六十七日目、ゲーム ぷれい GAME
「軍曹さん軍曹さん」
「なに? 雫ちゃん? そんな嬉しそうに…」
「ゲームしませんか? この間、涼さんからまたゲーム作ってもらったんですよね」
「へぇ〜…ってちょっと待て!! 涼さんって、この間あのくそ難しいゲーム(三十八日目〜四十二日目を参照)を作った人でしょ!?」
「でも零牙さんはクリアできましたよ?」
「あの人のゲームの腕は神だよ!! …んで? 今度は何を作ったの?」
「今度は格ゲーだそうです」
「格ゲーねぇ…。ま、やってみるだけの価値はあるでしょ」
「機種はP○Pです」
「危ないな! のっけから!! 始まってからまだ九回目の会話のキャッチボールでこんなにすれすれの会話してるの!?」
「作ってくださったのは涼さんとバンダイナ○コゲームズさんですよ? 保証もゲームバランスもきっちり大丈夫のはずです」
「また危ない物が!? …まぁいいでしょ。やってみようか」
そう言って私はP○Pを取り出してそのゲームのU○Dを入れて起動させた。
…あれ? なんか本格的…って言うか、
「これ、主題歌まであんの!?」
「テーマ楽曲を提供してくださったのは桜高軽音部さんですよ」
「ああ、うちの…」
「ま、けい○ん! さんですけどね」
「うおーい!! またかい!!」
まあそんなことはともかくとしてゲームスタートっと…。
『桜ヶ丘高校生徒会役員 〜バトロワだよ! 全員集合!!〜』
危ないな、これ…またしてもすれすれの所を渡ってるんじゃ…。
「じゃ、通信でいきましょうか」
「あ、うん」
そして戦闘キャラをえらぶっと…って、
「何この戦闘キャラ!? なんかいっぱいいるんだけど!? って言うか私も!?」
「あ、私もいますね」
「もう何が何だか…」
戦闘キャラを見てみると…。
まず桜田ハル、会長、萩先輩に柊先輩、コガセン、抄華ちゃん、雫ちゃん、桔梗、あと雁岨さん、そして春樹(どうやって戦うんだろ…)。そして…あ、派遣部メンバーもいる…。
零牙君、狼牙君、奏咲さんに、木戸先生…だれだろ、これ? 炎人? とか…あれ? 会長の従兄弟も戦闘参加!? ソラ君にウミちゃん、あと矢吹さんに波月くんも…。
そのほかいろいろいた。まーわんさかいた。ここはバーチャ○ァイターですか。
「まぁ、私を使うのが妥当だよね」
「それじゃあ私も」
そして「NOW LODING…」の文字が流れた後、
『負けないよっ!』
『はわわわわわ…』
「ちょ、どっから声取ったァァァァァァァアアアア!!??」
「うわわわわ…(赤面」
各キャラクターの意気込む時のなんか戦闘前のボイスが私たちそっくり…と言うより私たちなんですけど!?
そして…、
『用意はいいか?』
「何でここ会長!?」
『位置について…』
「徒競走か…」
『よーい…開始ッ!!』
『Go!!』の文字が出た後、私たちはカンでキャラクターを動かしていた。が…。
雫ちゃんがめっちゃつよいんだけど…。
いっときますけど、なんかもうこれ、あれになっちゃってますからね。タイガーこ○しあむ的な感じの戦闘システムになってますからね。
(作者注;分からないという方はfateで検索してみてください)
そしてあっという間に試合終了五秒前。
そして…。
『とどめですぅ!!』
「ええ!? 必殺技!?」
雫ちゃんが(もちろんゲームの方で)ぶんぶんとハンマーを振り回し、そのまま高くジャンプ。そして…。
『くらえェェェェェエエエエエ!!』
ドゴシャァァァァァアアア!!
と言うエフェクトと共にとんでもない速さで私のHPが削られてそして…。
『そこまでっ!!』
と言う会長の声。
そして画面が一度ブラックアウトして…。
『勝者、乍乃雫!』
と言う元気な声。ホントにどっから取ってきた? この声の音源。
『ふぅ〜…終わりましたぁ』
そんなことを言ったのはもちろんゲームの中の雫ちゃんだ。本人もふぅ〜…と一息ついていた。
…あれ?
なんか…すっごい悔しい…!
「雫ちゃん、も一回!!」
「いいですよ〜?」
そしてもう一度。
今度は何とか勝ちそうだった。そして…。
必殺技!!
『これでとどめよ!!』
そして私は素早く雫ちゃんの正面に立って、
『うぉらららららららららららららららららららららららららららららららら!!』
猫パンチの連撃を浴びせていた。
そして…フィニッシュ!!
『吹っ飛べェェェェェェェェェェェェエエエエエエ!!』
アッパーカット!!
雫ちゃんは高く吹っ飛ばされていた。そして…先ほどの声がかかって…。
『勝者! 桜田ハル!』
と、会長の声が。
『もーちょっと強くなってから、出直してきなさいよねぇ?』
と、なんか腕組みしてる私…。
読者さん? 私はこんな事はしないよ? ホントに。
…とにかく。これはおもしろかった。
それだけは言えることだった。
休載のお知らせ。
ただいま現在、小説家になろう OCSを執筆中です。
そちらの方に集中したいためしばらく休載したいと思います。
本当に申し訳ありません。作者