表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
秋の章 ~こいとまつりは・・・~
56/151

五十二日目、おお、しんでしまうとはなさけない

どうも。昨日上を書いて下を今日書きました!!

そして今回は正体不明先生作、『金持ちはファンタジー!?』より、ゲストキャラをお招きしました!!

「…なにはともあれ…」


私たちの目の前にいるのは純粋な目をした会長…。

これは…マジでまずい…っ!

こんな会長の目は…かなり…かなりクルものがあるっ…………!


「会長…このまま記憶が戻らないんだろうか…」

「たしかに…」

「静かすぎますよね…」

「…心配です…」


そう思って話し合っていたのは一年生四人組…。

なぜか上級生の二人組は「ほっときゃ治る」と言ったっきりどこかに行ってしまった。


仕方ないのでいくらか記憶が治る方法を試してみた。

まずショック療法。

では叩くッ!!


「会長…いきますよっ!!」

「ま、まてっ! 止めろっ!」


振りかぶった十トンハンマー(桜田ハル比)を会長の頭蓋骨に振り下ろす!!


「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!」

「確実に死ねって言ってるだろぉがいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」


ドガぁぁぁぁぁぁぁああああん!!


…ちっ。

残念なことにそのハンマーの先は会長の頭蓋の下…つまりは足下に落ちてしまった。

床が大破しただけだった。残念。


「なんでお前は残念と思うんだ?」

「会長、何か思い出しましたか?」


春樹がすぐさま聞いてみた。しかし、会長は首を横に振った。


その次。ロリコン療法。

それはすなわち、会長の好きな分野…幼女趣味ロリコンで会長の記憶を呼び覚まそうと言うことである!


「っつー訳で、抄華ちゃん、GO!」

「…ふっふっふ…今回はいろんな人からの応援が来ました!!」


そう言ってきたのは…うわぁ!? 

正体不明さんの『金持ちはファンタジー!?』からの応援!?

フロアさんとゲーム神さんだぁ〜!


「それではいきますよ…皆さん! せぇ〜の!!」


「「せんぱい…? お願い…正気に戻って…?」」


全員上目遣いで涙目。しかもちょっとだけ着崩れしてる…! し、しかもなぜか浴衣!!

こ、これは…!


「結構一般人でもクルよね…」

「確かに…」

「…わ、わたし…ちょっと向こうに行ってきます…」


あぁっ!? し、雫ちゃん!? 何でそんなにふらふらとおぼつきのない歩き方で向こうに行ってるのさ!?

そしてそのまま…。

三人をぎゅっとハグ!!


「あぁあっ…! かわいすぎです…! これもはや犯罪ですよ…♪」

「ちょ、何してんですか!? 雫さん!?」

「は、はなして!! あいつに…あいつに見つかっちゃう!!」

「みゅぅ〜…ぐるじぃ〜…」


あ、あの〜…雫ちゃん? そろそろ止めてあげないとなんかやばいよ?その三人。なんかめきめきいってるし…。

雫ちゃんの執拗なる抱擁モザン・ハグから逃れたゲーム神さんとフロアさんと抄華ちゃん。お疲れ様。そしてよく死ななかったね。

さて…会長はどうなった!?


「………ん? あぁ、すまん…」












ね、

NETETAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!??

すぐさま作戦会議!!


「ど、どーしよう!! もう考えられる手は全部打ったよ!?」

「ここまで強情だなんて…よっぽど思い出したくない過去でもあったんでしょうか…」

「…あの…か、会長さんに限って…そ、そんなことはないと思います…たぶん…」

「だよねぇ…」


確かに…。

あの会長に限ってそんな嫌な過去があるなんて考えにくいし…。

打つ手無し。万策尽きたと思ったその時…。


「だから…うちとの業務提携はあきらめてくれないかしら?」

「くどいな。我が山上財閥はいつでも企業のトップに立つ存在だ」


そんなことを言って食堂に出てきたのは柊先輩と…だれ? あの女装をしたら似合いそうな感じのなんとな〜く男だって分かるような人?

そしたら傍らにいたフロアさんとゲーム神さんがなぜかわなわなと震えていた。


「む? ここにいたのか。フロア。ゲーム神」

「と、鳥本!? やっぱり来たわね…!」

「何はともあれさっさと帰るぞ。こんな所に長居は無用だからな」

「あら? 先ほどうちと業務提携を結ぼうとしたのはどこの誰でしたっけ?」

「むう…」

「あら。そうだ…あなたが持ってきていた健康ドリンク…あれを飲ませてみたらどうかしら?」

「あれは試作品なんだが…良いのか?」

「良いでしょう。試作品だからこそ、会長に飲ませるべきだわ」

「…それもそうか」


そう言ったとき、鳥本という人は傍らから(どっから出した!?)ちっちゃいボトルを出した。

そしてそれを会長に手渡したんで飲んだ…っておいい!!


「飲むなっ! そしてあんたは飲ませるなぁぁぁぁ!!」

「仕方ないだろう? これで元に戻ることができれば良いだろう? そう…

テキビタトリンクでだ!!」

「なんでこの小説には危ない薬がたくさん出てきてるの!? 後あんたは誰!?」

「俺は正体不明作、『金持ちはファンタジー!?』の主人公、山上鳥本だ」

「はぁどうも…って何この名刺は!?」


すんごい所の名刺っぽいんだけど! でも山上財閥? 聞いたことがないんだけど…。

とりあえずそれをしまおうとした瞬間!!


「がはぁっ!!」


会長喀血したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!

しかも量多め!!

そして鳥本さん、一言。


「製品化は無理そうだな。権利はあんたに譲る。バイオ技術はあんたの方が優れているからな…。帰るぞ、二人とも」

「いたたたたたたたた!! 耳がちぎれる! ちょ、止めなさいよ!!」

「いたいよぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!」


…え〜っと…なに? 今のは。


「うぉ? おれは…一体…?」

「会長!? 気づきましたか!?」

「おぅ? 桜田。一体何があったんだ? 俺に。何でこんなに血まみれなんだ? あとカレーまみれなんだ?」

「…………………………………ナニモアリマセンデシタ」


そこに今まで行方不明だった萩先輩が桔梗とかいう人と清水先生と一緒に入ってきた…って何で二人ともこんなにぼろぼろ!?


「あれ? もう終わったの?」

「い、今までの重労働は…一体なんだったの…?」

「ごぼごぼごぼぼごぼごぼ…(カニ見たく泡を吹いて失神中)」


そして手にはまたしても妖しい薬…。


でもそれを萩先輩会長にまたしても押し込んだ!! 

…ホントこの人大丈夫なんだろうか…。

そして…


「ごふっ…!」

「かいちょぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!」


その日の夜は喀血の音と深紅に染まったフローリング。そして私の声が夜の学校に響き渡りましたとさ。

さぁて…そろそろ来ますよ…!

長編です!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ