三十六日目、世の中には開けなくていいものとかがたくさんある。
今回はあんまり描写はないです。それでは。
「あれ? そういえば萩先輩は?」
「ああ。何か風邪を引いたとか、当たったとかいろいろな噂が…」
「完璧後者ですね」
あんな暗黒物質を食べたらいけない…!
そう思いながら傍らをみると…。
…鞄?
「これ誰のですか?」
「ああ、たぶん昌介のね」
ふつーに言ってしまう柊先輩っていったい…。
それを見つける春樹っていったい…。
「そういえば萩の鞄ってのも何が入っているか確かめたいしな」
「私も気になります〜」
「乗り気になっていいんですか…?」
みんなの人格を気にしながらも私も気になった。なにせこの中では萩先輩は結構ナチュラルな方だと思っているからね、私は。
「んじゃぁ、開けるぞ?」
みんなが黙って首肯した後、そのまま会長は鞄のジッパーに手をかけ、そのまま引き始めた。
そして会長はその中から一つ取り出した。
まずは…。
「猫だな。黒猫」
にゃぁ〜
「「かわいぃ〜♪」」(ぽにゃ〜ん)
「まったぁああぁあぁああ!!!」
みんな! かわいい感じにだまされないで!! なんで鞄の中に猫が入っているのかを考えよう!!
会長はなおも鞄から何かを出してきた。
「土鍋」
「何に使う気なんですか!?」
これは抄華ちゃんのつっこみ。う〜ん…キレがないなぁ…。
「俺が思うに、これはお湯と猫があればできる料理だな」
「まさか会長、その料理って猫…」
「春樹!! それ以上言わないで!!」
まさか一大ブームのためにたくさんの猫が死んだと言われているあの料理!?
だめだめだめ!! 今そんな事したら確実に怒られるよ!? 主に動物愛護団体に!!
会長はその後も引っ張り出す。
「からし。チューブの」
「やっぱり猫…」
「それ以上は言わないで雫ちゃん!!」
「春菊…?」
「なんて読むのかしら…?」
「しゅんぎくです!! 柊先輩しゅんぎくです!!」
「葱」
「これはわからないよ…」
「形みればわかるでしょ!? 春樹! 長ネギよ!!」
「豆腐」
「何で豆腐なんでしょうか…」
「もはやつっこむのも疲れるよ!!」
「釘」
「何に使うんでしょうか…?」
「わら」
「人形だ!! 間違いない、あの人丑の刻参りをする気だ!!」
「ま、まだわからないですよ…? 軍曹さん」
「白装束」
「もはや決定済みだよ!! 確実にやる気だよ!! あの人!!」
「手袋にはめてある剣山」
「もはや初期過ぎてわかんないよ!! わかんない人は『自己紹介っ!!』の回をチェケラッ!!」
「鞭」
「何に使う気ですか!?」
「お、雫ちゃん久々のフルつっこみ」
「ロープ(粗め)」
「縛る気!? あの人誰を縛る気!?」
「ロウソク(マッチ付き)」
「もはや確信だ!! あの人やる気だ!! Sプレイこの中の誰かでする気だ!!」
「鼻フック。ロフトのレシート付き」
「行ってたんだ、ロフト…」
「SMショーのご優待券」
「誰と行っているの!? 昌介!?」
「お、落ち着いてください!! 先輩!!」
「取り乱すのはまだ早いぞ、柊…次に出てきたのはこれだ」(ごとっ)
「「拳銃だぁああぁああああぁああああああああああああああああああ!!!!」」
「一応わかんない読者のために言っておくが、チャカとはヤクザの用語で拳銃のことだ。試験には出ないからメモっとくように」
「そんなこといいですから!! 読者の皆さん!! メモらないで!! 画面の外でメモらないで!」
「つ、次は…?」
「シャーペン」
「意外にまともなものが出てきた!!」
「小説『スクール・ラプソディー』」
「勝手に宣伝してもいいんですか!?」
「小説『だから僕らは旅に出た。』」
「作者がひいきにしている作家の作品をだしたぁああぁ!!」
「小説『カタクロフト』」
「もはやつっこむ気力も失せるよ!! 航平先生の小説をよろしくね!!」
「教科書」
「まともだ!!」
「…のしおり」
「「しおりだったの!!??」」
まさかの全員つっこみ。
しかしまだ続く。いったいいくら入ってるんだ…?
「絆創膏」
「擦り傷をよくするんですか!?」
「詩集『負けないで』」
「ZA○Dーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「もう少し最後まで走り抜けてみようか」
「Z○RDーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「押したら声がでるあの景品」
押してみた。
『ダン○ンこの野郎っ』
「「ビート○けし!!??」」
まさかの全員つっこみ、パート2。
「ドス」
「短刀!?」
「カセットテープ」
「再生するものは!?」
「あった。ウォークマン」
「初期だ! 初期の頃だ!!」
「ちなみに入っていたのは尾崎だ…やばい、泣ける…」
「聞いてないで会長! 次!」
「グスン…P○P」
「遊ぶ余裕あるの!? あと会長キモイ!!」
「輪ゴム」
「なんで!?」
「セーラー服」
「変態「と機関銃。By、赤川次郎」早く言ってください。早く」
「色紙」
「何に使う気なんですか!?」
「サインペン」
「サインもらう気だ! 誰かからサインもらう気だ!!」
「割り箸」
「輪ゴム銃作る気!?」
「ごめん抄華ちゃん。私ちょっと休む」
「か、会長! 軍曹さんがドロップアウトしました!!」
「クイズ$ミリ○ネアのDVD」
「出る気ですか!?」
「いい調子だ。乍乃。次は…重箱。中身は…からだ」
「何がやりたかったんですか!?」
「イヤホン」
「ウォークマン用!?」
「ごめん間違えた。補聴器」
「耳悪いんですか!?」
「ギター」
「どうやって入ってたんですか!?」
「アイスピック」
「刺す気!? 誰かを刺す気なの!? 昌介!?」
「お、落ち着いてください、先輩!!」
などなど。
数えてみたらきりがない。
「こ、これで最後だ…」
「い、今までいろんなものが入っていましたからね…」
ほんとに数え上げたらきりがない…。
虫かごや虫取り編み、スタンガン(20万ボルト)、ちゃぶ台、やかん、くない、日本刀、棘の鞭、茨の鞭、10セント硬貨、1ルピー、30ガバス券、ジャ○プ、電撃Magaz○ne、五円玉、五円ですよ(チョコレート)、生キャラメル等々…。
百を超した時点でやめた。
「長かった…!」
「これで終わりです…!」
「はい…!」
「早く…! 最後を…!」
そして最後に入っていたものは、
「あくま手帳」
「はい?」
「何か拍子抜けですね…?」
「何が書かれてるんですか…?」
そして中身をみたとたん。
生徒会室棟からは、この世のものとは思えない絶叫があがった。
あくま手帳…。
その中にはジャンプのヒル○さんばりの情報が詰まっているそうな…。