃないですか!!!

こっち=孫の手

あっち=殺る気の拳

明らかにこっち分がわるぅぅぅぅい!!!


「せいやぁ!」


あ、相手の肩をとんでもない速さでマッサージしてる!? あの丸い部分で!?


ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ…


あ、だんだんおとなしくなってきた。


アアアァァァァァァァァァァァァ・・・




















あふん。
















ちよっと待ってください。今なんか艶かしい喘ぎ声が…


「あ、終わったみたいね」

「さすが会長の秘刀孫の手だ」

「まあな」


…頭痛くなってきた。


「ううう…」

「お、おきたか、桜田」

「私は、いったい…?」


今の力無意識開放!?


「覚えてねーのか? 今までのこと?」

「はい…ただ…」

「ただ?」

「肩の凝りとかそんなものが全部なくなったような感じですわ…」


はへ?


「ああ…こんな気持ち…初めて…(ぽっ」


ちょっと待って!? なんかハルさんおかしくない!?

なんかこう…猫かぶりハルさんになってない?


「じゃ、ためしに…」

「?」


うわぁ…なにも知らない赤子のような無邪気な瞳を会長に向けてるよ…しかも怒ってないよ…いつもなら…


「何してんですかぁぁぁぁぁ!!! 会長アンタはァァァァァ!!!」


とか言いながらジャンピングローリングソバットを決めるのに…今のハルさん、なされるがままだよ…。


「これでよし、と…柊。写真撮っとけ」

「了解」


ぱしゃっ。


こうして、猫かぶりハルさんの猫耳猫尻尾(三毛Ver.)は、生徒会の写真に収められました。(うちの学校の制服って、結構かわいいから、余計似合うんですよね…元がかわいいし…)

ご愁傷様です。ハルさん…

あれ? そういえば紅則くんは?

帰っちゃったのかな?











そんな頃…

桜ヶ丘高校、某所。

「失敗したのか…」

「はい。申し訳ございません…」

「ふん。まあいい。あの桜田ハルという生徒にはかなりの戦闘能力が秘められている、ということが分かったからな…」

「では、これからは…?」

「無論。次の準備だ…」

「?」

「くくく…文化祭の日が楽しみだ…」

桜ヶ丘高校で、何かが蠢いていた。

はい!ちゅ〜わけで、桜ヶ丘高校に謎の影が蠢いております! ピンチ!

どうなっちゃうんでしょうか! ピンチ!

俺、トイレ行きたいんだけど、行ってもいいんだろうか? ピンチ!

行ってくるぅぅぅぅ!!!!!!!!!! ピンチ!

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