六十日目、まずい事態が発生しましたっ。
さて、今回からバトロワ編! がんばりまっしょい!!
と、思ったらなに? これ…
「てぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」
ぼこぉぉぉん! と、とんでもなく景気のいい音がしてまた一人生徒が星になった。
ったく…何でこんなに男共がよってくんのよ…?
(…番外編でお前の体型を書いている俺を許せ…By、水月)
…あれかしら? この今来ている服のせい?
…作者め、自分の趣味思考を大きく出しおってからに…!
(俺のせいじゃない! 悪いのは時雨だ!! By、水月五月雨)
…どうだか(白い目線)…。
と思っていたらまた来た!!
しかも何か目がハート!? それになんかはぁはぁ言ってるからキモイ!!
「こっちくんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁああああああ!!」
どばきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!
と、また一人星に返したところでどこからともなく絶え間なく続く銃声が。
「うおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!」
あ、抄華ちゃんだ。
なんかもうペイント弾が被弾したところがホントに銃で撃たれてるみたいだよ。
相手はもう顔もペイント弾が当たってるみたいで、もう抄華ちゃんがバイ○ハザードの主人公みたいに見えるのは気のせいかな?
「生徒会のため、私たちのために、やらせはせん、やらせはしないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!」
って、ガン○ムぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅうううううううう!!!??
いかんよ!! こんなところでそんなとんでもない作品をパクっちゃ!!
そしたらそこら辺では「ひゃぁぁぁぁぁぁぁああああ!」とかいいながら逃げ回っている声が。
あぁこの声は雫ちゃんだな…と思いながらくるりと見てみると…。
「こっちに来ないでくださいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!」
…あのね、雫ちゃん。いくらスポンジ製でもね。
ハンマーをそんなにぶんぶん振り回していたら危ないから!! ハンマーに当たってる人がおもしろいように飛んでいってるから!!
…ッて(ハンマー振り回しながら)こっちに来てるぅぅぅぅぅぅぅうううううう!?
「軍曹さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!! たぁぁぁぁあぁぁぁすぅぅぅぅぅぅけぇぇぇぇぇぇぇてぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!」
「助けたいのは山々だけど、それ振り回しちゃだめぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇえぇぇえぇ!!」
そして次の瞬間!!
雫ちゃんがハンマーを振り回すのを止めたと思ったらいきなりグーと寝てしまった。
なんだ、と思って近くを見たら、そこにはぼろぼろの春樹がぶっ倒れてるっ!?
「ちょ…春樹!?」
「ハル…っち…にげ…」
「な、なんで!? 何で逃げなきゃ」
「いい…か…ら…はや…くっ!」
そこまで言ったら春樹は意識を失ってしまった! ヤベエ! 早く保健室に!
と思って春樹を背負って保健室にレッツゴーと思っていたら(ぷすっ)と音がしていきなり眠気が…。
あれ…?
なんか、これって…。
身に…覚え…が…あ…る……よ…う……な……………
「どらぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!」
「そこ、五月蝿いよ」
「ふげっ!!」
どさっ。
ふぅ…まったく…なんだって言うんだろうね…。
一応手には二刀流のスポンジ刀(つかの部分がゴムでつながってる)を一本肩に背負いながら周りを見た。
周りには目をぎらぎらさせたいかにも不良的な…なんちゃってヤンキーの人たちがわんさかいた。
「ふぅ…僕はいつもは穏健派なんだけどなぁ…」
あきれながらもまたやってきた人が僕のスポンジ刀の餌食になった。
なんかこれ、長いから結構当たるんだよね…。
何で会長はこんな物を渡してきたんだろ…。
そしたらいつのまにやら周りの人たちが目の色が変わっていた。
「コロセ…!」
「コロセ…!」
「セイトカイヲツブセ…!」
「アンコクセイトカイニヒカリアレ…!」
……………はっはー。
なるほどね。
どうやらこの人達は僕を本気にさせたいようだ…。
「さて…」
ぼくはちょっと覚悟を決めて背中から鞭を取り出した。
いつも使い慣れてるのでこっちの方が使いやすい。え? スポンジ刀はどうしたのかって? もちろん、いつか使うかもしれないから背中に代わりにさしてます。
「お仕置きの時間だよ………♪」
そしてこれからは僕のとってもいい心の洗濯場になります…♪
「邪魔」
そして私は長刀を一閃。
もう…なんだってのよ…何でこんなに数が多いの?
井宮さんがいなかったらホントに危なかったわよ…。
しかも何? これ。
次々に怪しい言葉を並べ立てながら襲いかかってくるんだけど。
「お嬢様…」
「井宮さん…一体何が起こってるの?」
「分かりません…しかし…」
「なに?」
「…どうやら以前関わっていた組織が関係しているようです…」
「…放送室?」
「!! そういえば今あそこには誰も…」
なるほど…そうと分かったら…。
私は会長から一応もらったトランシーバーを取り出す。
「会長」
『…なんだ?』
「ちょっと今から放送室に行ってきます」
『…分かった。気をつけて行ってこい…』
なに、これ?
会長の声が…おかしい。
これ、会長の声に酷似しているけど…違う!
「あんた何者!?」
『…何言ってるんだ? 柊。俺は桜ヶ丘高校生徒会会長、夏木竜介だぞ?』
「…会長、私との蜜月はいつですか?」
背後で何か陥没した音がしたけど、気にしない。
『分かってるさ。いつもだろう?』
「残念ながらあなたは偽物です。本物の会長とはまだそんなイベントのフラグは立てていません」
『…くはははっ。やっぱり騙せなかったかぁ』
「!? あなた…まさか!」
この声には私は聞き覚えがある。これは間違いない…。
我が校の庶務雑務担当…。
紅則春樹の声!?
「何であなたが…」
『そんなことを言ってていいんですか? あなたの愛しい会長さんと副会長さんが大変なことになってますよ? きっと…』
「ちょ、それ、どういう意味!?」
そして通信は切れた。
「…井宮さん」
「…なんでしょうか、お嬢様」
そして振り返ったときには何人かが人間の木(地面から下半身だけ生えている図)を作っていた。
私はそれにはあえて何も言わずに、
「ちょっと…厄介なことになったわ…」
「でしょうね…」
そして目の前にはわらわらと。生徒が。
でも…早く放送室に行って何とかしないと…。
しかし、これ以上は傷つけられない。こちらの手元にはスポンジ製の長刀と拳法の使い手一名…。
ちょっと、まずいかも。
「ぜぁ…へぇ…ぜぇ…はぁ…」
ったく…なんだってんだ…? どうしてここにあいつがいる?
くそっ。来年の風紀委員会の予算は減らさなきゃな。
「くくく…どうした? 竜介。いつものお前らしくない…」
「黙れ。凶器持ちながら笑ってるとジェ○ソンみたいだぞ。ホッケーマスク持ってねぇのが残念だな」
そして俺の目の前には…チェーンソー…おそらくは向こうの護身武器だろう…をもってにやついている雁岨を見つめた。
幸いながら、あいつは本気を出していない。出していたらこっちのスポンジ刀が折れちまうからな。
え? なんで孫の手を持っていないのかって?
バカヤロー。こんなんにあれを持ち出すほどまだ切羽詰まってねーんだよ。こっちはな。
「どうした? 竜介。色即是空を出さないのか?」
「あぁ? おめーにだすほど、こっちはまだふらついてもいねーし、おまけにがくがくもきてねぇーんだよ」
ホントは嘘。今は渾身の力で立ってるけど、向こうのチェーンソーはかなり危ない。
もっとも、いつもの方もあれはあれであぶねぇしな。何で世の中はバールを規制しないんだ?
「そうか…貴様、こやつの身がかわいいか」
「!」
「そうかそうか…まぁ。分かっておる。こやつがこうなったのは…
何を隠そう、お前のせいじゃからな」
ぐ…そいつを言われたらやっぱ重いわ…。
まぁ、あいつは元からあんな感じじゃなかったんだよな。昔はもちっとかわいかったんだよなぁ…。
そんなことを思っていると、チェーンソーを振りかぶってこっちに向かってきた…って速ッ!? なんだよあれ!? むちゃくちゃな早さじゃないか!!
「終わりだ」
そして俺の目の前に回転する刃が向かってきた。
秋原「…わたしが使っている獲物は一応説明しておこう。これは竜介と使っている物とほぼ同じ材質…。
廻り鎌、百鬼夜行という。それは人の命すらも簡単に刈り取れるものだ」
…。どうも、ありがとうございます。