四十六日目、抜き打ちテストなんてない方がやっぱり良いような悲しいような(長いので以下略)
正式なサブタイ…
四十六日目、抜き打ちテストなんてない方がやっぱり良いような悲しいようなでもあったらあったで授業がつぶれるから良いしそれでもやっぱりテストなんて学生共通の敵だからやっぱりない方がずっとましと思った十七の梅雨空の今日この頃。
長い長いサブタイの後に水月五月雨ふっかぁぁぁぁあああつ!! ふっふっふ…テスト期間中にこいつらがなぜかぼろくそ言っていたと聞いたのでね…今回はちょっと腹いせに…。
ハル「な、なによ…?」
テストじゃぁぁぁぁぁあああ!!
ハル「どんだけあんた心が狭いのよぉぉぉぉ!!」
「なんでよ…」
私は呻いた。
この状況に。
「何でこうなるのよ…っ!」
そして目の前に対峙するは…敵。
その敵は真っ白なのに、所々黒く。
そしてその敵の一番上には…
桜田 ハル
自分の名前。
そう、すなわち今は…
「なんでテストがあるのよぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
テスト中
叫んで良いのか
主人公
(水月五月雨 心の一句。あ、これ川柳ね)
〜時をさかのぼること三日前〜
「突然だがテストすっぞ〜」
『ええええええ!!?』
い、いきなりの爆弾発言!!
なんでコガセンそういうこというのさ!? 私たち生徒をなんだと思ってるのさ!?
「ん? 扱いの良い家畜…じゃない、下僕と考えている」
「よし、桜田。PTAに通報だ」
「了解」
そんなことをやっていたら私のケータイにチョークが突き刺さっていましたとさ。
つーかいいのか? 生徒をそんな風に思っていて。
「まーあれだ。最近の生徒会はなんかバカっぽいことばっかりやってるけれど学力の方は大丈夫なのか? という教頭からのお達しでな」
「なんてことを考えているんだ! あのハゲ!!」
「井宮さん、もう一回教頭の所に侵入して何か弱みを握ってきて」
「分かりましたお嬢様」
なんか不穏な空気が漂ってるぞ…? てか井宮さん、あんたホントに何者なんだ…。
まぁそんなこんなでテストは三日後に行われることになったんだけど…。
え? その間何をしていたかって?
一日目、寝る。
二日目、遊ぶ。
三日目、校務(生徒会の仕事)
今日。ピンチ!!!!!
な訳で…。
回想終了。
さーて目の前に広がっている雪のように真っ白な大雪原のごとき問題用紙。
どう解いてやろうか…。
もとい、
どう解けば良いんだろうか…?
「だれかぁぁぁぁぁあぁ!! 解き方教えてぇぇぇぇぇえええ!!!」
「桜田、うるさい。チョークを投げるぞ」
「投げた後に言わないでください!!」
私の机にはチョークが突き刺さっていたとさ…。
問題1
√4=?
問題2
この漢字はなんと読む?
黄昏=?
流石=?
五月蝿い=?
姦しい=?
雛罌粟=?
問題3
石灰水を白く濁らせる気体は次のうちどれ?
a,酸素
b,レジオネラ
c,窒素
d,二酸化炭素
問題4
次の漢字で間違っているものは?
郵政民営化
有効需要
水木五月雨
水月時雨
水木栄一
最終問題
作者の実名は? また、水月時雨という弟は実在するか否か?
Yes or No
( )
最終問題ならいざ知らず、他の問題はさっぱりだよぉぉぉ…。
つーか、問題4!!
誰だ!? 最後の選択肢は!?
ついでに最終問題! なんて答えれば良いんだ!?
くそっ!! 天啓を! 私に神の力を!!
ん?
……おお?
おおお!?
と、とけるっ! みるみるうちに問題がとけていく!!
うわぁすっげ! みるみるうちにとけていくよ!!
読者さんに見せてあげられないのがホントに残念!!
「あー桜田。お前試験免除。いくら何でも問題用紙が溶けて無くなっちゃぁいかんよな」
「はい?」
よーくよーく見てみると…。
うっわぁぁぁぁああ!! な、なんで!? なんで溶けてるのさ!?
その頃、給水塔にて…。
「兄貴…いくら何でも自分がテスト期間中だったからってむしゃくしゃしてやらなくても…え? テストはどうなったかって? …もちろん消したさ。無かったことに…あーあーわかった! 分かったよ! 悪うございました! …とにかく、こんな形で干渉するのは止めろよ? 頼むから」
…むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない(By水月五月雨)。
…ほんと。テストなんてない方がいいや…。