極秘レポート 〜キザ仮面もしくは薄影会都が入手した極秘レポート〜
今回はどうやら極秘のレポートを薄影が入手したようです。
今回の報告書
・本人のトラウマを刺激しての暴走、そして学校破壊並びに本人の狂人化
生徒会の説得にあい失敗
・生徒会長の殺人
毒入りと見分けられて送り返された→失敗
追記
コレについては手紙も付いてきた。
内容
「出直してこい。十年早い」
・作者をそそのかしての生徒会の分裂
本人の悪乗りにより失敗
・生徒会役員候補の死亡計画
柊グループ介入により失敗
追記
本人は今も元気に、しかも我々の敵として行動中。
・夏祭りでの観測体からの奥義書強奪
本人が知らなかったので断念
追記
この件も前回と同じように本人のトラウマを刺激。しかし今回は生徒会長の説得により完璧にトラウマと決別。
・悪霊をつかっての世界破壊
作者の方が一枚上手だった。『元』の世界の人物を作者によって召喚され、悪霊は完璧に消滅。→失敗
追記
悪霊消滅時に生徒会長の護身武器より新たな力を発見、観測。
・声を変換しての生徒会混乱
作者の介入があり失敗
・生徒会役員をRPG世界への封印
作者の介入があり失敗
追記
これにより生徒会サイドに「神崎涼」がいることを確認。しかも前回の作戦時の生徒会役員候補の知り合いと憶測。
・生徒会副顧問の『悪意の増殖』による生徒会長の記憶消去
なんの疑いもなく生徒会長は一時的に記憶を失った。しかし山上グループの介入により再び記憶を取り戻した。→失敗
・桜山祭、格闘競技での洗脳、並びに死霊をつかっての生徒会一斉攻撃
作者の介入、並びに凩ひので、柴村廉人の息子の介入、並びに正体不明の謎の仮面をつけた敵を生徒会サイドの軍勢に加えられたことにより戦力が強化される。味方軍勢は崩壊→失敗
追記
死霊は除霊された。これによる生徒会サイドの被検体一号、二号の個体の脳を破壊したかのように見えたが生徒会サイドの謎の力による脳の機能の補助。これにより被検体一号、二号の脳機能は一般人とほぼ変わらない状態になった。
・桜山祭の始末書による精神ダメージ
ダメージを与えることには成功
追記
しかし、生徒会サイドの結束が強まった模様。
・今回までの作戦をふまえての結果
非常にまずい。
生徒会サイドは化け物と思えるスペックで成長をしている。
前年度まではよかった。今の書記もおらず、並びに現生徒会長も今のような力を持っていない。
だがしかし、今年度は違う。
スペックが今年は異常に高い。
その上、驚異とは感じていなかった生徒会役員候補も異常に高いスペックを持っている。
↓
神崎涼が生徒会に与している可能性が高い。コレは非常に厄介だ。急いで向こうに報告する必要がある
・敵、生徒会サイドのメンバー並びにそれに関与する人物の危険度
(※ちなみに危険度はA・B・C・D・E・Fの基準でつける。また、A以上の者はS・SS・SS+・SSSとなる)
紅則春樹
危険度 F
被検体一号。脳に二十%の支障が見受けられるが、常人と同じように行動をしている。
本人の戦闘能力は皆無。だが、桜田ハルの唯一にして絶対の弱点と見受けられる。
乍乃雫
危険度 E
今回の作戦の被害者になろうとしていた者。だが今は生徒会の狗として行動をしている。本人の戦闘能力は皆無。別に警戒はしなくてもいいと思われる。
清水このか
危険度 E
科学力はずば抜けている。その上出番が少ないことを根に持っていたため、いろんなことに使えると思っていたのだが、作者が出番を増やしてきたため、どうやら本人はこのポジションで満足している模様。
萩昌介
危険度 D
この人物に関しては戦闘力はそれほど高くはない。が、本人が前回の計画のことを思い出したときの危険性を加味してこのような基準となる。
柊紫苑
危険度 C
本人の戦闘能力が非常に高い。長刀をつかっての戦闘様式は恐らく萩組の現組長、萩嵐子から教わった嵐撃流と見た。が、本人は頭脳労働が得意と見える。よって表立って行動はしないだろう。
井宮朱鷺
危険度 B
謎の柊家専用メイド。その素性は不明。唯一分かっていることは素手、並びに重火器や近距離武器を使っての戦闘が得意としている模様。本人曰く、軍に関わっていた者とされる。追って報告したい所。
伊賀甲賀
危険度 B
岩を破壊するチョークは危険度が高い。しかも百発百中と来ているので余計たちが悪い。未確認情報だが、伊賀忍と言うことが考えられる。
桧木抄華
危険度 B
銃器収集マニア。だが扱いが手慣れているところを見ると恐らく米国での訓練を受けたと見る。戦闘能力が井宮朱鷺と並んでかなり高い。また、それ以外の銃器を収集していると見てもいい。どのようにして銃器を得ているのか、流通経路を知った上での遮断をしたい。
秋原雁岨
危険度 A
被検体二号、脳の機能が三十%停止。しかし謎の力によって脳機能が一般人と同じように回復したように見えるが、言語低下、並びに感情『羞恥』が格段に強化されており、ほぼ何も喋ることはできない(意思疎通をするためには筆談が必要)。が、護身武器(元は冬山是一の物と推測されるが、真偽は不明)バールからのチェーンソー…百鬼夜行を扱うことが可能。並びに常人以上の速さを誇る。よって危険度が他の人物より上。
夏木竜介
危険度 SS+
桜ヶ丘高校生徒会役員現生徒会長。戦闘能力は一般人類の中でもトップクラス。恐らくは最重要危険人物と同じくくりなのかもしれないが、本人には心の奥底に隠しているトラウマがある。
本人が幼少の頃、桜田ウメの元で鋼流動物拳法を学んでいた。同じくその頃、秋原雁岨、冬山是一、(未確認情報だが)春山基と共に修練に励んでいた。
ある時、冬山是一が野山に籠もってクマと戦っていたとき、秋原雁岨と共に本人は探しに来ていた。が、そこに運悪く別のクマが秋原を襲った。
後もう一歩で秋原が殺されそうになったとき夏樹は秋原を助けた。
が、冬山は死んだ。夏樹はそれを知っていて秋原を助けた…と言っているのが冬山(霊)の証言。
本当に事実はよく分からないのでこちらも追って報告したいところ。
最重要危険人物
桜田ハル
危険度 SS+
桜ヶ丘高校生徒会役員庶務、雑務担当。桜田ウメの孫。体内に鋼流動物拳法の奥義書を持っているという情報がある(未確認情報)。それによるのか、本人も普通の女子高生よりか力が格段にある。
また、夏木竜介と血縁の可能性がある、との報告がある(←真偽が定かではない)。
桜田ウメ
危険度 SSS
鋼流動物拳法師範。天才的な強さ。格闘のセンスは世界でトップクラスで、その強さはたとえ世界最強の猛獣を相手に向かわせても殺気のみで追い払うことができるほどの達人。本人は鋼流動物拳法の秘伝型、「魔の型」により、寿命がこれ以上(見た目年齢十四歳から)上がらないとの事例がある。
その他、甲斬零牙(危険度 SSS)、奏咲明(危険度 SS+)、有澄ソラ(危険度 F)、有澄ウミ(危険度 E)となっている。また、未確認情報だが、この世界には存在し得ない人物、クロウ(危険度 ???)もふまえての報告書とする。
追記
作者、水月五月雨(危険度 判定不能)、並びにその弟水月時雨(危険度 判定不能)には要注意。
以上、
株式会社へイブドア改め、桐裂コーポレーション秘書、
並びに間諜役、
並びに『全てを統べる八人』の『最大にして最愛の友人』、
超重要機密レポート記入者 藤代八雲ここに記す
???「どうなっている!? 何故レポートが流出した!?」
???「それを知っていたら苦労はしない!! くそっ!!」
???「しかしまぁ、いいではありませんか。コレを読んでいる者達にも知らせるべきでしょう。我らのことがこれでよく分かったはずです」
???「しかし、何故よりにもよって彼女にレポートを記させた!!」
???「時間がなかったのです」
???「…ふんっ!! いいだろう! こうなったらやつらにも分かってしまうだろうな!! 我らの存在が!!」
???「問題は無いでしょう。ありがたいことにこのレポートはまだ生徒会には知られていません。このスキに削除をしておきましょう…」