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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
春の章 ~そしてまわりだす~
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百三十三日目、神出鬼没

神出鬼没しんしゅつきぼつ……非常にすばやく自在に現れたり隠れたりすること。また、出没が思うままで居場所が容易にわからないこと。

鬼神のように自由自在に出没するという意から。変幻自在な行動の形容。


さて。そろそろこの話もラストスパート。皆さんお待ちかね。あいつが出てきますよ。主人公? ああ、出てきますね。やっと。

んー……なーんか。

体が、ふよふよするー……。

まるで浮いてる感じみたいー。……って、


(「実際UITERUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!?」)


え? 何!? 何これ何これ何これ!? 私ついに死んじゃったの!? そんな!? 「俺たちの戦いはこれからだ!」的なあの終わり方!? 違うだろ! まだ終わったらいけないだろ! しかも私主人公なんですけど! 主人公が死んだまま進行する小説なんざ聞いたこともないよ! 作者はアホか! アホなのか! いや思い返してみたらアホだったよこんちくしょう!

(落ち着け主人公(笑)。まだお前はしんじゃいねぇよ。By作者)

作者か! というかその前にその(笑)ってなんだ(笑)って! つけるな! 小説家にあるまじき行為をするな! ド畜生が!

(ごめん★By作者)

B★○Sかこの野郎! というか、どうなってるんだ、これ! 私動かないしむしろなんか体ふよふよした状態で空中待機なんて聞いたことも感じたこともないよ!

(まあまあ。実際、お前さんは死んじゃいない。それよかあと数分待ってろ。出番があるから。By作者)

ここぞとばかりに締め切りやがった……しかも無視してやがるし……。

まあ、あと数分、ていっても周りを見るくらいだし……って、うぉう!?

な、なんか私の体が訳のわからん病院なんかでつけられそうなセンサーがたくさんつけられてる!? 何あれ!?

ていうか今気づいたここどこだ!? 私は死んでるのか!? いやさっき死んでないって作者が言ってたから死んでないのか。

と、とにかく落ち着かねば……。

ん? だれか近づいてきた。


「……桜田、ハル……」


あ、あれはいつぞやの春山基! ぎゃーやめろ! 私のほっぺたをなでるな! こっちくんな!

そう思って両手でぽかぽかたたいてみてもスカってるだけで全く気づかれてねぇ!?


「いよいよ……いよいよだ。僕の、僕の悲願が達成される……」


……彼岸?

僕の彼岸って、一体何よ? そんな訳のわからん事に私は使われたのか。

というかこの変な病院センサーを外してくれませんかね。マジで見てられない……って、私の体よく見てみれば白いワンピース一つ着せられてるだけじゃん! 寒っ!


「ああ……やっと……やっと……!」

「――――基ぃぃぃぃぃぃいい!」


超絶的な音声。こんな状態でも結構響いて聞こえます。

声でわかる。これはもうあれだな。うん。


(「会長――――!?」)


何で生きてんの!? え!? 死んだんじゃ無かったんですか!?

て事は何!? あのテレビ映像は何!?


「……また来たのかい? 夏木クン」

「ったりめぇだバーロォ。さっさと桜田返してもらおうか」


よく見てみれば会長、刀を持って基と対峙している。おお、横から見ればとても絵になる感じ。


「とにかく、だ。桜田は返してもらうぞ」

「……できない、といったら?」

「力ずくでも返してもらうにきまってんだろぉがぁぁぁぁ!」


会長思いっきり床を蹴って基のところに急接近! おお、すげぇ! 人間って頑張ればあんなところから跳躍できるのか! 今度やってみよう。

と思っていたら急接近は中程のところで急に止まる。

見るとシスターさんが会長を止めていた。野暮ったい服に身を包んでいますが、結構いい体型していると思いますよ? 彼女。5○5プロさん如何ですか?


「なっ……てめ」

「汝、主のところに届かせない」

「くっ……こぉの!」


そのまま会長は無理に通ろうとしたんだけど、ラリアットを見事決められ跳躍する前の位置に戻されてしまった。すげぇな、あのシスターさん。


「妃。僕の用事がすむまで、彼と遊んでおいて」

「主の御心のままに」


そう言ってその場を動かない。会長はむせながら立ち上がり……。


「ど……け……!」

「汝、それを望むなら私と戦いなさい」

「へっ……やっぱ……そうなるか……!」


そう言って会長が刀を構えた時だった。

どこからか笑い声が。しかも結構高い。

え? 何? どこ? どこから?


「光あるところに闇がある! 闇があるところに光ある! 破壊の前に創造を、無礼の前に礼儀を、雨の前の晴れ、上げ続ければきりがないので以下省略!」


こ、この意味のない無駄に長ったらしい前口上は……!


「とにもかくにも、かっこいい奴の真の登場! 読者の皆さん待たせたな! 私がいないと真のグランドフィナーレにはたどり着けない! 止まっているRPGも私の出現が実はクリア条件!!」


嘘ぉ!?


「嘘だが」


嘘かい!!


「さぁ、真のエンディングを、君は今、目撃する! 迷宮だらけのスーパーヒーロー!! その名も……」


「とぅっ」というかけ声と共に地面からよっこらしょと出てくる。


「いや、そこからかよ!?」

「予算無かったからね。削減のためここからです」

「生々しい!!」


ぴっちりとした服についた埃を払いつつ、マントをバサァッとなびかせ、高らかに叫んだ!!


「K☆I☆Z☆Aキザ仮面!! ただいま参上!!! あなたの街に正義は不足していませんか? 回覧板から犬の散歩、はてまた解体工事、テロ行為、かつ上げ無銭飲食等々、仕事をいつでも募集しています! 誰か私に仕事を! ギブミーワーク!!」

「帰れ。」


そう言って蹴り飛ばす会長。


「あん。激しい! しかし今回マゾに目覚めている暇はない! 夏木くん、私も加勢しよう!」

「めっちゃ足手まといそうな奴が加勢した!!」

「はっはっは。正直な感想ありがとう! 安心したまえ。私は役に立つぞ? なにせそこのシスターと一度やり合っているからな!」

「そっか、じゃあ頼む」

「ふっふっふ……任せたまえ。なぁに、あんな奴私にかかれば5分と持たない……ってもういねぇ!?」


あんたの話が長すぎるからだろ。

って、まだ引っ張るのかよ!? そんな装備で大丈夫か? 

大問題だ。どうにかしてくれ。


っつーわけで今しばらくのおつきあい、お願いします。

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