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桜ヶ丘高校生徒会役員  作者: 嫁葉羽華流
春の章 ~そしてまわりだす~
134/151

百二十一日目、生徒会長夏木竜介の暴走(激しめ)

えー、今回のお話には皆さんのお気を悪くするような内容がてんこ盛りです。イヤだというのであれば、即座にこのお話を読み飛ばしても構いません。

ええ。作者さんはスランプです。

そして作者さんはニコニコ動画を応援しています。頑張れ。

「ちわ~っす……」

「ハイどうぞぉ……って、夏木君どぉしたんですかぁ? そんなに疲れた感じでぇ?」

「最近からだがだるいんですよ……歳っすかねぇ?」

「まだ夏木君はぴちぴちの十八才でしょぉ? 栄養ドリンクがそこの棚にありますから『ハイポーション』のんでてくださいねぇ」

「ハイポーション!? あるんですか!? てか伏せ字にはならないんですか?」

「知ってる人なら知っている。それがハイポーション」

「何ですかその薬品のCMっぽい謳い文句は。……まぁ、良いですけど」


思えば、このときからすでに事件は始まっていた。

まさかこのときからとは、私ですら思っていなかったのだ。

そのまま一度二度くらい夏木君がのどを鳴らす音が聞こえてきました。

そしてそれがおわって数秒した後……。

ぱりんと瓶が割れる音。

何事かと夏木君の方向を見やってみると、


「……ぉぉぉぉぉぉぉ……」


なにやら気合いだめをしているようなポーズのまま固まっています。

そして!


「……×××××(作者判断での自主規制)してぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「えぇぇ!?」


ちょ、さすがにそれは無いのでは!? 私は出来ないとして、伊賀先生……も出来ないか。あ、桜田さんとかだったら……。

とか考えていたら、


「うっほほぉぉぉぉい!!」

「いやぁぁぁぁ!?」


と、飛びかかってきたぁ――――!?

そしてそのままマウントを取られて


《ただいま、現状に非常にふさわしい映像が流れております。しばらくお待ちください》


そのまま乱暴者は保健室のドアをぶち破りどこかに行ってしまいました。

……もう、お嫁に行けない……。

私は着崩れた服を直しながら泣いた。


※――――


WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!


俺は! 今! ものすっっごく気分がこうっようしている!!!


何でだろう!? 何でだろうな!? 何でなんだろーう!?


※――――


「わ、わ、わ、わすれもの~」


皆さんこんにちは。乍乃です。

ちょっと生徒会室にP○Pを置いてきてしまったので取りに行っています。

え? やってもいいのかって?

……会長さん自体が適当になってますからね。

まぁ、咎められたりもしていないですし、良いのでは


「うきゃーっ!?」


な、ななななな何ですか!? 今のは!? 思わず途中のセリフが消えちゃうくらいの勢いでしたよ!? 最終鬼畜全部谷○が本当にあったんですか!?

そんなことを気にしながら私は過ぎ去っていった方をおそるおそる見てみると……。


「ひぃっ!?」


なにやら黒いものが


《ただいま、現状に非常にふさわしい映像が流れております。しばらくお待ちください》


…………。

うぅっ……。


お、お嫁に行けない身体になっちゃいました……。


※――――


「遅いなぁ……雫ちゃん……」

「何があったんでしょうか……」


二人でばばぬきでもしながら時間をつぶしていたとき、


どばっこぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


「わひゃぁぁ!?」

「おおおぉぉぉぉ!?」


ドアが粉砕された!?

何? 敵襲!?


「抄華ちゃ」


私は抄華ちゃんの方に振り向いてみると、


《ただいま、現状に非常にふさわしい映像が流れております。しばらくお待ちください》


「って、なにやらかそうとしてるんだあんたはぁぁぁぁ!!」

「フゲラップゥァ!!!」


急いで上に乗っかっていたバカを蹴り倒し、そのまま二、三発いいのをやった。

そして抄華ちゃんを急いで抱き起こした。


「抄華ちゃん、大丈夫!?」


抄華ちゃんはかたかたふるえながら


「怖かったです怖かったです怖かったです……」


うわごとのように呟いていていた。


※――――


後に判明したことだけども、どうやらまたしても清水先生の薬が原因だったらしい。

まぁ、会長が『ハイポーション』と『HIGH!! ポーション』を間違えて飲んだことが原因だったのだが。


え? 会長はどうなったのかって?


「……俺、何か悪いことしたかな」


校旗掲揚台につり下げておきました。ええ。逆さ吊りで。

彼女は気付いていない。

彼も気付いていない。

それ故に、それは不快だった。

なぜ自分に注目してくれない? なぜ自分を追いやろうとする?

それは、彼女に憎悪し、

彼に、恋慕を抱いた。

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