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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
夏の章 ~ソノヒトハ ヨクハナク ケッシテイカラズ イツモシズカニ ワラッテタ~
32/151

二十九日目、避難勧告って早めに出してほしい。

終盤戦です。まさかここまで長くなるとは…。

「さてと…」


俺はとりあえず桧木が捕獲弾頭(俺命名)を使って捕獲した偽桜田を只今放送室の中の応接室に連れてきている。とりあえず両手は縛っておいた。


「お前の名前は何だ?」

「黙秘権を行使します」


ピキッ…

落ち着け落ち着けおれ…


「じゃぁ話題を変えよう。桜田はどこだ?」

「国費権を行使します」


ビキッ…

落ち着け、落ち着くんだ俺…。


「今日はいい天気だな」

「寡黙権を行使します」


バキィィッ!!


「てめぇいい加減にしろ!!!」


俺は勢いに任せて机を蹴り飛ばす!

(それで机は粉々に…その破片が俺の頭に刺さってんだけど…By作者。)


「会長落ち着いてください!!」

「放せ! 放すんだ萩!」


たった一人の人間の命がかかってんだぞ!? 落ち着いていられるか!!


「紫苑、鎮静剤! 鎮静剤!」

「ここにっ!」


ああん!? なんだ!?


「せ・ん・ぱ・い? おちついて下さい」

(えっとですね。抄華が鎖骨見えてるパジャマを着ています。ズボン着てません。かなりかわいいです。エロエロです。ロリロリです。By作者)


…………。


「もう一度言う。桜田はどこだ」

「ってあんなので落ち着くの!?」


つっこまれて当然だがな。まぁ。そこは流して、と。


「もう一度言う。桜田は、どこだ。お前らが闇黒生徒会とか言う輩か?」

「…黙秘権を」

「行使はさせんぞ。桔梗」


そう言って出てきたのは…コガセン?


「どうやってここに…」

「屋根裏もきちっと監視しておかないとな。柊」


そう言って桔梗とか言う奴に向き直り、


「あんたの面は割れてんだよ。桔梗。はなしな」

「…黙秘権を」

「はなしな」

「喜んで!!」


…誰だって首筋にダガーナイフを当てられたら話すよな。



〜数十分後〜


コガセンが放送室の外で待てといわれて数十分後。

神妙な面持ちでコガセンが出てきた。


「コガセン?」

「どうしたんですか?」


そして放った一言は…。


「おまえら。急いで校内にいる奴らを避難させろ。校内に爆弾が仕掛けられてる」














「うりゃあぁあぁぁあぁあぁあぁあぁ!!」


ばたっ。

これで何人倒したんだろう。

あの子の元にはまだたどり着けない。

それどころか、逆に遠のいているような気がする。


「くぉんのくそがきゃああぁぁああぁあぁああぁあぁぁあああぁぁああ!!!」

「でぇやぁ!!」


ばきっ!

相手の顔に右ストレートが入り込んだ。上手くいった。

でもあの子の元にはたどり着かない。



「ハル…教えてくれ…」


雁岨という女はハルに優しく語りかけた。


「鋼流拳法の奥義書はどこにある?」


そしてハルは唇を小さく動かし、そして話した。


「知ら……ない……」

「そんなことはない」


雁岨は言った。


「お前しか知らないはずだ。言ってくれ。鋼流拳法の奥義書はどこにある?」














「井宮さん! あれ!」

「お任せ下さい。紫苑様」


(あれ? これわたし目線?)

そしてそこには桔梗が持ってきていた白い箱があった。

井宮がそれをあけると、機械仕掛けの爆弾…それにはカウンターが付いていた。

要するに、時限爆弾。

………………………………。

たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた大変だっ!!


「い、いいいいいいいいいいいいいい井宮さん! は、早く! 早く避難を!!」

「避難するのは紫苑さまだけで十分です」


そう言って井宮さんはいつも下げているでかいがま口ポシェットからさまざまなもの…はさみやペンチなどを取り出した。


「この程度。解除するのにそう時間はかかりません」

「でもっ! これの解除に失敗したら校内に仕掛けられている爆弾全部が爆発するんだよ!?」

「生徒、ならびにその他の人々の避難は済みましたか?」

「うんすんだよ! だから私たちも早く逃げよう?」


そして井宮さんを連れて行こうとすると…あれ?


「何で私校門に?」


疑問に思っていると警察の人に、


「きみ! 生徒会の人だね? 早くほかの人を避難させて!!」

「あ、ハイ!」


あれ? そういえば会長は?


「会長は桜田さんを探しに行った」

「そんなっ!? どこに?」

「なんか黒い服着た私たちと同じくらいの男子が言ってきたんです」

「へ?」


だれ?














「ここか…」


おれは学校の理科室の準備室の中にある隠し階段をつたってやってきた。そこは桜ヶ丘高校旧校舎だった。


「…まさか、もう一度・・・・使うことになるなんてな…」


そう言って俺は秘刀、孫の手を取り出して、右手に持った。

すると孫の手はいつの間にやら一振りの刀に変化した。


「…護り刀、色即是空開放」


そして旧校舎の中へと入っていった。

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